あずみ

【実話◎高校生の私が、先生と付き合った話】当時の日記と記憶を掘り起こして書いています。…

あずみ

【実話◎高校生の私が、先生と付き合った話】当時の日記と記憶を掘り起こして書いています。ちょっとだけフェイクあり。 *保育関係勤務*地方在住*趣味は手芸、漫画を読む、コスメ集め。たまーに趣味のことを書くかも。

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  • 高校生の私が、先生と付き合った話

    わたしの高校生だったときの実体験です。

最近の記事

高校生の私が、先生と付き合った話18

真由にメモ渡せたことを報告すると「すごい!頑張った!」とすごく褒めてくれたのでやり切った感で満ち溢れていました。 連絡先を渡したことで避けられるようになったら・・・と怖くなったりもしましたが行動したことに後悔はありませんでした。 その日の夜。 鈴木先生からのメールを待つわたしはソワソワしっぱなしでした。 ご飯ものどを通らず、まったく寝付けず・・・それでもメールは来ませんでした。 センター問い合わせ(アラサーすぎる笑)したり、迷惑メールのほうに紛れ込んでないか何回も確認

    • 高校生の私が、先生と付き合った話17

      なんだかんだで行動しないわたしを見て、真由に「情けないねえ」と言われてしまいました。 (詳しくは書いていないのだけど・・・真由にも遥香にも鈴木先生のことが好きなのはバレてた。分かりやすすぎたらしい笑) 「女子高だからか知らないけど、うちの学校って先生と生徒が結婚してるパターン多いじゃない?在学中から交際してたってことはないだろうけど・・・まぁあっても言わないだろうけど(笑)成功例たくさんあるんだから、やれるだけのことはしてみたら。守りに入ったって意味ないし。あっちは何もして

      • 高校生の私が、先生と付き合った話16

        ダメ元でいいから、鈴木先生にアドレスを聞くことをゴリ押しされたわたしは「タイミングがあれば聞いてみるけど」とはぐらかしました。 鈴木先生にアドレスを聞くなんてそんな勇気はわたしにはありません。 学校の外でも繋がっていたいと言ってしまっているわけで・・・もはや告白と同じです。 同世代の彼氏や好きな人とメールをして、一喜一憂する周りの子がとても羨ましく思えました。 * そうこうしている間に夏休みが終わり、通常の授業が再開されました。 相変わらず職員室を訪ねたり、鈴木先生

        • 高校生の私が、先生と付き合った話15

          夏休み。8月上旬。 わたしは楽器練習室にこもってピアノの練習をしたり、宿題をしたりでなんだかんだで充実した日々をおくっていました。 お昼ご飯の時間になると、学食や職員室に行って鈴木先生がいないかチェックしていましたが、ほとんど会えることはありませんでした。 バレー部が遠征合宿のときは確実に会えないので、学校に行かない日ももちろんありました。 一方で、卒業公演で名作ミュージカルを取り入れた演目をコース全員ですることになっていたので、衣装を早めに作っておくことになっていまし

        高校生の私が、先生と付き合った話18

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        • 高校生の私が、先生と付き合った話
          17本

        記事

          高校生の私が、先生と付き合った話14

          母とバレー部の見学に行くことになりましたが、鈴木先生も三者面談があるので体育館にはいない可能性が高いなと思いました。 それでも、少しでも会える可能性があるのなら行く価値はじゅうぶんにありました。 鈴木先生の顔を見て、このモヤモヤ・ザワザワした心を落ち着けたかったのです。 あと、普段の鈴木先生の様子はたくさん見てきたから知っているけれど、部活の指導となると厳しい面もあるだろうし・・・まだ知らない姿を見たくてたまりませんでした。 これまでも何回もバレー部の練習を見にいこうかな

          高校生の私が、先生と付き合った話14

          高校生の私が、先生と付き合った話13

          今朝はいつも一緒に登校している美香子はいないので、1人で学校まで15分ほど歩きます。 駅前の大通りから一本横に入ったところにある商店街を抜けて、少し先の角を曲がると飲食店や小さい会社が立ち並んだエリアに入ります。 私は何をするわけでもなく、ただいつものように歩いているだけでした。 ふと、私の背後3メートルくらいにゆっくり近づいてくる人の気配を感じました。 ああ、友達が驚かそうとしてるな。気づかないフリしといてあげよ(笑)と、そのまま歩き続けました。 すると次の瞬間、すごい

          高校生の私が、先生と付き合った話13

          女子高生の私が、先生と付き合った話12

          鈴木先生のクラスにダッシュで行くと、そこには姿が見えず、そのクラスが担当してそうな近くの空き教室を探してまわりました。 やっと鈴木先生を見つけ「先生ー!」と声をかけました。 「先生って始業式終わったあとに職員室寄りましたか?」 「体育館から直行してきたから寄ってないよ」 「よかったー。あの、お誕生日おめでとうございます!机の上に誕生日プレゼント置いてるんでもらってください!」 「えっ!そうか、今日誕生日だったか」 「忘れてたんですか?」 「この年になるとそんなもんよ。あり

          女子高生の私が、先生と付き合った話12

          高校生の私が、先生と付き合った話11

          1学期終業式の前日。 わたしはここ数日間、悩みっぱなしでした。 明日はもう『鈴木先生の誕生日』だったからです。 なにをすればいいのか悩みすぎて、とうとう前日までなにも用意できずにいました。 何かを買うにしても今日の下校時しかチャンスはありません。 「おめでとう」の一言でもじゅうぶんなんだろうけど、それじゃあ味気ない?どうせなら他の子たちと差をつけたいところだなと思っていました。 (まぁライバルはいないようだけど...) その日の美香子との帰り道。 (美香子は唯一、わた

          高校生の私が、先生と付き合った話11

          高校生の私が、先生と付き合った話10

          それからも職員室に通ってみたり、積極的に話しかけてみたりしていました。 ファンということを公言しているとはいえ(もちろん本人も知っている)、かなりの出現率だったと思います。 いま先生の立場になって考えると、「こんな生徒いたら怖いわ・・・」と思ってしまいますが、当時はまだ子供すぎたのでそんなことは思いつきもしなかったです。 鈴木先生も嫌な素振りは一切なかったし(それも仕事のうちだったろうし)、いつだって優しかったからよけい気づけなかったのかもしれません。 * 梅雨が明け

          高校生の私が、先生と付き合った話10

          高校生の私が、先生と付き合った話9

          梅雨に入った6月下旬。ある日の帰りのHR。 「矢島さんはHRが終わったら職員室に来てくださいね。ハイ、解散」 林先生はそう言うと颯爽と教室をでていきました。 「なに、あずみ。なんかやらかしたの?」 「いや・・・心当たりはないけど」 なんだろなー、と考えつつ職員室の林先生のところを訪れました。 ドアを開けて、いつも1番にチェックする鈴木先生の姿はまだありません。 林先生に声をかけると、引き出しから分厚い書類の束を出し、わたしに手渡しました。 「はい、これ。卒業公演で使う

          高校生の私が、先生と付き合った話9

          高校生の私が、先生と付き合った話8

          完全に元彼のことが吹っ切れたわたしは、週1回の体育の授業の時間だけでは満足できず、お昼休みなどに職員室まで鈴木先生に会いに行くようになりました。 マンモス校だったので職員室もとても広く、生徒の出入りもかなりあったので、先生と生徒が雑談していてもあまり目立つ感じはしなかったかなと思います。 とはいえ、さすがに1人で毎日行くと周りにはおろか本人にも好きバレするので、毎日行きたいところを週3くらいで(それでも多い?笑)友達と2人で行っていました。 友達には「鈴木先生のファンだか

          高校生の私が、先生と付き合った話8

          高校生の私が、先生と付き合った話7

          それからしばらくは学校で鈴木先生を見かけるとドキドキして、ふとした瞬間には彼と別れたことで心が沈んでの繰り返しの日々でした。 (なんだかんだで思い出してしまう) * 5月中旬。 鈴木先生の体育の授業がある日。 朝から心がどんよりしてしまい、とてもじゃないけれど授業を受ける気が起きず・・・体育の授業は見学させてもらうことにしました。 まるで抜け殻のようなわたしはイスに座ってボーッとするしかできません。 そうするとさらに憂鬱な気分になっていきました。 自分の気持ちに気づい

          高校生の私が、先生と付き合った話7

          高校生の私が、先生と付き合った話6

          彼氏とどんなに連絡が取れなくてもまともに会えなくても、それまで【別れる】という選択肢はありませんでした。 でも鈴木先生への気持ちに気付いた時に初めて『もう別れなきゃ』と思ったのです。 わたしは携帯を手に取り、メールを打ちました。 _______ 別れてください。 _______ しかしすぐに送信ボタンを押すことはできず、ぼーっと携帯の画面を見つめました。 つらいこともあったけど、楽しいこともたくさんあったなぁと彼と過ごした時間を思いました。 さっき打ったメールに付

          高校生の私が、先生と付き合った話6

          高校生の私が、先生と付き合った話5

          鈴木先生にベッタリするアカリちゃんを見てしまい、胸がなんだか苦しくてスッキリしないGWが始まりました。 いてもたってもいられなくなり、アカリちゃんと仲の良い美香子にメールで聞いてみることにしました。 _______ 『アカリちゃんも鈴木先生ファンなの?』 『ファンではないね~』 『じゃあ、本当に好きとか?』 『そんなわけないじゃん(笑)アカリちゃん、ラブラブな彼氏いるよ』 _______ そのメールを読んで、よっしゃああああ!!とガッツポーズをしました。 とにかくアカ

          高校生の私が、先生と付き合った話5

          高校生の私が、先生と付き合った話4

          ゴールデンウィークが近づいてきた4月下旬。 いつものように帰りのHRが終わったら、美香子と一緒に帰るため教室まで迎えに行きました。 それまではただ「迎えに行く」だけだったのに、それに加えて「鈴木先生と絡めるかな?」と思うようになっていました。 でもこの時点では「男性として好き」とは頭にもありません。 まだ「大好きな先生!」という程度でした。 HRが終わると次々と生徒が教室から出てきました。 開いたままのドアの向こうに、生徒たちと話している鈴木先生が見えました。 声を

          高校生の私が、先生と付き合った話4

          高校生の私が、先生と付き合った話3

          少し脱線しますが・・・当時(高3春)わたしには中2の時から付き合っていた彼氏がいました。 同い年の彼は県下一の進学校に通っていて、難関大を志望していたこともあり、高2になったころからは勉強に大忙しな日々を送っていました。 彼の方から連絡が来ることはほとんどなくて、わたしも勉強の邪魔になったらいけないと我慢してほぼ連絡することはありませんでした。 したとしても、一方通行のメルマガ状態・・・返信はほぼなし。 デートできるのは彼のテスト終わりの数時間だけ。 みんな放課後にデ

          高校生の私が、先生と付き合った話3