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発達障がいの人向け就活話

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記事一覧

【講演】大丈夫、私も働けなかった。試行錯誤して働くまでの話

【講演】大丈夫、私も働けなかった。試行錯誤して働くまでの話

この講演は、私自身が働けなかった時から働けるようになるまで、5年以上の記録をもとにしています。
さらには働くようになってからの自分の考えや、参加者に対してのアドバイスなどをまとめたものとなっています。

対象は、
・働けないと思っている人
・働きたくないと思っている人
・働くイメージが持てない人
など様々です。
まさに以前の私自身です。
事前の情報では私と同じように障害や病気を持っている方もいらっ

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種を撒き続けることの大切さについて

種を撒き続けることの大切さについて

種を蒔き続ける。
この場合の種は、チャレンジの例えである。

種を蒔くと植物の芽が出る。
しかし、芽が出ないこともある。
芽が出ても、その後うまく育たないこともある。
種を蒔いても全部の種がうまく成長することはない。

同じようにチャレンジしてもうまくいかないことがある。
チャレンジしてもうまくいかない。
諦めることもあろう。
チャレンジしたこと全てがうまくいく人は非常に珍しい。
普通の人は、チャ

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休むことは悪いことではないという話

休むことは悪いことではないという話

この文章を読んでいるあなたが、疲れている、あるいは精神的に気分が悪いという状態を自覚していたら、すぐに休んでください。
休むことは悪いことではありあせん。

休むことを悪いことだと思うことがある。
業務をしたり、何か生産的なことをやっていたりする時が良いことであり、何も生み出さないことは悪いことである、と。

それは誤っていると言いたい。
生産的な活動は休みを経て行われる。
いつも生産的な活動を行

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(自戒の念を込めて)小さな小さな小さな一歩を踏み出すことが大切。例えば就職する最初の一歩は、ハローワークへ行かない。ハローワークのホームページも見なくていい。まずはPCを起動したり、スマートフォンのブラウザを開くだけ。これが小さな小さな小さな一歩。

やることを小さく切って始める その2

前回(その1)の続きです。

さて、就職するためにハローワークへ行こうとしていたが行けなかった私は、ハローワークへ行くことをさらに小さくした。
まずはハローワークの場所を調べなければならない。
そのためのWebページを開きたい。
しかしそのWebページすら怖くて開けない。
どうしたか。
さらに小さくした。

当時私はスマートフォンを持っていなかったので、PCまで移動するということを考えた。
「PC

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やることを小さく切って始める その1

行動の最初の一歩が踏み出せないことはないだろうか。
私はしょっちゅうある。
もちろん就職する時もそうだった。
すれば良いことはわかっている。

 ハロワークへ行く。
 履歴書を書く。
 コンピューターで検索して、良さそうなものを見つけたら紹介を受ける。
 面接をする。
 採用なら働く。不採用ならやり直し。

文字にすればこれだけである。
しかし、私にとって就職は大きすぎた。
いや、ハローワークへ行

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障害者就業・生活支援センター、就労支援センターについて

障害者就業・生活支援センター、就労支援センターについて

<東京都の情報>
障害者就業・生活支援センターは、障害者の雇用促進等に関する法律に規定されている事業です。平成30年現在、全国に334センターがあり、厚生労働省や都道府県から社会福祉法人やNPO法人に委託されています。東京都内には6センターが設置され、ハローワークをはじめ、行政機関、就労移行支援事業所等の福祉施設、区市町村障害者就労支援センター、障害者職業センター、医療機関、特別支援学校等の関係機

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サポステ(地域若者サポートステーション)について その2

サポステ(地域若者サポートステーション)について その2

サポートステーションに通い続けて担当者が話せるようになってきたら、
働くことに関する話も出てくる。
働くことに関する考え方、感じ方、経験、何ができるか、
何がしたいか、など様々な方向から働くイメージを作り上げていく。
場合によっては担当者自身の話やサポートステーションの
先輩の話を聞くことができる。

何気なく働くことを選んだ人より、働くことに疑問を持っている、
この文章を読んでいるような人こそ、

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サポステ(地域若者サポートステーション)について

サポステ(地域若者サポートステーション)について

地域若者サポートステーション(通称サポステ)は、
働くことに踏み出したい若者たちとじっくりと向き合い、
本人やご家族の方々だけでは解決が難しい「働き出す力」を引き出し、
「職場定着するまで」を全面的にバックアップする
厚生労働省委託の支援機関です。
(公式HP https://saposute-net.mhlw.go.jp より)

自分の場合、親がテレビ番組か何かで知り、親が初めの予約を電話で取

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発達障がい者にとって、SST(ソーシャルスキルトレーニング)は有効だと感じた。中でもロールプレイは非常にためになる。

『仕事は人生の暇つぶし』なのか。「仕事」とは、「働く」とは。

今日はいつもと趣きを変えて、
自分の思い出と共に考えを書いてみたいと思います。

たまたま仲良くなった同僚がいる。
普段は全く話さなかったが、彼の退職1ヶ月前、
なぜか急に話すようになった。
業務終了後に夕食と散歩を共にしたことがあった。

その時の彼の言葉。

『僕は仕事って人生最大の暇つぶしだと考えているんですよ』

新しい職を見つけ、今の職を離れる上での発言だった。

衝撃を受けた。
確かに

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就職時の企業とのご縁の話

この記事のまとめ:自分と企業の間にご縁のようなものを感じた。全く意図していなかった会社へ就職したが、結果的に満足している。

ご縁といってもいわゆるコネ(コネクション)ではありません。

私の場合、自分がやってみたいと思う仕事、業界、
入りたかった会社や団体には全く見向きもされませんでした。
唯一内定をもらった今の会社は、完全に力を抜いて就職試験を受けました。

今の会社と出会ったのは、とある合同

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就活時にどこからも内定が出なくて絶望した話

この記事のまとめ:
たくさんの企業を受けた方が良い。1つの方法に絞らず、様々な方法でより多くの企業を受けることで、早く絶望から抜け出せるだろう。

私は就活時に苦しみました。

何社か受けてみて、それぞれからお返事が来たり(お祈りメール、お祈り封書)、来なかったり(無言で祈られたか)、どこからも良い返事がきませんでした。

ハローワークには自分が落ちたものが載せられ続け、
支援センターの特別求人も

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就労の流れに乗る、環境の大切さの話

この記事のまとめ:仕事に就く時は、周囲や環境の流れに乗ることが良い。もし流れがないなら、自ら流れを求めて動いてみると良いかもしれない。

自分には就労する気が無かったです。
働きたくありませんでした。
社会に出て行くのが怖かったです。
ただ、いつかは働かなくてはいけないとも考えていました。

今までは学校という閉じられた社会で
全員一緒に進んでいく流れがありました。
学生の時代であれば、この流れに

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