『館山フルーツ工房』。千葉県産の果物で、およそ20種類のジャムを販売する人気店。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんはジャムは好きですか?
私はパンは朝食べませんが、ジャムは好きですよ。今朝パンを食べるのは家族では母しか居ないですし、母も最近はマーガリンテイストのものしか買わないので、長いこと、ジャムを塗ったパンは食べていませんね。
元々ジャムにこだわりがないので、高いジャムは食べたことがありませんし、パンをそんなに食べないので、スーパーのどこにでも売っているジャムでも十分に好きです。
そんなジャムですが、千葉県にはこだわり抜いたジャムがあるといいます。
温暖な気候でフルーツなどの生産で、バラエティーに富んだ南房総エリアで、無添加にこだわったドレッシングとジャムを開発する、千葉県館山市館山にある『館山フルーツ工房』は、運営する礒部克さんは東京都調布市出身で、大手電機メーカーに10年勤め、鉄鋼メーカーに転職しました。
1990年代前半から館山の半導体エンジニアとして工場に勤務し、2012年の工場閉鎖を機に、ビワ産地なのに、地元のビワ菓子に県外産の原料が使われていたことに着目し、千葉県、館山市の補助金も得て開業しました。
化学的実験とノウハウを重ねる姿勢でこだわり商品を開発し続けています。
今回はこだわり抜いた、『館山フルーツ工房』のジャムが生まれた経緯をお知らせします。
『館山フルーツ工房』のジャム、誕生秘話
グツグツと、夏みかんの皮を煮込み、店舗奥の工房が柑橘系の香りが部屋中を満たします。脱気・殺菌をする機械や、直径1mほどの蒸気釜などが並びます。礒部さんには、生産の場であり、ジャムを開発するラボです。
夏みかんを煮込んだ後、冷めてきたら水に漬けて苦味を夏みかんから取り除きます。進行具合を確認しながらの手作業で、地域で栽培される50種類以上のフルーツはほぼジャム化し、季節に合わせ人気のジャムおよそ20種を通販などで販売しています。
人気の高かった「青マンゴージャム」には、1個に対して50個ほど間引く未熟マンゴーを活用しますが、とても苦く、どうしたら苦味が抜けるか科学的実験を積み重ねました。「アケビ」の皮も渋抜きをすると栗に近い風味になります。「『ビワ』の種からシアン化合物を抜くには3年を要しました」と吐露しました。
主に磯部さんは菓子大手へ原料供給をしてきましたが、コロナ禍で製菓も苦境となって注文が無くなりました。自社販売主体に転換し、相手先ブランドでの生産(OEM)も増枠しました。館山市内の「須藤牧場」の味わい深いアイスミルクと手製ジャムを組み合わせたフルーツミルクジェラートも作りました。
フルーツの新鮮な味や香りが飛ばない様に、収穫から短時間で煮込むジャムは「フルーツをそのまま食べている様だ」とお客様から喜ばれるといいます。酸味料や香料を活用しません。美味しい果物を探していくと、無農薬、減農薬の農園に辿り着きました。
「ビワ」は千葉県館山市那古にある彌一兵衛(やいちべえ)農園から。彌一兵衛農園の男性さんは減農薬で、強い日差しや病害虫からフルーツを守るため、果実1つずつに袋がけをします。
「贈答用などに向かないものを『ビワ』を活用して頂き、とてもありがたいです。これからも力を合わせて、新しいジャムも商品を開発していきたいと思います」とエールを送りました。
画像引用・参考:館山フルーツ工房のフルーツジャムセット ちばの恵み
礒部さんは、アイドルや地域ゆかりの大手企業などと賛同して下さった地域活性化策も館山市に提言してきました。1番人気だった「青マンゴージャム」は生産者が亡くなって中断していて、移住相談に来る人や若い農家さんに「販路もできていてオススメ」と「青マンゴージャム」の生産を呼びかけています。
「房総南部はミネラル豊かな土地で、昼夜の温度差もあることで、必然と糖度も上がります。温暖で沖縄の気候に近く、シークワーサーやパッションフルーツも露地で栽培できるフルーツの宝庫と言えます」
と説明し、
化学肥料や農薬に依存しない生産方法を「オーガニック(有機的)」と説明します。この「オーガニック(有機的)」はそれ以外に、部分同士がお互いに結び付き1つの全体を形作る様子、という意味もあります。
美味しそうですね
私は冒頭でも書きました通り、スーパーなどで売っているジャムでも、美味しく食べる人です。フルーツも好きな方ですが、「毎年これを食べなきゃ」というものもありませんし、その時に美味しければ良い人です。
ジャムを通販などで買ったこともないですね。どこのジャムが美味しいとか、そういうのもかなり疎いので、全然そういうことも知りません。
それでもやっぱり、フルーツを扱うお店のジャムは、格別に美味しんだろうなと、憶測ですが、そう思いますよ。
種類も20種類と豊富で、買う時に悩んでしまいますね。なかなか高級で美味しいジャムを買うことはありませんが、いつか食べることができたら良いなと思います。