クラスターが発生している施設で頑張るB氏の奮闘記 2

クラスターが発生した介護施設にヘルプに行き3日間は日勤をし、4日目にはきちんと休みがもらえたB氏。

ホテルで一日中のんびりとしていたようです。

明日から遅番をやるように指示されたと言っていました。

仕事時間は10時30分から19時30分まで

あまり遅くなるとホテルの食事もデリバリーも頼めなくなると心配していたため、その時はきちんと消毒してコンビニに寄りなさいと伝えました。

B氏はまだ1年目ですが、他の施設からは師長クラスが応援に来ているとのこと。

夜勤やらないからヘルプに行けるのでしょうが、頭が不在でも大丈夫な施設ってどうなんでしょう。

そんな話をし、明日から遅番頑張れと伝えて電話を切りました。


少しして電話がきました。

急に夜勤になり不安だと言うのです。

元々いた施設では成長はしているものの、仕事が遅く夜勤にまでは至っていないB氏

全く経験がないことを依頼され不安になり、どうすればよいかわからないためパニック状態。近くに相談できる人もいないため泣いてしまいました。

経験がないため不安になるのは仕方のないことで、誰でも初夜勤は緊張します。

それでも慣れた場所で慣れた人と夜勤をやるためなんとかなりますが、B氏は慣れない場所で慣れない人と未経験の夜勤をすることになり、不安は通常の倍以上と考えられます。

泣いてしまい申し訳ありませんと言うB氏に対し

不安なのは分かる。誰だって最初は不安だよ。しかも、慣れないところでやるのはものすごく不安になる。別に強がる必要はないし、できないものはできない。分からないものは分からないと言うべきだ。
泣きたい時は泣くといい。泣けばスッキリするから。泣いて落ち着いたら明日の準備の話をするから。

数分同じような事を繰り返し伝えると落ち着いてきました。

夜勤の準備の説明をするからメモを取るようにと伝えました。

食事が出るかわからないから夕飯、夜中や朝方にお腹が空くかもしれないのでパンやおにぎりなどを用意すること。
日中は昼寝をすること。
夕飯が何時かわからないが、消灯後の可能性があるため出勤前に少し食べておくことを伝えました。

B氏はコンタクトを使用しているため、コンタクトで行くかメガネで行くか、途中でコンタクトからメガネに変えるかを悩み出しました。

コンタクトを外すことは粘膜に触れるため感染のリスクが高くなります。

もし外すのであれば手をきちんと消毒することが必要です。

きちんとできるならコンタクトを外しても良いが、怪しいならコンタクトを外さないかメガネで行くことを伝えました。

B氏は悩みましたが、コンタクトを外さないことに決めました。


落ち着いてきたと言っても不安は不安です。

不眠のまま夜勤に突入しては事故につながりかねません。
そのため、散歩して気分転換を図ること、本屋があるなら漫画などで気を紛らわせること、ぬるま湯に浸かること、お酒を飲んでほろ酔い気分となること、脱水予防に経口補水液を飲むことを提案しました。

B氏はその提案もメモし、落ち着くための行動を取ることにしました。

落ち着かなかったらまた連絡するように伝え電話を切りました。

その後は電話はありませんでした。


コーピングを学んでおいて良かったと思いました🍀

B氏に対し頑張れと思う方はぜひ励ましや応援のメッセージをお願い致します。
また、お心遣いを頂けましたら全額B氏へ渡したいと思います。

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