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児童福祉

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#児童福祉

他人のために頑張る方が好き

他人のために頑張る方が好き

最近の虚無感の要因が分かった。

対人援助的な要素が足りなかった。

私は「困ってる人」「生きづらい人」をサポートするのが好きだった。

なのに最近は「自分のためにしか頑張れない」と勘違いして、自分のことだけを考えていた。

私は自分のために頑張れる人間ではない。誰かの、特に「困っている人」の役に立つことで生きがいを感じる人間だった。

幼稚園の頃は、発達の遅い友達のサポート係をしていた。着替えや

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居場所作りがしたいけれど

一年以上前から言っている、居場所作りがしたいと。子供の居場所作り。既存のもので表現するならば、児童養護施設みたいな場所と子ども食堂みたいな場所を作りたい。それらのフランクバージョン。行政を介さないバージョン。

だけどそもそも福祉の分野はお金を得ることとの親和性が低くて、個人で立ち上げるようなものじゃない。公的な支援(お金的、人的)が物を言う。

大人の福祉に近いもの、大人のキャリア教育に近いもの

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「頑張り屋さん」なんて言わないで

追い込まれた環境で生きてる子どもを「頑張り屋さん」って表現するの、どうなんだろう。頑張り屋さんというか、生きるには極限まで頑張るしかなかっただけかもしれない。頑張り屋さんというより、耐えなきゃ死んじゃうから耐えてるだけかもしれない。いつか、やりたいと思えることを頑張れますように。マイナスを0に近づける努力じゃなくて、色んなものをプラスしていける人生になりますように。何もできないけれど、愛情に似たも

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私は本当に子どものことを理解できないのか?

「人の気持ちなんてわからない」

「子どもの気持ちなんてなおさら分からない」

とか言って、児童福祉のアルバイトを半ば投げやりにこなしてた。

でも、それは言い訳だ。

私は子どものことが見えていない、わけじゃない。

見ようとしていないだけだ。

だって、アルバイトを始めた時には、ちゃんと見えていた。

あった能力が無くなるわけない。

慣れとともに、大切なものを流してしまったようだ。

また一

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「子どもが好きか?」「子どもが可愛いか?」という愚問

これらの質問が嫌い。

教育関係者にこんな質問されたときには、心から軽蔑した。

①「子どもが好きか?」について

好き嫌いにかかわらず、真摯に対応しなきゃいけない。

だから、教育の世界に入った時点で、「子どもが好きか嫌いか」なんて、聞いちゃいけない。前提というか、そういう目で子どもを見ちゃいけないと思う。

また、教育者ではなく一個人として子どもを見るなら、そりゃ好きな子どももいれば嫌いな子ど

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誰にでも懐く幼児

ほど怖いものはないね。

会って5分もしいないうちに「先生大好き。」

関係性もできてないし、私の名前も分かってないくせに、大好きなんて。

バイトしたてのごく初期のころは「懐いてくれて嬉しい」なんて呑気に考えてたけど、

いまはすぐに懐いてくる幼児を見ると、

「あぁ、愛情の受容体がぶっ壊れてるなぁ」って思う。

誰にでも懐くのは、人間を識別していない証拠。

人見知りは、親を識別出来ている証拠

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体調の心配をされるのは、問答無用で嬉しい?

児童福祉のバイトしてて、感じた。

しかも、養護教諭養成課程にいるので、興味深い気づき。

(※個人的に「気づき」っていう日本語が嫌いだけど、awarenessは気づきと日本語訳されるので仕方がないと諦めている。)

あまり関わりのない男の子が体調悪かったようなので、心配してるよというメッセージを二回ほど書いた。

そしたら、次の日からすごい話しかけてくれるようになった。

「僕の事認識してるから

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児童福祉の幼児の悲しみ

もう児童福祉施設で夜勤のアルバイトを始めてから1年以上が経った。

最初はいちいち案件に心を痛めていたけど、最近は良くも悪くも慣れてきて、機械的に過ごしている。

いんだか悪いんだか知らないけど…。

3歳の、ようやく会話可能なレベルの子と話してると、うわぁってなることがある。

まず、少し嫌なことがあると「ぶっとばすからね」って繰り返しいうこと。きっと、親がそうやって怒ってたんだろうって、容易に

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全て失ったら

もしもすべて失って

いい年して結婚もせず

子どももできなかったら、

単身里親になりたい。

または、

小規模の児童養護施設を作りたい。

不幸な私と不幸な子どもで

幸せごっこがしたい。

福祉に興味があるくせに、すごく自己中。エゴだね。

でも、私のエゴの切れ端で少しでも幸せになってくれる子どもがいるなら、それも有りだと思う。

「発達障害って何ですか?」

児童福祉の、発達障害の子どもが大量にいる場所で職員に言われた言葉。

バイトだとしても、発達障害知らずによくここにいられるな、って思ってしまう。

自分が何か言えるほど動ける人間じゃないけど、

うまい対応ができてるとも思えないけど、

知識があれば、

子どもを傷つけない最低限の対応はできると思う。

私に何ができるだろう

短冊の願い事

バイト先で短冊に願い事を書く機会があった。

バイト仲間の女の子と30分くらい考えたら、願い事がどんどん出てくる。

くだらないものから差し迫ったものまで。

結局、「欲が無くなりますように」って書いといた。

「お金持ちになりたい」

「パティシエになりたい」

「早くおうちに帰りたい」

などの中に紛れ込む、「欲が無くなりますように」

子どもの理解を無視してみた。

「水って何でできてるの?」

小2に聞かれて、答えられなかった。

なな「酸素って知ってる?」

こども「知らない」

なな「だよねー…酸素っていう粒と水素っていう粒が合体して水になるんだよ」

こども「ふ~ん…(よく分からなそうな顔)」

この説明じゃ分からないの、当たり前だ~。

水って何でできてるのか…。

つい、学校でH2Oと習うので、水はH2Oって暗記して、理解した気持ちになってた。

でも、私だって、水が何でできて

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子どもの感性って、可愛い

バイト先の小2の女の子と、「逆さ言葉を考えよう」みたいな遊びをしてた。

「ゆっくり歩いてね」→「はやく走ってね」みたいな。

歩くの反対が走るなのかは分からないけど、子どもにとって、どの言葉とどの言葉が似てて、反対なのか、知る手がかりになるから面白い。

子どもが言葉をどうとらえてるかって、聞いててすごく面白い。

特に印象的だったのは、「涙」の逆さ言葉。

小2の女の子、上の2番の両方の歯が抜

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性的虐待の女の子

バイト先で関わっている、性的虐待被害の女の子が夢に出てきた。

まだ幼児であまり言葉が発達していないのに、夢の中ではすごく流暢に話してた。

すごく明るく、「私レイプされっちゃったんだ~。〇〇なときにね、お父さんが〇〇で…」って説明してきた。

お父さん(会ったことはない)も夢に出てきた。

「僕も悪気があったわけじゃないんです。あまりにも可愛くて、~」って、すごい紳士なお父さんが説明してきた。

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