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鑑賞作品記録

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鑑賞した映画、本の感想記録
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#映画

「バッドマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」

「バッドマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」

バッドマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 を鑑賞
2016年公開 ザック・スナイダー 監督作品

「マン・オブ・スティール」に引き続き、
「DCエクステンデッド・ユニバース」の第2作目である

前作のクライマックスからの続きなので、物語の世界観に入るのには苦労しなかった

「マン・オブ・スティール」の中で起こったことを別視点から捉えると、
確かにスーパーマンに対して憤りを持つ人間は現れるのは

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「マスク」

「マスク」

マスク を鑑賞
1995年公開(日本) チャールズ・ラッセル 監督作品

ダークホースコミックスの「マスク」が原作となっている

誰もが知っている映画で、
幼い頃から金曜ロードショーなどで何回かやっている印象はあったものの、きちんと観たことがなかった

幼い頃から、とは書いたものの、実際に公開年数を調べて驚いた
こんなに前の映画だったとは思わなかったのである

コメディ俳優としてジム・キャリーを一

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「マン・オブ・スティール」

「マン・オブ・スティール」

マン・オブ・スティール を鑑賞
2013年公開 ザック・スナイダー 監督作品

「DCコミックス」のアメリカン・コミック「スーパーマン」の実写映画であり、
「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの第1作目である

「スーサイド・スクワッド」を見たくなったのだが、
どうせだからシリーズの1作目から観ようと思い、鑑賞した

「スーパーマン」自体はとても有名でもちろん知っている
しかし実際それに関

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「彼らが本気で編むときは、」

「彼らが本気で編むときは、」

彼らが本気で編むときは、 を鑑賞
2017年公開 荻上直子 監督作品

LGBTと家族のあり方をテーマにした映画
公開されたときに生田斗真のトランスジェンダー役が話題になったことを覚えている

LGBTについては昨今はだいぶ和らいできたとは思うが、
日本は他国からすればとても遅れているというイメージを持つ
差別や偏見は今なお、酷いものがあるのだと思う

そういった部分がリアルに表現されていて、

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「女子ーズ」

「女子ーズ」

女子ーズ を鑑賞
2014年公開 福田雄一 監督作品

最近重めの映画が多かったので
笑えるコメディ映画を観たかった

監督は「銀魂」や「今日から俺は!!」で有名な福田雄一
さすがコメディの奇才、手放しで笑わせてくれる

選ばれた女子から結成された、戦隊ヒーロー「女子ーズ」が片手間で地球を守る
そのメンバーは今も一線で活躍する有名女優の方々だ

掛け合いの間合いも良く、テンポが良い
女子ーズの中で

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「悪人」

「悪人」

悪人 を鑑賞
2010年公開 李相日 監督作品

ズシン、とくる映画だ

以前、同監督の「怒り」を観た時もそうだったのだが、本当にズシンとくる
「怒り」を観た時に絶対にいつかこの映画も見ようと思っていた

終始不穏な雰囲気で、序盤から常にいつかどこかで何かが始まってしまいそうだった
絶えず流れる緊張感が伝わる
そんな中で、罪を犯してしまう男性とその男性を愛してしまう女性

どう表現すればいいのか分

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「ICHI」

「ICHI」

ICHI を鑑賞
2008年公開 曽利文彦 監督作品

前情報なくただ何となく観てみようかなと思ってだったので、
「座頭市」の女性リメイク版だということを後から知った

といってもその「座頭市」も観たことが無いので別に何ということもないのだが

主演の綾瀬はるかは瞽女と呼ばれる盲目の女性という難しい役柄だったと思うが
イメージに無い、笑顔を見せない孤独で強い女性の姿を見た

加えて、アクションのイ

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「恋は雨上がりのように」

「恋は雨上がりのように」

恋は雨上がりのように を鑑賞
2018年公開 永井聡 監督作品

眉月じゅんによる同名漫画の実写映画である

正直、中高校生の恋愛を描いた漫画の実写化はどうしてもむず痒くなり、苦手だ
しかし最近偶然なのだがこの漫画の情報などを目にする機会が多く、
内容やキャスト的にもそんなに甘ったるくはないかなと思い、鑑賞を決めた

実際、甘い恋愛映画というよりは、爽やかに日常が描かれている
高校生の恋愛や青春を

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「検察側の罪人」

「検察側の罪人」

検察側の罪人 を鑑賞
2018年公開 原田眞人 監督作品

原作は雫井脩介の同名小説である

検察官にフォーカスを当て、社会問題や政権問題にも通ずるものが描かれていた
難しい内容であり、情報量が多い
自分自身の理解力や知識量が乏しいせいだが、
きっとまだまだ気付いていない伏線などが多数盛り込まれているのだろう

木村拓哉演じるベテラン検察官の最上
二宮和也演じる駆け出し検察官の沖野
2人のすれ違う

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「舟を編む」

「舟を編む」

舟を編む を鑑賞
2013年公開 石井裕也 監督作品

原作は、三浦しをんの小説である

日本アカデミー賞最優秀作品賞など様々な賞を取っている、有名作品だ

随分前だが、紙辞書を使っているときに辞書作るって大変そうだなあ、とぼんやり思ったことを思い出した
一部ではあるが、製作工程をこの映画の中で実際に目の当たりにすると想像以上だ、と思った

新しい辞書「大渡海」を作る

真面目が取り柄の「馬締」が

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「箱入り息子の恋」

「箱入り息子の恋」

箱入り息子の恋 を鑑賞
2013年公開 市井昌秀 監督作品

ピュアな恋物語
終始ほのぼのと進んでいき、2人を応援したくなる

星野源は大ヒットした「逃げるが恥だが役に立つ」でも同じような設定の男性を演じていたが、
恋愛経験の無い男性の女性や恋愛に対して不格好な様を表現するのが上手い

障害を持つ娘の両親
生真面目で内気な息子の両親
それぞれの少し過保護気味な両親もいい味を出している

我が子が心

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「THE有頂天ホテル」

「THE有頂天ホテル」

THE有頂天ホテル を鑑賞
2006年公開 三谷幸喜 監督作品

ごちゃごちゃではちゃめちゃ
色んな場所で色んなハプニングが起こって収集がつかない
だけど最後にはなんだか全部いい感じにまとまっていく

なんとも三谷幸喜監督らしい作品だと思う

キャストはもう本当に超豪華
主役級の俳優たちがごろごろ揃っていて層が厚い

大晦日の夜の一流ホテル
どんどんと巻き起こるハプニング
従業員から滞在客、それぞ

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「フォーカス」

「フォーカス」

フォーカス を鑑賞
2015年公開 グレン・フィカーラ ジョン・レクア 監督作品

なんとなく選んで観た映画
何の前情報もなかったので純粋に楽しめた

映画が始まってすぐに流れる音楽がお洒落でかっこいい
この映画の中で流れるBGMはどれもお洒落で素敵だった

なにはともあれ、この映画のウィル・スミスがめちゃくちゃセクシーだ
個人的にだが、ウィル・スミスといえばアクションものの、どこかファニーな肉体

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「ここは退屈迎えに来て」

「ここは退屈迎えに来て」

ここは退屈迎えに来て を鑑賞
2018年公開 廣木隆一 監督作品

何を見ようかと動画配信サイトを見ていて、なんだか導かれたように感じた映画だった

最近、というより本当に今、タイムリーで思っていたことがそのままタイトルになっていたように思えたのだ

原作は2012年に刊行された、山内マリコによる同名の小説である

一見繋がりが無いような人物たちの何気ない日常を映し、
過去から現在、現在から過去と

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