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背中をおされた言葉たち

宮下奈都さんの「遠くの声に耳を澄ませて」の短編のなかで、主人公がパンを焼くお話があった。


世の中にはいろんなすごい人がいて、ぱっと思いつくアイデアのすごい人もいれば、
地道な作業を淡々とこなすパン屋の主人みたいな人もいる。
あたりまえといえばあたりまえなのに、ぱっとするほうに目を奪われて、パン屋の主人に気づかない。 少なくとも私はパン教室に参加しなければずっと見過ごしたままだったろう。

華やかな仕事だけではない。

地道にこつこつ続けていくことだって、
立派な働き方だ。

すごいことをしてるわけじゃないけど、
地道に頑張る自分をもう少しほめてあげてもいいかな、と思えた。



怖がっていたものの正体を見きわめられたなら、もう、新しい一歩を踏み出しているってことだ。

陽子ちゃんは道草をやめた。
簡単には近づけないものから目を背けるんじゃなくて、正面に見据えて半歩ずつでも近づいていく。
そういう覚悟を決めた んだろうと思う。


私が怖がってるものってなんだろう。
みんなは怖くないのかな。
怖がる必要はないのかな。

そんな怖いものの正体が見えたら、もうそれは怖くないのかもしれない。
正体が分からないから怖いのかもしれない。

それでも、そんなものに"半歩ずつでも"近づいていくって、素敵だなって思った。

私が向き合うべきものは。



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