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【旅行記】2024京都 後厄編

1991年生まれ、33歳、後厄。今年も行って参りました京都。冬の京都は勿論寒いのだけれど何分去年の大雪を経験しているので、伊丹空港からバスで京都駅前に着いた時は「暖か!」と思えてしまう程だった。

新幹線で先に到着していた母と合流し、バスの運転手さんにチャイニーズもしくはコリアンと間違えられながらも(今回の旅は本当によく間違えられた)、カフェでブランチしたり、壬生寺で新撰組の歴史に触れたり、お香やお漬物を買ったり、安定の観光。三条商店街を烏丸方面へ歩いている時に見つけた居酒屋さん、めちゃめちゃ気になったので今度訪れた時は足を運んでみようと思う。

兎角よく歩く親子だけれど、錦市場から祇園を抜けて豊国神社まで辿り着いた時にはもうへとへとだったので、お参りを済ませてから近くにあったブルワリーへ。ビールは勿論の事、アテのピクルスやポテトも野菜自体の旨みが強くて美味しかった。

ホテルでチェックインを済ませて一休みしたら、お夕飯はインスタで見つけて気になっていた乍旨司(さしす)さんへ。二条城の方で周りはぽつぽつと飲食店がありながらも閑静な住宅街だけれど、私達が19時に訪れた時点でほぼ満席だった。京都の飲食店、気になっている所は予約しておかないとほぼほぼ入れない説ある。

お料理もお酒ももれなく全部美味しい良店をまた見つけてしまった。最初のお造りを食べた時点でもう虜。ヨコワは八百一の鮮魚コーナーでも見かけたけれど、クロマグロの幼魚の事だそうな。太刀魚の下に敷いてある紅生姜も出汁が効いていて相性抜群。焼き台の目の前のカウンター席だったので他のお客さんが注文したであろう鱒がじっくりジリジリ火入れされているのを眺めている内に、ちゃっかり注文してしまったよね。カリフラワーのソースとディルがこれまた良い仕事している。私達以外はほぼほぼローカルの方とお見受けしたので(標準語で話しているのは私達親子だけだった)、地域に愛されるお店なんだろうな。私ももし近所に住んでいたら通ってしまうもの。


2日目は先ず下鴨さんで恒例の厄払い。去年は私以外誰も居なかったので贅沢に貸切だったけれど、今年は私以外にもお待ちの方が何組か居たので合同でお祓いしていただいた。同い年位の女性が本厄の厄払いをされていたので、きっと来年も訪れるんだろうな。私は来年お休みして、また再来年の前厄からお頼みします。

厄払いを終えたその足で母が行ってみたいと言っていた一乗寺中谷さんへ。ずっと東京で生きてきて両親も東京出身、夫も埼玉出身なので初めて関東風以外のお雑煮を頂いたのだけれど、京都の白味噌のお雑煮、もしかすると関東風より好みかもしれない。母が本当は抹茶のティラミスを食べたくて来たのに、まさかのメニューを勘違いして注文した抹茶のオペラもとても美味しかった。しかし大本命を間違えるかい普通。

そして今回の旅で1番の収穫は圓光寺さんというお寺を知れた事かもしれない。一乗寺中谷さんから歩いて10分足らずの所にあって、昨年の大河ドラマで大変楽しませていただいた東照大権現こと徳川家康公が創立された禅寺。とにかくまあお庭の美しい事。1人で訪れていたらずっとお庭を眺めて過ごしていたかも知れない。飾ってあった紅葉の頃の写真も見事だったので、季節ごとに訪れてみたいお寺。次回もまた是非足を運ぼう。

方々で今年も自分と自分の周りの人が穏やかに健やかに過ごせますようにとお参りしたのだけれど、まさかの帰りの空港までのバスが高速の道路火災のせいで搭乗予定だった最終便に間に合わず、伊丹空港から新大阪まで大阪の街を駆け抜けて、ギリギリ最終の新幹線で帰京するというとんでもないオチだった。お参りしたおかげでどうにか無事に帰れたのかいやはや。兎にも角にも後厄の今年も気負わず、自分らしくマイペースを貫いて健康に生きていけるよう精進いたします。

次はいつ行こうかなあ、京都。