見出し画像

【誰もが楽しめるラグビー観戦環境】では、リコー開発『Pekoe -ペコ-』で聴覚障害者も楽しむ!

こんにちは、翼祈(たすき)です。

2023年はラグビーのワールドカップが開催され、日本はチリとサモアに勝ちました。惜しくも、決勝トーナメント戦に進むことはできませんでした。

2024年、今年はオリンピックイヤーです。パリオリンピックのラグビーは、7月24日に開始し、7月30日に終了すると、書いてありました。

そんなラグビーですが、日本でもラグビーに関するあるイベントが開催されました。

2024年4月6日、ラグビー・リーグワンのブラックラムズ東京は、聴覚障害の方たちにも試合を楽しんで頂きたいと、東京都世田谷区にある駒沢オリンピック公園のホストゲームで、スタジアムMCの声をテキスト配信するサービス『Pekoe -ペコ-』を導入しました。

今回はラグビーの試合で、導入された『Pekoe -ペコ-』について説明します。

『Pekoe -ペコ-』概要など

画像引用・参考:リコーブラックラムズ東京、誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ ~第12節 聴覚障がい者向けサービス実施のお知らせ~ PR TIMES(2024年)

誰もが楽しめるラグビー観戦環境】の取り組みの一環で、リコーが開発した聴覚障害の方向けのサービス『Pekoe -ペコ-』を活用しました。

会場で配られたメンバー表にある2次元コードをスマホやタブレットで読み取って専用のサイトを表示させると、試合の流れを伝えるスタジアムMCの声を、専用アプリを介して、スマホやタブレットに表示します。招待された聴覚障害の方たちもテキストを介して、試合を楽しみました。

利用した人は「押せ押せラムズ!」などの応援のかけ声や、「ペナルティーキックとなります」といったプレーの説明を読みながら観戦を楽しんでいました。

参考:聴覚障害者向けに観戦サービス導入 ラグビー・ブラックラムズ東京 東京新聞(2024年)

今回の取り組みは聴覚障害を抱えているファンからの声を受けて開催の実現が決定し、全日本ろうあ連盟によれば、この様な取り組みは障害者の大会以外では珍しいといいます。

『Pekoe -ペコ-』を利用した男性は、「今までは自分のアプリでやっていましたが、周囲の音で上手くいかないことも多かったので、プレーを説明する情報が増えたり、応援のやり方が分かったりして観戦がより楽しかったです」と述べました。

ブラックラムズ東京の担当者は、「試合の雰囲気など会場でしか味わえないこともあると思います。文字化の課題を見つけて改善を重ねていき、みんなで観戦を楽しめる環境を作っていきたいです」と説明しました。

駒沢オリンピック公園には、デフスポーツの紹介コーナーも設置されました。ブラックラムズの髙橋敏也選手、小池一宏選手がデフラグビーやデフ陸上競技を体験して、沢山の来場者にデフスポーツの魅力を紹介しました。

駒沢オリンピック公園は、2025年に開催されるデフリンピックで、ハンドボールや陸上競技が行われる予定です。

リコーに関しては、

2022年に所属する会社が運営するサイトで、[toruno]という自動文字起こしのアプリを書きました。

ある仕事で文字起こしをしないといけないかな?と思っていた時、オススメで[toruno]が検索ででてきていたので、便利なアプリなんだろうなとは思っていました。

この記事で紹介した『Pekoe -ペコ-』も、リコーのこれまでの経験値などを踏まえて開発された、凄いサービスだと思います。

恐らくですが、2025年に東京で開催されるデフリンピックに先駆けて、聴覚障害者向けのサービスは、かなり拡充された様に感じます。

私は聴覚障害者でもあるので、その方たち向けのサービス参入には嬉しく感じます。

来年デフリンピックが終わっても、企業様が開発されたサービスはどんどん導入し、聴覚障害があっても住みやすい街になります様にー。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?