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2021

13
2021年 書いた記事まとめ
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記事一覧

100個の好き

100個の好き

100個の好きを数えてみたい。以前どこかのnoteで同じような事を書いている人がいてそれに影響された。今年思う私の「好き」はなんだろうか。

【1】言葉 話す言葉が人格を表すと思う。

【2】音楽 主食。音楽を食べて生きていきたい。

【3】兄 彼がいない世界はきっとつまらない。

【4】茜色の彼女 私の心臓。

【5】川谷絵音 「indigo la end」は特別。

【6】本 言葉の美術館。推

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コンビニの好きお客様たち

コンビニの好きお客様たち

役1年間、とあるコンビニでお世話になりました。数時間だけだが、お客さんが多く来店する時間帯なのでかなり忙しかった。
個人的に推していたり、特に覚えている人たちを書き留めておこうと思う。
忙しさの中にも感謝や楽しさ、励みを分けてくださったお客様、職場の方々。本当にありがとうございました。ここで働けた事を心から誇りに思います。

※私の記事の中で、1番文字数が多いです。
書き留めなので身にならないお話

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終わりさえ美しい、兄と結婚したい。

終わりさえ美しい、兄と結婚したい。

仲間と呼ぶには軽すぎて、友達と呼ぶにはあまりにも近く、恋人と呼ぶには遅過ぎる。血が繋がるほど濃く交わり、全てを預けられる家族のような人。
※安心してほしいのだが血縁関係はなく、戸籍も別であり「兄」はあだ名である。

結婚なんて「生涯結婚なんてしてやるものか!!!!!」
本気でそう思っていた。これまで色んな人と付き合ってきたが、誰に対しても結婚したいとは思えなかった。「ずっと一緒にいようね」という嘘

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こんなにも甘いのに

こんなにも甘いのに

「嫌いの上に大嫌いがあるとするなら嫌いでした」
別れ際、彼にそんなことを言われた。

茶色「夢かぁ、自分の店を持つことかな。君は?…平凡な暮らし?はは、君は本当に面白いね!…では採用ということで、よろしくね」
彼との出会いはバイトの面接だった。ふわふわした茶色の髪、笑うと細くなる目、癖のある話し方。蛙のキャラクタースタンプで「お疲れ様です」と送られて、更に惹かれるようになった。あれは一目惚れだった

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藍染め

藍染め

この気持ちを愛と呼ばず、なんと呼ぶのか教えてほしい。ピンクの細く柔らかな髪が、綿菓子のように可愛らしく、そばに寄ると甘い香りがした。

8月「高嶺の花子さん」を聴いていたら彼女は現れた。もう二度と会えないと思っていたのに、手を振る姿を見て「あぁ、やっぱり好きだな」と苦しくなった。

隣を歩きながら、離れていた2年分の情報交換をした。仲のいい人が減ったこと、大学を退学したこと、家にずっといること、絵

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私は貴方の名前が好きだよ。

私は貴方の名前が好きだよ。

自分の名前が嫌いだった時期がある。その時よく聴いていたラックライフの『名前を呼ぶよ』を久しぶりに聴いた。もう遠い彼を思い出していた。この感情を残そうと思ってかれこれ5時間、打っては消してを繰り返している…

偽名とお前私が中学2年生の頃。共通のネット友達がいて、引き合わされた様なものだった。その日にLINEを交換して、時々話すようになった。LINEのトモダチ欄に表示される彼の名前。同じ中学の人たち

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「明日」を生きる理由だった人へ。

「明日」を生きる理由だった人へ。

どうしても同じ苗字になりたかった。『服部 藍良』私のペンネームの苗字は、貴方から拝借したもの。私が中学2年生だった頃の、深く優しい思い出話である。

はんぞうくんクラスメイトの男子に「服部半蔵だな!かっこいい」と言われているのを見ていた。私と彼とクラスメイトの3人だけの放課後の教室。夕日が差し込む窓を見ながら「そうか?」とはにかんだ笑顔を向ける彼をよく覚えている。私はその日を境に彼を『はんぞうくん

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食欲の深夜3時

食欲の深夜3時

ディズニーランドホテルのロビーでこれを打っていた。「希望なんてなくても」以来かな。欲に忠実な日を過ごした記録を書こうと思う。

11月13日午後18時「20分後に着くよ」とLINEをして電車に揺られる。直ぐに既読が着いて「駅で待ってる」と返信。今日は兄に会いに行く。(あだ名であり、婚約者のような人)

駅を降り、近くのスーパーで夜ご飯の買い出しをした。ほうれん草としらすが消費期限間近で安売りされて

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誰といる時の自分が好きか

誰といる時の自分が好きか

マカロニえんぴつさんの新曲を聴いてハッとした午後である。すぐに曲のリンクをLINEで兄に送った。「いい曲だね」と返信が来たことが嬉しかった。

『なんでもないよ、』僕でよかったかい?こんな僕でよかったのかい?

なんて聞いたりしないよ、だって君がよかったんだ。そんな僕の予感なんだ。

君と一緒にいるという選択は僕が決めたこと。承認を君に委ねる隙がないほど、僕の意思は硬いのだろう。そうはっきりと言い

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魔法少女になりたい

魔法少女になりたい

見つけてくださりありがとうございます。突然ですが、貴方は魔法が使えますか?そもそも魔法の定義ってなんだろう?私は最近、その輪郭が掴めてきた気がするのでここに残しておきます。

少女を過ぎてピンク色の髪に何度憧れただろうか。子供の頃は「私の魔法で全ての人に平等とささやかな愛を与えられる」と本気で思っていた。私はどうすれば魔法少女になれるのだろうと悩み、祖母に相談したことさえある。

20歳になった今

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絶望と祝福

絶望と祝福

2021年10月30日。私は20歳の誕生日を迎えた。正直なところ、こんなに生きてる自分が信じられなかったりする。頭を働かせ、文字を綴っているのは本当に私自身なのか…前置きはそのくらいにしておこう。

絶望を思い出す私は絶望ばかりしていた。自傷行為に近いことも何度もした。愛とか言って、振りかざされた暴力も知っている。「奇跡も魔法もあるんだよ」という台詞に夢ばかり見ていた。

子供の頃、母親に首を絞め

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希望なんてなくても

希望なんてなくても

「何もしたくないなぁ」

とぼんやり考えながらタイピングをしていた。ここはディズニーランドホテルのロビー。オリーブ色の1人がけ用ソファーに腰掛けている。実は宿泊者ではなくても、ロビーまでは出入りが自由な事をご存知だろうか?

安らぎの場私はよく何でもない時にここに来て、時の流れを持て余しながら天井のシャンデリアを眺めている。彫刻の曲線を目でなぞっている。丸を数えたりしている。丸が3つ重なると、ミッ

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排水のような言葉

排水のような言葉

🤍

こんばんは。初めまして、服部 藍良(はっとり あいら)と名乗らせて頂きます。名前の由来は後日、別の機会に話そうかと思っております。

人の言葉って全て美しいのか、綺麗なのか。浄化されているのか、きちんとアルコール消毒されているのか?(笑)少なくとも、自分の言葉は美しく澄んだ水のように人の体内で正しく作用するような物ではないと思っています。

誰かを応援するような言葉も、背中を押す言葉も紡げ

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