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ショウタ
2024年4月22日 18:20
真夜中をくすぐる思考の端くれ達 泡のように浮かんでは消えて泡のように浮かんでは消えて…音も無くはじけては深まる夜に合わせてその強度は増していく泡沫の時を楽しむかのように間断なく立ち上る気泡音を立てては消えていき再び浮き上がる時間を経て発酵されたシードルの甘美な果実味のように豊満で脆弱な魔力が意識の隙間をくまなく波立てる自我に対して無遠慮な思考に抗う
2024年4月20日 21:41
見知らぬ土地の雑踏ほんやりと浮かぶ街灯達見知らぬ花の香り見知らぬ人が流れた髪に手をやり季節を婉然とつま弾いたサクラはとうに散ることを止めて宵の時を静々と迎えていた月は明るく 注意深く その時を迎える急いでいたはずの光の出口から聞こえてくる…闇夜に囁く銀飾の不可思議な音色存在を主張し得ない強さをはらみ異国の情緒を体に組み込んでいく…エキゾチッ
2023年10月30日 21:14
夜の帳が下りる頃己とも思えない影に乗り情けにも似た夜風を浴びる堰を切ったかのようにさんざめくノイズやりきれない自らを投影しているような滑らかに軋む窓辺の景色無粋で情緒のカケラもない欠けた満月 その曖昧さが時に心をなぐさめる 明かりが灯る道すがら自然と背中は押されてゆく不思議だ秋風の功名導かれたかのように目の前を煌々と照らすぬくもりを
2023年10月26日 21:57
文字にも起こせないつまずきを与えたのは一体何?それとも一体誰?俺には見えやしない感じやしない想像もつかない祈りは時に冷たさをはらみ黄金色の陶酔感を紡ぐヒリヒリした頭痛は孤独の原点を咀嚼する浮き上がる視線には虚空を睨む情念をはらんでいる聴こえる…力のこもった歌声それは一杯のカクテルのような不滅の調和に似た哀しみと罪その響きに嘘はないその
2023年10月22日 22:46
乾いた空気が注がれるグラスに並々と浮き立つ気泡が私を夢中にする一杯のワインよりも赤くウイスキーよりも琥珀色で余裕たっぷりに透き通るような笑みで私に微笑みかけてくる季節の移ろいに合わせるようにその味は目を通り越し肺に達して 鼻腔をすり抜けるすり抜けた意識にフラフラと浮かぶ街の落陽の満ちた甘み全ての通過点のように湿り気を帯びたグラスそのグラスに映る