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マーケティング戦略

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ブランディングによって構築された「価値」が「売れる(伝わる)仕組み」を作り上げるマーケティング戦略について発信しています。
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#マーケティング戦略

マーケティングで重要な2つのこと

ブランディングによって、ブランド価値を構築し、

その価値を届けるべき相手に届け、

その価値を高く見てもらうこと。

マーケティングの中心にブランディングがあり、
ブランディングの周りにマーケティングがあります。

つまりマーケティングとブランディングは、両方出来るからこそ、それぞれに価値が生まれるのだと私は考えています。

今回は、マーケティング戦略において、私が重要だと考えている2つのことを

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広告、プロモーションはなぜ必要か

マーケティング、ブランディングにおいて、
「価値を伝える」というのは最後にして最重要課題である。

いくら良い製品を作り、消費者が望ましいと思う価格設定をとり、望ましい流通経路を辿っても、最終的に消費者に「認知」されていなければ仕方がない。

消費者に認知されていなければ、どれだけ価値のある製品やサービスも、その価値は存在していないに等しく、それだけ、「価値を伝えること」は重要である。

そこで、

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トリプルメディアを用いたプロモーション戦略

マーケティング及びブランディングにおいて、製品の価値、価格、流通経路、差別化要素など、「商品価値を作り上げる」工程は当然避けて通ることができない。

しかし、いくらその製品に価値があり、希少性があり、模倣困難性が高くても、
その製品の価値を、「消費者(顧客)が認知してくれなければ、その価値は存在していないも同然」なのである。

その、「価値を伝える」という、もはやマーケティングにおいて「義務」とも

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商品のリピート率を上げる方法

マーケティングにおけるリピートとは、「2回目以降の購入」のことである。(初めての購入のことをトライアルという)

今回はそのリピート率を上げる方法について紹介したい。

消費者がその商品を初めて購入し、その商品を「もう一度使いたい!」と思う瞬間とはいつだろうか。

それは、実際に商品を使って、その商品に満足した瞬間。つまり、「商品の使用体験」が、リピート率に大きな影響を及ぼす。

製品やサービスか

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ROI (投資利益率)について

ROIとは、「投資利益率」のことである。

ROIは、(利益額) / (投資額) の式で求められ、
「投資額に対して、どれだけの利益、リターンが得られたか」を表す指標である。

私はマーケティングを学ぶ上でこの指標の存在を知ったが、ROIを知ってから、「買い物」に対する考え方、そして、「購買後の行動」に対する考え方が変わった。

まず、投資額に対してのリターンを意識するのであれば、何か商品を買う前

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製品ライフサイクルと戦略策定

製品ライフサイクルとは、「製品が市場導入されてから製品が廃れ、撤退するまでの流れを、人の一生(ライフサイクル)になぞらえた考え方」である。

製品ライフサイクルは、基本的に4つの段階を辿る。以下で紹介していく。

①導入期
→製品が市場に導入されて間もない状態。導入期における基本戦略は「プロモーション戦略によるブランド認知」である。製品が購入されるまでのプロセスを体系的に表すブランドカテゴライゼー

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価格プレミアムについて

価格プレミアムとは、「消費者がその商品やサービスに、価値の高さや希少性を感じた場合、その見えない価値に対して払っても良いと思う価格」のことである。

例えば、有名カフェチェーン店のスターバックスをイメージしていただきたい。(以下スタバ)

スタバでは、コーヒー1杯が300円〜400円で売っている。

しかし、家で自分でコーヒーを作れば、おそらく高くても100円で飲むことができるだろう。

では、ス

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ブランドロイヤルティを高める3つのメリット

前回の記事で、ブランドロイヤルティを高める具体的な2つの方法を紹介した。

今回は、ブランドロイヤルティを高めることで得られるメリットを3つ紹介したい。

①価格競争をしなくて済む(高い利益率に設定できる)

→日本には多くの企業があるが、現代では各社の技術力が高まった結果、「商品の品質が良いこと」はもはや当たり前となり、競合他社と「製品の品質面」で差別化することが難しくなっている。消費者の視点か

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