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【共感覚/視覚からの聴覚】聴こえない音を拾うには?

ランウェイについての記事で私は「共感覚で奏でられている音に合わせて舞った」と書いた。

うまく拾えていないが私は視覚から確かに聴覚が反応している。
そして、聴こえない音色を日常的に奏でているのだ。
ランウェイの時、確かに奏でられる観えない音色に合わせ、舞った。
多くの照明から私は、彩り溢れる共感覚の世界を表現していたのだ。

私の視覚から反応する聴覚は、記事内のアプリでも見られた。
これをはっきりと出してこれる人は、作曲家など音楽関係の道に進む人も多いのだろう。実際に共感覚を活かして音楽の仕事をしているという人の話を聴いたこともあった。

しかし共感覚は本当に人によって違うため私は、「視覚から聴覚が反応している」ということまでしかわからない。

これは訓練すれば出してくることができるのだろうか。
私に観えているのは色の世界などの視覚情報ばかりで、どうして聴覚は拾って来れないのだろうか。

そもそも、共感覚のメカニズムとはどうなっているのだろう。

共感覚がなぜ生じるのか、メカニズムは解明されていないということですが、現在は大きく分けて2つの仮説があるといいます。

「脳の文字を知覚する部分と色を知覚する部分の神経が強く結ばれている」などといった異なった感覚の部分の間に強い結び付きがあるという仮説。

もう1つは、「脳に異なった感覚を統合する仕組みがあり、例えば聞いた音の感覚が本来なら流れない色の感覚の経路に信号として伝わる」という仮説です。
「5+3が7になるのはなぜ?共感覚という個性」より引用

私の聴覚反応は、この仮説の2つ目、「聞いた音の感覚が本来なら流れない色の感覚の経路に信号として伝わる」というものに当てはまりそうだ。

つまり、私が何かを見た視覚情報が→本来なら流れない音の経路に伝わる

この仮説に近いように思う。そしてその信号が私の場合はとてもとても小さくて拾ってこれない。

もう少し信号を大きくすることはできないのだろうか?
私は、私の奏でる音をもっと大きなボリュームで聴いてみたいと考える。

私は耳鼻科で調べたところ聴覚過敏で、小さな雑音や、人混みなどの混ざり合う音、ひどい時は家族団らんの入り混じる様々な周波数の声、テレビとゲームを同時にかけたときの混ざり合う電子音などを聴いていることが困難だ。

これはメンタルの安定度合いによって前後していることも自覚している。気分が落ち込んでいる時は、これらがより苦痛に感じる。

このような聴覚過敏があるのに、小さな共感覚の反応した音を拾って来れない。ということは普段から聴こえてくる音を拾う場所と、共感覚で反応する「音」というものは全く別の箇所から反応しているのだろうか。

これらは全て仮説にすぎず、確信が持てない。
私は自分の共感覚に対しまだまだ全てわかったわけではない。自分自身で実験し、仮説を立て、発見や動きを見つけていく。

脳科学の先生に、やはりもう一度話してみよう。
人に伝えるためには自分が深く理解しないといけない。

手探りだが追求していけば、「聴こえない音」を拾ってこれるかもしれない。私の奏でる透明の音はいったい、どんな音色なのだろう。


山口葵

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