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高校生の私が、先生と付き合った話1
はじめまして!あずみと申します。
現在、ゆる~く生きてるアラサーです。
現在は保育関係の仕事をしています。
ずっと書きたかったお話をここに残そうと思います。
人物名・団体名・土地名等、身バレ防止のためフェイクを入れますがすべてわたしの実体験です。
内容はタイトル通りです。
世間的にはあんまりよろしくない関係(なのかな?)なので不快に感じる方もいると思います・・・
けれど、わたしにとっては青春のすべてでした。
拙い文章ですが、興味ある方はぜひ読み進めてみてほしいです。
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最近、高校時代の友人たちと集まる機会があり、久しぶりに母校を訪問し懐かしい校内を見てまわりました。
紺色のブレザー、階段をかけ上る足音、お世話になった先生たち。
その懐かしさに、なんだか涙がこぼれそうになりました。
いろいろ見てまわって、最後に体育館に寄ることになりました。
校舎と体育館をつなぐ少し暗い渡り廊下を抜けて、ひんやりとした重い鉄のとびらを開けると2階の観客席に出ます。
フロアではバレー部とバスケ部が練習していて、ボールが跳ねる音や生徒たちの声が響いていました。
2階の観客席、聞こえてくる音、だんだん外が暗くなるこの時間。
10年以上ぶりの母校で、1番懐かしさを感じた瞬間でした。
こんなことを言っているとバレー部かバスケ部OGなんだなと勘違いされそうだけど、私は高校3年間は帰宅部でした。だけどしょっちゅう学校に残り、そこにいました。
ただ鈴木先生を見ていたかった。
鈴木先生は親友の担任で、バレー部の顧問でした。背が高くて、背中がおっきくて、低い声がとっても落ち着く。温厚な人柄、そのせいか生徒にはいじられがち。でも包容力があるというか・・・とても素敵な男性でした。
*
わたしが高校3年生の4月。始業式の日。高校生活も残り1年。
毎日登下校を一緒にしていた親友の大原美香子とクラスが離れ、教室もかなり遠くなってしまいました。
帰りのHRが早く終わったほうが、教室まで迎えに行く約束をしました。
わたしの担任はどうやら話が長いタイプのようで、これは美香子が毎日迎えにくるパターンになるなぁと思いました。
授業が始まって何日か経った日。
担任がお休みしていて、代打の先生がHRをしてくれ、かなり早くに解散になりました。
約束通りに美香子の教室の前まで行きましたが、さっきまで体育の授業だったようでまだ着替えの途中でした。
待つあいだに携帯をいじって暇つぶししたかったけれど、校内での使用は禁止されていました。
もう窓の外を眺めることくらいしかできることはありません。
ぼけーっと中庭を歩く人たちをながめていると、コンコンっと教室のドアをたたく音がしました。
振り向くと、背が高くて、ジャージを着ている男の人がいました。
その人は「もう入っていいかー?」と教室内の生徒たちに呼びかけています。
『ああ、この人が美香子の担任の鈴木先生か!』とすぐ分かりました。
担任ってどんな先生だったー?という話をしたときに美香子が言っていた特徴そのまんまの人でした。
これが初めて鈴木先生の顔と名前が一致した日でした。
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