記事一覧

オランダ・フランス旅行記2024⑥

今回はおそらく一連の旅行記の中で一番長い記事になってしまったはず…。それぐらい濃い一日だったのは言わずもがな。 そもそも今回の旅行でオランダの友達の元を訪ねる事…

ymn
7日前
7

オランダ・フランス旅行記2024⑤

5日目からはオランダを離れてフランス・パリへ。 今回オランダでお世話になったのは学生時代からの友達で、20代の頃2人共同時期にヨーロッパでワーホリ生活をしていたとい…

ymn
10日前
2

オランダ・フランス旅行記2024④

オランダ最終日はゴッホ美術館とアムス散策。 ゴッホ美術館は12年前、ドイツ・オランダ・ベルギーを一人旅した時に訪れた事があるんだけど、あの頃より遥かにゴッホへの愛…

ymn
12日前
2

オランダ・フランス旅行記2024③

3日目はデルフトの蚤の市と、ハーグのマウリッツハイス美術館へ。 デルフトはデルフト陶器という白地に青色の絵付けをした焼き物が有名で、毎週土曜日に蚤の市が開かれる…

ymn
2週間前
4

オランダ・フランス旅行記2024②

2日目はアムスを離れて、オッテルローにあるクレラー・ミュラー美術館へ。 早朝に中央駅のAlbert Heijin(オランダの主要スーパー)で買ったチーズ入りレーズンパン、冒険…

ymn
3週間前
7

オランダ・フランス旅行記2024①

「コロナが終息したら、円安が落ち着いたら、なんて言ってたら一生海外行けないじゃん!」と奮起して、昨年末思い切って航空券を取った。行き先は友達が住んでいるオランダ…

ymn
4週間前
6

今年もいざ参らん。

※盛大にネタバレを含むのでこれから鑑賞予定の方は要注意。 ・正直自分の中で前作があまりにも良すぎて、今作に関しては予告もチラッとしか見ず前情報ほぼ無しで行ったか…

ymn
3か月前
1

10年ぶりの魔法界

オープン後しばらくはごった返すだろうし、家から然程遠くないからいつでも行けるだろう、と先送りにしていたワーナーブラザーススタジオツアー東京へ満を持して行ってきた…

ymn
4か月前
2

椅子とめぐる20世紀のデザイン展

面白そうだなと思った時に録画している『新美の巨人たち』のイームズ回を見た。インダストリアルデザインにはこれまで全く触れてこなかったけれど、建築も然り造形に興味が…

ymn
4か月前
1

さんかく

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。 今年一発目の千早茜さん。やっぱりこの方の作品好きだわあ。皆どこか狡くて、どこか寂しい。恋愛はもういいと言いながらかつての…

ymn
4か月前
3

印象派 モネからアメリカへ

毎度おなじみ東京都美術館で開催されている印象派展へ。まさかの現金を持参するのを忘れて音声ガイドを借りられないという大失態。最近は音声ガイド付きのチケットを購入す…

ymn
4か月前
1

【読書録】汚れた手をそこで拭かない

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。 イヤミス、とまではいかないけれどどれも居心地の悪さから始まる話ばかり。私が特に心に残ったのは『忘却』という老夫婦の話。隣…

ymn
5か月前
2

【展示録】和食展

以前からずっと行ってみたかった国立科学博物館で和食展なるものをやっているのを知り、慌ててチケットを取った。そんな面白そうな展示、行くしかないでしょう。 外国人が…

ymn
5か月前
3

【読書録】火影に咲く

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。 人生初の時代小説。というのも、学生時代に歴史を大の苦手としていた私がここ数年でまさかの大河ドラマにハマったのがきっかけ。…

ymn
5か月前
2

2024年の目標

遅くとも1月中には掲げるもんやろ、と思うけれどその辺りはご愛嬌。他愛もない事からしっかり心に刻まないといけない事まで、大小10個の目標。 ①旅行を思い切り楽しむ …

ymn
5か月前
6

【旅行記】2024京都 後厄編

1991年生まれ、33歳、後厄。今年も行って参りました京都。冬の京都は勿論寒いのだけれど何分去年の大雪を経験しているので、伊丹空港からバスで京都駅前に着いた時は「暖か…

ymn
5か月前
4
オランダ・フランス旅行記2024⑥

オランダ・フランス旅行記2024⑥

今回はおそらく一連の旅行記の中で一番長い記事になってしまったはず…。それぐらい濃い一日だったのは言わずもがな。

そもそも今回の旅行でオランダの友達の元を訪ねる事になった時に「あともう一ヶ国はどこに行こう?」という課題が浮かんだ。せっかくヨーロッパまで足を運ぶなら、あともう一ヶ国ぐらいは行きたい。その上でフランス・パリに決定した大きな理由の二つの内の一つがジヴェルニー。クロード・モネが家族と共に長

もっとみる
オランダ・フランス旅行記2024⑤

オランダ・フランス旅行記2024⑤

5日目からはオランダを離れてフランス・パリへ。

今回オランダでお世話になったのは学生時代からの友達で、20代の頃2人共同時期にヨーロッパでワーホリ生活をしていたという稀有な存在。私はドイツのデュッセルドルフ、彼女はイギリスのロンドンでそれぞれ暮らしながら、お互いの国を行き来したりしてた。そんな私たちが、私の本帰国寸前に一緒に訪れたのがパリ。東京にいた頃に「パリで待ち合わせとかカッコよくない?」な

もっとみる
オランダ・フランス旅行記2024④

オランダ・フランス旅行記2024④

オランダ最終日はゴッホ美術館とアムス散策。

ゴッホ美術館は12年前、ドイツ・オランダ・ベルギーを一人旅した時に訪れた事があるんだけど、あの頃より遥かにゴッホへの愛情も知識も増えた30代の今、改めて訪れる事が出来て本当に嬉しかった。

私が一番好きなゴッホ作品。確か初めてこの絵を見たのは上野の東京都美術館だったと思うんだけど、この絵の前に立った瞬間、身体の内側から見えない何かに引っ張られるような感

もっとみる
オランダ・フランス旅行記2024③

オランダ・フランス旅行記2024③

3日目はデルフトの蚤の市と、ハーグのマウリッツハイス美術館へ。

デルフトはデルフト陶器という白地に青色の絵付けをした焼き物が有名で、毎週土曜日に蚤の市が開かれるという事で足を運んだんだけど、降り立ってみるとすごく可愛らしくてのどかな街だった。暮らすならこういう街の方がいいかも。何本も運河が流れていてその脇に家やお店が並ぶ風景が素敵だった。

私は蚤の市に着いてすぐのお店で見つけた果物カゴのような

もっとみる
オランダ・フランス旅行記2024②

オランダ・フランス旅行記2024②

2日目はアムスを離れて、オッテルローにあるクレラー・ミュラー美術館へ。

早朝に中央駅のAlbert Heijin(オランダの主要スーパー)で買ったチーズ入りレーズンパン、冒険心で買ってみたけど意外や意外、美味しかった。やっぱりそこはオランダ、チーズがちゃんと美味しい。レーズンの甘みとチーズの塩っ気の相性が抜群だった。絶対日本ではどこのパン屋もやらないだろうから、今度自分で揃えて試してみようかな。

もっとみる
オランダ・フランス旅行記2024①

オランダ・フランス旅行記2024①

「コロナが終息したら、円安が落ち着いたら、なんて言ってたら一生海外行けないじゃん!」と奮起して、昨年末思い切って航空券を取った。行き先は友達が住んでいるオランダと、その友達とずっと行ってみたい所があったフランス。春頃から友達と相談しつつスケジューリングしていたら、あっという間に出発の日がやってきた。

行きはロンドン乗り換えのJAL深夜便。コロナ前に新婚旅行でロンドンを訪れた時にも利用した便で、時

もっとみる
今年もいざ参らん。

今年もいざ参らん。

※盛大にネタバレを含むのでこれから鑑賞予定の方は要注意。

・正直自分の中で前作があまりにも良すぎて、今作に関しては予告もチラッとしか見ず前情報ほぼ無しで行ったから、ここまでキッドの素性に触れるとは思ってなかった。しかしまあ従兄弟にしたって似過ぎである。

・去年がガチガチにシリアス路線だった反動からか、めちゃくちゃ振り切ってラブコメ&ギャグに走ってる。真昼間から函館の街中でドンパチやるわ、ヘリか

もっとみる
10年ぶりの魔法界

10年ぶりの魔法界

オープン後しばらくはごった返すだろうし、家から然程遠くないからいつでも行けるだろう、と先送りにしていたワーナーブラザーススタジオツアー東京へ満を持して行ってきた。

きっかけは昨年末、ハリポタ仕様にデコレーションされた西武線の車体を目の当たりにした夫が「行ってみたい」と提案してくれた事。刊行当時から大が付く程のハリポタファンで、人生で初めてロンドンを訪れたのは7月31日(ハリーの誕生日)(完全なる

もっとみる
椅子とめぐる20世紀のデザイン展

椅子とめぐる20世紀のデザイン展

面白そうだなと思った時に録画している『新美の巨人たち』のイームズ回を見た。インダストリアルデザインにはこれまで全く触れてこなかったけれど、建築も然り造形に興味が湧いてきた今日この頃。立体の美、特に人間のために存在する建築と工業製品においては絶対的に安全性と機能性が求められる上で、デザイン性を確立するという難しさがとても心をくすぐられる。

トップバッターはなんとガウディ。約10年前、スペインはバル

もっとみる
さんかく

さんかく

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。

今年一発目の千早茜さん。やっぱりこの方の作品好きだわあ。皆どこか狡くて、どこか寂しい。恋愛はもういいと言いながらかつての不倫相手との関係を断ち切れなかったり、自分より若い男に受け入れられたいと思ってしまう夕香。華を普通じゃないと言いながら、自分も夕香との同居を普通じゃないと思っていたからこそ言えなかった正和。恋愛よりも仕事を最優先にするけれど、恋人という存

もっとみる
印象派 モネからアメリカへ

印象派 モネからアメリカへ

毎度おなじみ東京都美術館で開催されている印象派展へ。まさかの現金を持参するのを忘れて音声ガイドを借りられないという大失態。最近は音声ガイド付きのチケットを購入する事が多いから完全に忘れていた。

アメリカの印象派画家の知識は正直全く無いに等しくて、メアリー・カサットやチャイルド・ハッサムの名前を聞いた事がある程度だったので、いつも観に行く印象派展とはまた異なる新鮮な感覚だった。その上で、やっぱり私

もっとみる
【読書録】汚れた手をそこで拭かない

【読書録】汚れた手をそこで拭かない

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。

イヤミス、とまではいかないけれどどれも居心地の悪さから始まる話ばかり。私が特に心に残ったのは『忘却』という老夫婦の話。隣人の死は自らの責任なのではないか、軽度認知症の妻がいつかそれを思い出してしまうのではないか、と毎日自責の念に駆られていた夫がふとした事がきっかけで隣人の死の真相に行き着く。親切な良き隣人の素顔に触れた時、夫が思う事。そして最後の妻の「何か

もっとみる
【展示録】和食展

【展示録】和食展

以前からずっと行ってみたかった国立科学博物館で和食展なるものをやっているのを知り、慌ててチケットを取った。そんな面白そうな展示、行くしかないでしょう。

外国人が「和食」と言われてまず思い浮かべるのは寿司・天ぷら・すき焼き等だろうけど、案外そういったTHE和食が日本の一般家庭の食卓に並ぶ事って少ない。名もなき炒め物や乾燥わかめのお味噌汁だって立派な和食。そんな和食のそもそもの起源から学べるとても興

もっとみる
【読書録】火影に咲く

【読書録】火影に咲く

※ネタバレを含むので未読の方はご注意。

人生初の時代小説。というのも、学生時代に歴史を大の苦手としていた私がここ数年でまさかの大河ドラマにハマったのがきっかけ。吉沢亮ならまあ見てみるか、という軽い気持ちで見始めた『青天を衝け』にどハマりし、翌年の『鎌倉殿の13人』で三谷幸喜に地獄を見せられ(めちゃくちゃ良い意味で)、昨年の『どうする家康』で誰もが知る史実がもしこうだったら?とフィクションで描かれ

もっとみる
2024年の目標

2024年の目標

遅くとも1月中には掲げるもんやろ、と思うけれどその辺りはご愛嬌。他愛もない事からしっかり心に刻まないといけない事まで、大小10個の目標。

①旅行を思い切り楽しむ

既に一度京都へ行っているけれど、可能なら紅葉の時期にもう一度圓光寺さんを訪れたい。あとはもう1つとても楽しみな旅の予定があるので、目下そこに向けて計画中。死ぬまでに行きたい所リストの1つをクリアしますよ。

②気になっているお寿司屋さ

もっとみる
【旅行記】2024京都 後厄編

【旅行記】2024京都 後厄編

1991年生まれ、33歳、後厄。今年も行って参りました京都。冬の京都は勿論寒いのだけれど何分去年の大雪を経験しているので、伊丹空港からバスで京都駅前に着いた時は「暖か!」と思えてしまう程だった。

新幹線で先に到着していた母と合流し、バスの運転手さんにチャイニーズもしくはコリアンと間違えられながらも(今回の旅は本当によく間違えられた)、カフェでブランチしたり、壬生寺で新撰組の歴史に触れたり、お香や

もっとみる