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#アラサー女子
二日酔いと厚揚げの煮物。
二日酔いの朝は起きるのが辛い。
頭はガンガンなっていて、喉の端っこもちょっとだけ痛いような気さえする。
飲みすぎちゃったな。変なこと言ってなかったかな。。。
いつも二日酔いの朝はそうした後悔で始まる。
水をコップ1杯。。。もう1杯。
何も口にしたくない。今日の夜は確実に軽いものを食べよう。
顔を洗い、服を着る。なんとか気持ちをあげようと、こないだ買った真っ赤なマキシ丈のスカートを着て家
珪藻土マットとアジのカルパッチョ。
今朝は早く目が覚めてしまい、朝からお風呂をためてみる。
いつもとは違うピンクのクナイプ。普段真っ暗な時間に自分を慰めるために入れるそれを今日は朝から使うのだ。
特別な日になるに違いない。今日はサボらないことを決めた。
浴室から出て、珪藻土マットの上で体を拭く。
この家に引っ越してきてすぐ。会社の大山さんに勧められて買ったこれは、ベタベタしなくてとてもいい。
洗っても夜までに乾かない分厚い
ずぶ濡れと白菜の冷たいそうめん。
しっかりと降った雨は、道の至る所に小さな小さな川を作っていた。
駅前の高いビルは霞んで上の方は見えなくもなっていた。
ぐずついた天気。というより、落ち込んだ天気。といった感じ。
あの霞の中はどんな景色が広がっているんだろう。。。
広がるどころかふさがっているのかな。
そんなことを考えながら会社に向かう。
いつもと同じように自席につき。いつもと同じ作業を繰り返す。
コーヒーを飲みながら
新たまねぎとパスタ雑炊。
ちょっと早めに仕事が終わって、明るい時間に会社を出た。家に帰ると、マンションのエレベーターは点検中であと40分は動かないことがわかった。
毎月点検はやってくるけど、いつもは家をあける時間に点検されていたから、実際に自分が使えないことを経験するのは初めてだった。
私の家は6階。。。
階段で上がることを決めた。
エレベーターホールから一度外にでて、階段室の扉を開ける。
この家に引っ越して1年
午後3時のミートソース。
日曜の午後は明日から始まる1週間にいろいろなことを思う。
仕事のこと。友人のこと。恋のこと。そして、ご飯のこと。
梅雨とは思えないとほどスカッと晴れた今日。
しっかり太陽は働いていた。
洗濯をして、コーヒーを飲んで。
昨日の残りのコールスローをパンに挟んでホットサンドに。
最高の昼ごはん。
鼻歌を歌いながらエコバックを持ち、玄関を出た。
今日はパスタな気分。
ちょっとだけ煮込んで
絵葉書となめろうそば。
家の目の前のスーパーで半額になったお刺身を買い、エントランスでポストを開けると一枚の絵葉書が入っていた。
消印には東京北部。。。ミカからだ。
私とミカは中学の同級生。彼女は今、東京で暮らしている。
手紙には、春からの生活のことと、コロナ禍が終われば一緒にオープンカフェに行こうという誘い。原っぱでのピクニックの誘い。そして、浴びるほどお酒を飲もう。と書いてあった。
以前は週に3回はお酒が飲め
にんじん色のナポリタン。
帰り道のスーパー。惣菜コーナーに売れ残ったナポリタンが2割引。
お金がなかった学生の頃。3万5千円の賃貸で300円しないような冷凍のナポリタンを頻繁に買ってチンして食べていた。
久しく食べてないな。ウインナーとピーマン。玉ねぎの甘さが真っ赤なケチャップと合わさって、一口で私を満足させる。貧しい思い出に心を奪われた。。。
ピーマンをカゴに。2つのパックをテープで1つにまとめられたウインナーを選