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本や映画や音楽のnote。

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2021年1月の記事一覧

村上春樹「貧乏な叔母さんの話」

村上春樹「貧乏な叔母さんの話」

村上春樹といえば、誰もが知る日本の小説家である。『ノルウェイの森』(1987)、『海辺のカフカ』(2002)は、長年愛される名作となっており、映画化や舞台化もされている。

一方で、SNS上では「#村上春樹っぽいツイート」のようなハッシュタグが存在するように、「独特の言い回しで理解し難い小説を書く人」という揶揄もされているようである。確かに最近テレビドラマ化で話題になるような小説とは違って、どんで

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図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

図書館はつくれる。空き店舗の新しい使い方、完全民営・黒字経営の「みんなの図書館さんかく」の思想。

今年の3月で「みんなの図書館さんかく」を開館しはじめて1年が経とうとしています。たった1年間だけど本当にいろんなことがあって、たくさんの参画が生まれる図書館に育ちました。

焼津駅前通り商店街の空き店舗を活用し、「一箱本棚オーナー制度」と呼ばれる月額制の本棚オーナーの仕組みで、家賃や水道光熱費などの最低限の経費を稼ぎ出し、本を中心にまちの新しいコミュニティをつくる。

シンプルにやっていることはこ

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世界1800万再生超えの「今際の国のアリス」は第一話だけでも、是非みて欲しい

世界1800万再生超えの「今際の国のアリス」は第一話だけでも、是非みて欲しい

いやー、これは嬉しいニュース。

Netflixで配信されているドラマ「今際の国のアリス」ですが、世界でも反響がありすでに1800万再生されてるそうです。

配信開始されたの12月10日ですからね。
1ヶ月ちょっとで1800万再生って凄いです。

さすがNetflix全世界2億人の有料会員のプラットフォームは桁が違います。

もちろん日本の視聴率的に考えれば、視聴率30%超えのドラマ半沢直樹は、単

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女性に嫌われる男性、女性が結婚しようと思った理由、と1月20日の日記

女性に嫌われる男性、女性が結婚しようと思った理由、と1月20日の日記

1995年に、カリフォルニア大学で心理学を教えるベンジャミン・カーニー教授とトーマス・ブラドベリ博士が、4万5千件ものカップルの関係を分析して「恋愛ベタな人の性格」を見つけだす調査をしたそうなんですね。

で、「女性に嫌われる男性」の1位はどんな人だと思いますか?

「ケチな男性」とか「ズルい男性」とかだと僕は思ったのですが、なんと

※この文章だけ単品で100円で買えますが、400円でこのマガジ

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プロセスでのみ目立つことに一生懸命になると危険という話

こんにちは!アルという会社をやっている、けんすうと言います。

最近「プロセスエコノミー」というものが来るよね、と思っていてこんな記事を書いたりしていました。

プロセスエコノミーとはざっくりいうと「作品とかのアウトプットを売るのがよくあるビジネスだとしたら、作品を作る過程の部分でもお金を稼げるようにするのが、プロセスエコノミーだ」というような感じです。

SNSの普及やライブ配信などによって、盛

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体質によること、と1月18日の日記

都会育ちの子と、田舎育ちの子の違いに、「お店の人と話す、話さない」っていうのがあると思います。

名古屋、広島、大阪、仙台、札幌、福岡、東京の中心部で育った人って、自然とお店の人と会話をしますが、東京でも田舎の方だと、チェーン店しかないから、お店の人と会話をする習慣がないんですよね。

※この文章だけ単品で100円で買えますが、400円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月30本くらい読めるので1本1

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本の要約サイトflier で「普通」の人のためのSNSの教科書 を紹介していただきました。 #SNSの教科書

本の要約サイトflier で「普通」の人のためのSNSの教科書 を紹介していただきました。 #SNSの教科書

ちょっとご紹介が遅くなりましたが、本の要約が大量に掲載されている本の要約サイトflier(フライヤー)に、「普通の人のためのSNSの教科書」を掲載いただきましたので、ご紹介。

以前に、flierのことは誰かにチラッと教えてもらったことがあったんですが、本の要約が大量に掲載されていて、それが月額定額料金のサブスクで運営されているんですよね。

似たようなことをブログとかで無料でやっている人もいます

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捨て本。堀江貴文さんより。

捨て本。堀江貴文さんより。

「捨て本」堀江貴文さんより

モノがなくなり、身軽になるほど、行動のスピードは上がり、アクセスする情報や世界のステージは高まっていった。
持ち物の少なさと、行動力は比例すると言っても過言ではない。
だから、なるべく持ち物を減らしてみることをお勧めしたい。
きっと、見える世界が変わるだろう。

断言する。モノへの愛は、ほとんど思い込みである。

モノの量は、思考の密度を奪う。

これは、誰しもが納得

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たくさん読んだ方が、たくさん恋愛をした方が、と1月6日の日記

カツセマサヒコさんが、アマゾンレビューに「表現力が低い。あまり本読んでなさそう」と書かれたそうなんですね。

この手の、「たくさん読んだ方が偉い」とか「たくさんセックスした方が偉い」とか「たくさん音楽を聴いてる方が偉い」とか「たくさんの国に行った方が偉い」とか「たくさんのお店に行って食べた方が偉い」とかっていう「信仰」ってありますよね。

それについて今日は考えてみます。

※この文章だけ単品で1

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映画日誌’20-47:ニューヨーク 親切なロシア料理店

映画日誌’20-47:ニューヨーク 親切なロシア料理店

trailer:introduction:ドグマ95作品『幸せになるためのイタリア語講座』で注目されたデンマーク出身の女性監督ロネ・シェルフィグによる人間ドラマ。ニューヨーク・マンハッタンにある老舗ロシア料理店に集う人々の交流を描く。『ルビー・スパークス』などのゾーイ・カザン、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのアンドレア・ライズボロー、『預言者』などのタハール・ラヒムのほ

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