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家族

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2024年5月の記事一覧

子の巣立ちを後押しする親、邪魔する親

子の巣立ちを後押しする親、邪魔する親

健康的な心を持つ親は、反抗期を迎えた我が子に手を焼きながらも、その反抗を子供の成長の証しと捉えます。

娘から「お父さんの汚れ物と私のは分けて洗濯して!」と言われたらショックですし、

息子から「うるせーな」と言われたらカチンとも来ます。

お父さんのお嫁さんになりたい、と言っていた娘が、たった数年で自分を、キモい、と言い、

キャッチボールをして、お父さんスゴい!と憧れの眼差しを隠さなかった息子

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君は恥ずかしい存在なんかじゃない

君は恥ずかしい存在なんかじゃない

もう15年程前になります。

私は当時、東京に住んでおり、事業に失敗して経済的にも精神的にも、どん底の状態にありました。

結果としては、この時のいわゆる、底打ち体験、があったから、自分と向き合うことが出来、

長く背負って歩いた、生きづらさ、を背中から降ろすことが出来た、と今は思っていますが、

当時は、苦しさの最中に在りました。

そんな時、同じく苦しみの最中でもがいている一人の男性と出会いま

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生きづらさを創り出す親子関係に欠けたもの

生きづらさを創り出す親子関係に欠けたもの

機能不全家庭に於ける親子関係は、
心理的には逆転しています。

確かに物理的には、
親が子を養育しています。

ご飯を与えるのも、服を買い与えるのも親ですし、住まう家も親が建てたか買ったか、賃料を親が支払っているか、です。

機能不全家庭だからといって、物理的には、健やかな家庭と何ら変わるところはありません。

だから、他所から見ると、機能不全家庭は、健やかな家庭と見分けがつきません。

むしろ、

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自罰の子、他罰の親

自罰の子、他罰の親

自分で自分を罰する人も、

他人を罰する人も、

原因は、心の中にべったりと張り付いている、「自分は無価値だ」という思い込みです。

その無価値感の重さに耐えかねて、その場にうずくまってしまえば、自分で自分を嫌い、自分を責め、自分を罰する人になります。

自分を罰する人は、心が晴れることがありません。
ただそこに存在するだけで、自分は無価値だ、という感覚に支配されているのですから、心が晴れる筈があ

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