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中東・イスラムについて(たまに更新)

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#中東

レバノン人と東京で消耗した話

レバノン人と東京で消耗した話

昨日、SNSを通じて知り合ったレバノン人(28歳)と晩ご飯を食べに行った。

初対面だったが、のっけからオモロかったので紹介したい。

19:30に待ち合わせしてたため、帰り支度しながら、彼にLINE

私「今から渋谷向かうわ。着いたらまた連絡する。」

するとしばらくして

彼「うわ、ごめん!すっかり忘れてた!今日会うんやったな!」



うぉーい!お前から誘っ

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イランで国内旅行に行ってみた:その5  橋と川編

イランで国内旅行に行ってみた:その5 橋と川編

前回からの続きです。

見逃した方はこちらから

さて、食事を終えた二人は歩いてモスクへ

モスクもチケットが必要なので、購入して入場

お昼の時間帯は全然人がおらず、凄い静かでした

それがまた幻想的というか、良い雰囲気を醸し出してます

謎のおちょこのオバケみたいなものが展示されていて、柵が壊れてるため、触り放題

さらに進むと、こんなええ感じの作りのところに

彼女「あ、お祈りの

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イランで国内旅行に行ってみた:その4  宮殿編

イランで国内旅行に行ってみた:その4 宮殿編

前回からの続きです。

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さて、前回に引き続き、イラン人女性と二人で遺跡を回ってるTK工房です

宮殿内で、「音声説明聞けます」の表示があったので、入り口で貰った機械のボタンをポチっとしてみた

すると、流れてきたのは流暢なネイティヴ英語

二人でじっと耳を傾ける

30秒経過

まだ続く

更に10秒ほど経った時点で

彼女「長ない!?」

私「俺も思った

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イランで国内旅行に行ってみた:その3 デート編

イランで国内旅行に行ってみた:その3 デート編

前回からの続きです。

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さて、声をかけてきたイラン人女性から、観光案内の申し出を受けたTK工房

二つ返事でお願いした翌日の朝

ホテルの前で待ち合わせ

約束の時間に颯爽と現れた彼女

あらま!昨日と違ってえらい綺麗やないの

昨日は仕事の帰りだったため、彼女は会社の制服でした。

イランの会社の制服はたいてい、上から下まで真っ黒。

で、頭に巻くヘジャブも結構

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イラン国内旅行に行ってみた:その1 恐怖の飛行機編

イラン国内旅行に行ってみた:その1 恐怖の飛行機編

日本では土日が休みなのに対して

イランでは木金が休みです

当然日本は平日ですので

出張者の私は完全に木金休むわけにもいかず

木曜日はとりあえず、昼まで仕事をするスタイル

時差は5時間半なので、昼まで仕事すれば、日本側が定時になるのでまぁ良いかなと

で、そこから週末に入るわけです

いつもはテヘラン市内のホテルのジムで汗を流すか

付近を散策して、食材を買って料理でも作るかなんですが

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シリア人独占インタビュー

シリア人独占インタビュー

先日、機会があってシリア在住のシリア人(27歳)を隣国ヨルダンで独占取材してきた。

今のシリア国内の状況はどうですか?「よくないね。」

やはり、場所によっては報道にある通り、凄惨な紛争は続いており、非常に危険な状況だそうだ。しかし、彼は言う。

「ダマスカスは安全だよ。テロリストもいないし。」

彼曰く、ダマスカスはしっかりとシリア政府軍が守っており、基本的にテロリストは入ることができない

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イランのファッション事情

イランのファッション事情

先日、面白い記事が出てました。

この記事に書いてある内容は事実ですが、補足するとすると

オシャレをしているのは、テヘランの中でも富裕層が中心です

やはり、富裕層はワールドワイドな教育が行き届いているので

宗教心も薄く、まさかのアメリカ文化大好き

宗教に対する考えも、世界に対する考えも、日本人とほとんど変わりません

しかし、富裕層が集まるテヘラン北部を離れると

少しづつ街並みも変わ

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イランの失業率

イランの失業率

イランは失業率が約10%と高く(日本は約3%)

とりわけ若年層に至っては約20%にのぼります

たしかに、街中で信号待ちの車に物を売り歩いてるような人達をたくさん見かけるもんなぁ

大変やなぁ、なんて思ってたんですが

若年層の割合が高いのは少し事情があるようで

大きく分けて3つの原因があるとのこと

1.貧困層で十分な教育を受けられずに職にあぶれているこれは世界共通の理由です

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戦争体験者と会話した

戦争体験者と会話した

運転手との会話で、彼が元々軍隊にいたことがわかった

年の頃は50台半ばくらいだろうか

いつものようにテヘランの街中を車で移動中

不動産屋の前を差し掛かった時に

店の中で電話をしている男性に向かって、ドライバーが親しそうに挨拶をした

私「誰?友達?」

ドライバー「そうそう。古くからの友達。軍隊で一緒やってん」

私「え、そうなんや!元々軍隊にいたん?」

ドライバー「

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アメリカという最も邪悪な国

アメリカという最も邪悪な国

アメリカの邪悪さ半端ないですね。

中東関係の仕事やってると、嫌という程、アメリカの邪悪さを目の当たりにします。

今朝も記事に出てますが

これ、イラン担当してる私からすると

Down with the USA!!!!(アメリカぶっ殺!!!)

これ、皆さんはピンと来ないと思うので説明しますと

アメリカは、イランが自分の思い通りにならなかったので、1979年以降、目の敵にしてイジメてます。

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ラマダン(断食期)はパーティ?

ラマダン(断食期)はパーティ?

さて、6月に差し掛かり、今年も折り返しに入ろうとしておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

中東諸国では6/6〜ラマダン(断食期)に入りましたね。※イランは6/7から

ラマダンは一ヶ月続きます

皆さん、断食と聞くと

一切飲み食いしない荒業をイメージするかと思いますが

実は全然違います

まず

飲み食いしてはいけないのは

太陽が出てる間のみ

それまではムスリムのみな

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みんな同じ顔

みんな同じ顔

先日までヨルダンに入ってました

その時の小話

1週間の任務が終わり

ヨルダンの空港でチェックインしようと思ってカウンターで手続きをしてると

対応してくれていたエミレーツの女性スタッフ(ヨルダン人?)から

「質問していい?」

と聞かれました

私「何すか?」

彼女「私達からすると、アジア人てみんな同じ顔に見えるねんけど、もしかしてあなた達からしたら私達、みんな同じ顔に見えんの?」

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徒然日記@イラン  その6〜イランの負の面〜

徒然日記@イラン その6〜イランの負の面〜

さて、イランの良いところばっかり紹介してきましたが(?)

偏向報道になってしまうので

なんだか切なくなった話もしてみようと思います

テヘランは山側から平地に向かって富裕層から貧困層という感じで棲みわけされてます

棲みわけといっても、別に塀があったり、行き来に不自由するものではなく

日本と同じ様に、山側金持ち、海側そうでもないというやつです

テヘランの国際空港であ

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徒然日記@イラン その3 タワー

徒然日記@イラン その3 タワー

さて、滞ってた日記再開

日記というより後記ですが

今回のイラン出張は観光に行けました

まずはミラッドタワー(通称テヘランタワー?)

結構高いんですよ

435mもあります。

登る前に上司と下をウロウロしてると

20〜30代の男子2人組に声かけられる

男「ハロー、どっから来たん?イランどうよ?」

めちゃ怪しいやん(笑)

男「一緒に写真

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