見出し画像

宇宙人親子

こんにちは。id_butterです。

もはや定番となった宇宙人長女の最近を書いてみる。

以前にも書いた、宇宙人長女の天敵であるところの ”いじめっ子”ちゃんは、たびたび我が家の話題に上がる。

あんまり話に上がるので、そんなに気にしているってことは好きと変わらないよ、と彼女に話したこともある。
あなた宇宙人にとって一番どうでもいい人は、話にも上がらない、ママが名前も知らないクラスメートの子達だよ、とかそういう話。
きらいって言うたびに、あなたの人生に彼女を関わらせることになる。
それでもいいのならいいのだけれど、どうなの?とか。

そして、先週の話。
コスモちゃん宇宙人がきらいなのは、いやなことを言われるからなの?いやなことを言われないならきらいじゃないの?」
と、投げてみた。

その答えを聞いたのが、たぶん昨日だった。

「わたしがきらいなのはね、いやなことを言われることじゃないの。
Lちゃんいじめっ子の言葉は、すごくいい言葉なのに全く別の何かがこもっていていやな気持ちになるんだよ。」

衝撃を受けた。
わたしが最近考えていたこととまったく同じだったからだ。

そういえば、先週言っていた。
Lちゃんいじめっ子はね、Mちゃん長女の友達に一緒に遊ぼうとか言って約束した後に、他のひとにMちゃん長女の友達の悪口を言っていたりするんだよ。」

それは、そうだろうな。
悪口を聞いてから、その子の言葉を聞いたら、言葉は嘘になって聞こえてくるだろうな。
その違和感を一週間後に言葉で表現し直した目の前の小学3年生を正直すごいなと思った。

わたしは、娘を抱きしめながら話した。

「ママもさ、最近同じこと思ってた。
わかっちゃうよね。ありがとうとかかわいいっていう綺麗な言葉の中に、別の気持ちがこもってるってわかっちゃうってことでしょ?」

「そうなの。ひとの気持ちがわかっちゃう時があるんだよ。」

あぁ、このこはわたしと同じだとなんだか涙がこみ上げる。
わたしも、そうだった。
彼がしゃべる言葉と中身が全然違うことに傷ついた。

「それって、すごくいやだよね。怒っている人に怒られてもいやだけど、それはいいんだよね?嫌われることがいやというわけでもないよね?」

「それはしょうがない。」

「ママと一緒だね。
ママはそれはきらいだから、最近気をつけてお話ししてるんだ。
ひとは変えられないけど、自分はちゃんと口に出している言葉と中身をなるべく一緒にしたいなと思ってる。」

「ママはいつも外と中が一緒だね、そういえば。
怒ってるときは中も外も全部怒ってる笑」

先ほどはちょっとさみしそうだった宇宙人長女はもう笑っていた。

わたしたちは、宇宙人の親子だ。
いつまでも地球の普通に慣れないままに、いちいち傷ついている。
でもだから、ふたりでよかった。

サポート嬉しいです!新しい記事執筆のためシュタイナーの本購入に使わせていただきます。