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知恵

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この知恵はゲットしておきたい。もう一度見返したい。そんな記事を集めました。
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2024年1月の記事一覧

言葉は魔法(言葉は魔法・01)

言葉は魔法(言葉は魔法・01)

 言葉は魔法。
 言葉は魔法です。
 言葉は魔法でございます。
 言葉は魔法だ。
 言葉は魔法である。

     *

 こうやって並べると、それぞれずいぶん印象が違うなあと思います。

 私は「です・ます体」で書くときと「だ・である体」で書くときには違った自分を感じます。違った自分がいると言ってもかまいません。軽度の憑依(軽度を付けてもおおげさな言葉ですね)を覚えます。

 ようするに、人格が

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愛してやまない父親直伝のお雑煮

愛してやまない父親直伝のお雑煮

まえがき

 毎年大晦日になると、決まっておこなう事としてお雑煮の下拵えがある。
昨年17回忌を迎えた父親が毎年行っていたものを見よう見真似でずっと行っている。

ふと気がつけば、83歳で亡くなったから今年は生誕100周年なのだ!
早いものである。生きていれば今年6月6日で100歳。今更ながら、改めて生前もっと親孝行しておけば良かったとつくづく思う。

そんな父親直伝の味が我が家の雑煮。
嫁いだ娘

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白畑よし・志村ふくみ『心葉:平安の美を語る』(人文書院・平成9年)

白畑よし・志村ふくみ『心葉:平安の美を語る』(人文書院・平成9年)

みなさま、こんにちは。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は白畑さんと志村さんの対談集を取り上げてみます。

私自身、志村さんの御著書はよく拝読するのですが、白畑さんは今回が初めてでした。お二人については下記をどうぞ…。

●白畑よし(明治39年10月29日ー平成18年6月2日)
大和絵研究者であり、女性美術史家の草分け的存在。
詳細は東文研アーカイブズデータベースをご覧ください。
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まつのことのはのたのしみ その十四

まつのことのはのたのしみ その十四

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 初春の 初子のけふの たまばはき 手に取るからに ゆらく玉の緒

 あらたしき年がはじまりました。

 今年も読者の皆さまに吉き事の重なりますやうに、そしてわが国が真幸くありますやうに。そして、なによりも、私が私らしくゐられることを祈念しました。
 年のはじめは、久し振りのまつのことのはシリーズです。

 最初の方で、「和歌を暗記

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メモ・あやのん(さん)論・続

あやのんさんの記事は印字してあって、「あやのん(さん)論」を書くにあたって、一部が机の上に載ってゐた。
妻が、それを何気なく取り上げて読んでたので、
「文才、あるやろ?」
と尋ねたら、
「あるわね。私、上手いでしょって感じがなくて、でも、上手い」
と応へたので、我が意を得たりって思ってゐると、さらに、
「軽い感じで読みやすいけど、薄っぺらくない」
これは、以前も、わたしと同意見だと思ったこと。

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