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📚2024 読書記録

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2024年の読書記録を、一冊ずつ140文字以内でまとめています。
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2024年2月の記事一覧

25冊目「チェリー」野中ともそ📖モリーという不思議な女性と少年ショウタのラブストーリー。70歳を過ぎたモリーと13歳のショウタの夏の記憶。恋愛と友情友愛、家族愛…どの感情愛情もグラデーションで繋がりながら人と人とを繋ぐ絆。モリーを愛したショウタの心が伝わってくる。大好きなお話!

24冊目「木をかこう」ブルーノ・ムナーリ(須賀敦子 訳)📖人間一人ひとりに個性があるように木一本いっぽんもみんな違う。「植物は同じものがひとつとない」その意味を改めて感じる。同じ目や鼻を持っていてもみんな違う。子どもや大人に芸術教育される方にも最適。連作「太陽をかこう」も読もう。

23冊目「パリジェンヌの田舎暮らし」イザベル・ボワノ📖紡ぎだすイラスト、感性溢れる文章がとても美しい。本物の美しさはライフスタイルを超えて体全体で素晴らしい!と跳ねて喜ぶみたいに心が満たされる。またひとり素敵な女性が同じ地球、日本とパリの架け橋のように暮らしていることが嬉しい!

22冊目「ペンギンと暮らす」小川糸📖作家さんの日常ということもあって庶民的ではないかも?だけどエッセイに添えられた優しいイラストも相まってLIFE全体を楽しむ感受性の豊かさとライフスタイルセンスが素敵!ひたむきに、五感豊かにふくふくと我が家らしい暮らしを楽しめる大人になりたいな!

21冊目「服のはなし 着たり、縫ったり、考えたり」行司千絵📖幼少期から服が好きだった私。だけれど大人にになるにつれ感じるこのもやもやはなんだろう。そもそも服、装うってどういうこと?身体を守り生活を共にするもの。そして今私が着ている服は叔父さんからのお下がりのシャツとカーディガン。

20冊目「空飛び猫」アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹訳📖ふさふさの翼の生えた猫4兄妹。きっと都会でも田舎でもマイノリティなのかもしれないと思いながら時々笑ってしまう所もあって楽しい絵本として読めた!猫らしさが表れていて他の動物たちも個性があり社会があり大人も楽しめる猫絵本。

19冊目「亀時間 鎌倉の宿から生まれるつながりの環」櫻井雅之📖宿からはじまる旅も楽しい。旅を続けながら、亀の歩みような時間感覚を、泊まり木の鎌倉ゲストハウスで取りもどそう。働き方、人との関わり、街や地球に対して。エシカルタウンの実践書としても楽しい!次の旅の宿はぜひとも亀時間で!

18冊目「パラレルキャリア 新しい働き方を考えるヒント100」ナカムラクニオ📖2016年の本がafterコロナの空気をすでに読んでいた。アイデアを具現化したナカムラさん自身のイラストも楽しい。具体的なヒントが満載で身につけた知恵を惜しまず与えてくれる姿勢が今の時代にふさわしい。

17冊目「夢の猫本屋ができるまで」井上理津子 (協力 安村正也)📖恋人がとても猫が好きな人で、私も猫のことが気になりはじめた!猫に関する本を読んでみよう。猫と本は繋がってゆく。本の流通のお話も聴くことができてよかった。猫本との出会いから猫の世界を一冊ずつ、一歩ずつ歩いてみよう。

16冊目「じぶんの学びの見つけ方」フィルムアート社編📖それぞれが自分の人生の中で考えた「学び」について語ってくれている。地球に生まれて死ぬ時まで生きて生活すること、その間すべてに学びがあり、すべては地続きになっている。「?」が「!」になり、また「?」が生まれゆく学びの旅はつづく。

15冊目「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」紫苑📖同世代向けのライフスタイル誌は子育てやシングル向けだとラグジュアリーな情報が多いので、暮らし方についてはシニア世代の女性を参考にすることが多いです。紫苑さんも知的で素敵な女性。お金と同じくらい、知恵も大切。

14冊目「書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」いしかわゆき📖手帳に書く日記は続けてきたけれど、noteで公開する文章も書き始めてみたので、note生活で行き詰まった時に辞書のように使える、そして文章を書く面白さに目覚められる!「書く」ことで人生が少しずつ変わるかも?

13冊目「私が望むことを私もわからないとき 見失った自分を探し出す人生の文章」チョン・スンファン📖生きる上で浮かぶ大切なキーワードひとつひとつに焦点を当て美しい文章の引用と共に丁寧に紐解いたセラピーブック。内省的な夜に最適な一冊。(図書館で借りたこの本は誰かの香水の香りがした。)

12冊目「お探し物は図書室まで」青山美智子📖司書の小町さんがさし出す羊毛フェルトと貴方に送る一冊から紡ぐ5篇の物語。主人公たちが、何かを見出し、絶妙に関わり、好転してゆく姿に、人生のファンタジー性を感じて勇気と優しい涙が溢れる。近ごろ元気がないあの人にも渡したいあたたかい一冊。