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出演者募集 朝練して演劇をつくる会
2021年8月に行う公演の出演者を募集します。
どんな作品に取り組むかはメンバーや人数をみて決めます。
朝早くからじっくりと作品づくりに取り組める仲間を募集します。
募集要項下記募集要項をお読みの上、ご応募ください。
【日時】2021年4月24日(土)19時~22時
【参加費】無料
【服装】マスク着用。そのほかは自由。
【出演募集人数】2~4名程度
【参加条件】18歳以上。高校生不可。全本
【どことなくチャラい日本国憲法】Episode3~俺たちの権利~(1)全体的な話
【(1)~権利の全体的な話~】
ここでは俺たちの権利について語るぜ。
今まではさ、俺たちが天皇ために頑張る見返りに、
天皇が、俺たちに「権利をくれる」っていう考え方だったんだわ。
だから、天皇が「キミたちの権利とりあげま~す」って言えば、
俺たちの権利はなくなっちゃったわけ。
でも、それって違うんじゃね?って話。
俺たちが「権利」を持ってる理由ってさ、
「天皇が与えてくれたから」じゃなく
【どことなくチャラい日本国憲法】Episode2~戦争やめまーす~
【Episode2~戦争やめまーす~】
すげー簡単に言うぜ。
俺たちもう戦争やめまーす。
そのために、軍隊とかの戦力も一切待ちませーん。
以上!
(→次回:Episode3~俺たちの権利~(1)全体的な話)
【解説】
「いや、日本に自衛隊いるやんけ」とツッコみたくなりますが、「いや、自衛隊は『戦力』じゃなくて『実力』だ」という謎理論が登場しました。この謎理論によって、今のところ自衛隊はふ
【どことなくチャラい日本国憲法】Episode1~「この国は誰のもの?」って話~
【Episode1~「この国は誰のもの?」って話~】
「この国は誰のもの?」って話をさせてもらいたいんだけどさ。
今まではさ、国のことを決めるのは天皇だったわけよ。
つまり、この国は天皇のものだったわけ。
で、一人がそういう超強いパワーを持ってると、
パワーのない俺たちは逆らえないわけね。
で、誰も戦争を止められなかったわけ。
だから、これからは俺たち国民が国のこと決めようぜって話。
こ
【どことなくチャラい日本国憲法】Episode0~俺たちの理想を語ろうぜ~
よう兄弟。俺たち今までいろんなことあったよな?
その経験を生かしてさ、俺たちはルールをつくったんだ。
この国が、俺たちの理想のためになにをしなきゃいけないかってルール。
そして俺たちにどんな権利があるのかってルールさ。
ちょっと自分語りとか入っちゃうけど、そこんとこよろしく。
【Episode0~俺たちの理想を語ろうぜ~】
日本にも戦争ってあったじゃん?
なんか偉いやつらが暴走してさ。
そんと
【テキドラ】即席の彼女
僕の目の前に、絶望の景色が広がっている。僕はただそこに立ち尽くし、涙を流すほかなかった。
その日僕は、白い布団の上で寝ていた。その白さはあたかも僕の心の黒さを嘲笑うかのようだった。私は自分の体にのしかかる、純白という言葉は似合わないものの漆黒とは程遠い、言うなればまさに線香を燃やしたあとに残るようなグレーの布団を押し上げ、それと同時に自分のくたびれきった体を起こし、あたかもそこにいることが当
【テキドラ】ぴーちゃん
ぴーちゃんという鳥がいた。
その鳥は、9年前家にやってきた鳥だ。
俺はぴーちゃんを飼っていたわけではない。
ぴーちゃんは時々どこかから現れるのだ。
ぴーちゃんはスズメくらいの鳥で、
色は黄緑や紫色が入っている。
ぴーちゃんは頭がいいので、
俺たちが喋った言葉は何となく理解できているようだ。
ピーピーと鳴くのでぴーちゃんと名付けた。
俺は27歳のとき、ぴーちゃんの夢を見た。
そこでは、「フ
【小説】水が消えた村
むかしむかし、あるところに小さな村がありました。村の真ん中には井戸があり、村の人々はそこから水を汲んでいました。
ある日、井戸の水がなくなってしまいました。雨もめっきり降らなくなりました。村人たちは不安になりました。村長はこう言いました。
「焦るでない。こんなときのために水は蓄えてある。」
村の人々は拍手喝采しました。蓄えていた水を、みんなで少しずつ分けながら飲むことにしました。
それか
【小説】将棋の滅亡(4/4)
それは突然訪れた。ある瞬間、私には一筋の光が見えたのだ。
勝てる。
私は、その可能性を発見したのだ。もし、あれがルールブックに載っていれば――。私はルールブックを確認した。そして、私の探していたものは、確かにそこにあった。それは「入玉宣言」というものである。とても平たく説明すると、自分の王将が敵陣に入り、さらに他の自分の駒が大量に入り込むと、勝ちになるという特別ルールだ。このルールは生き残っ
【小説】将棋の滅亡(3/4)
会長はしばらく考え込んだ。どうせまた、持ち時間を使い切る作戦だろう。豚キムチ弁当でも牛カルビ弁当でも、なんでも買ってくるがいいさ。私の勝ちだ。この対局が終わったら訴えてやる。そして、二度と将棋のできない人生にしてやる。私は頭の中で、これからの復讐のことを考えていた。しかし、意外にも会長はすぐに次の手を指した。私は一瞬不審に思ったが、そのまま次の一手を指し、「詰み」の形になった。
「まで。172手
【小説】将棋の滅亡(2/4)
翌日、第2局が開催された。私が先手番、会長が後手番だった。試合は順調に進み、またもや会長が悪手を指した。そして、すぐさま、前回と同じ状況になった。次に会長がどんな手を指そうと、次の私の手で「詰み」である。会長の持ち時間は、まだ1時間40分あった。また同じことをされるのか……。私が心の中でそうつぶやいたとき、意外なことに、会長はすぐさま次の一手を指した。さすがに、同じことを二度もするのは恥ずかしい
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