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#恋バナ
高校生の私が、先生と付き合った話13
今朝はいつも一緒に登校している美香子はいないので、1人で学校まで15分ほど歩きます。
駅前の大通りから一本横に入ったところにある商店街を抜けて、少し先の角を曲がると飲食店や小さい会社が立ち並んだエリアに入ります。
私は何をするわけでもなく、ただいつものように歩いているだけでした。
ふと、私の背後3メートルくらいにゆっくり近づいてくる人の気配を感じました。
ああ、友達が驚かそうとしてるな。気づかな
高校生の私が、先生と付き合った話11
1学期終業式の前日。
わたしはここ数日間、悩みっぱなしでした。
明日はもう『鈴木先生の誕生日』だったからです。
なにをすればいいのか悩みすぎて、とうとう前日までなにも用意できずにいました。
何かを買うにしても今日の下校時しかチャンスはありません。
「おめでとう」の一言でもじゅうぶんなんだろうけど、それじゃあ味気ない?どうせなら他の子たちと差をつけたいところだなと思っていました。
(まぁライバ
高校生の私が、先生と付き合った話9
梅雨に入った6月下旬。ある日の帰りのHR。
「矢島さんはHRが終わったら職員室に来てくださいね。ハイ、解散」
林先生はそう言うと颯爽と教室をでていきました。
「なに、あずみ。なんかやらかしたの?」
「いや・・・心当たりはないけど」
なんだろなー、と考えつつ職員室の林先生のところを訪れました。
ドアを開けて、いつも1番にチェックする鈴木先生の姿はまだありません。
林先生に声をかけると、引き出し
高校生の私が、先生と付き合った話8
完全に元彼のことが吹っ切れたわたしは、週1回の体育の授業の時間だけでは満足できず、お昼休みなどに職員室まで鈴木先生に会いに行くようになりました。
マンモス校だったので職員室もとても広く、生徒の出入りもかなりあったので、先生と生徒が雑談していてもあまり目立つ感じはしなかったかなと思います。
とはいえ、さすがに1人で毎日行くと周りにはおろか本人にも好きバレするので、毎日行きたいところを週3くらいで