- 運営しているクリエイター
#エッセイ
大好きな夫に、改めてプロポーズをすることにした
私事で恐縮ですが、昨年11月に入籍しました。
お相手の方とはもともと一緒に住んでいたため生活に大きな変化はなく、独身時代と同じ毎日が地続きになっているだけでした。
結婚を報告した友人から、お祝いの言葉も早々にこんな質問をされました。
「プロポーズの言葉は?」
この問いかけによってはじめて気づいたことがあります。
プロポーズ、されてないわ
そういえば、はっきりとしたプロポーズってされてい
文章にまぐれあたりはないから
「どうして、できるのにやらないの」
いつもは温厚な先輩の声が、あきらかに張っていた。スチール机を挟んで座る私の足元の、つま先がこすれたパンプスが見える。夕方6時。もう帰りたいなと思ったときに呼び出された会議スペース。
先輩が言ってるのは、新入社員研修での私の行動のことだ。1か月で新規案件100万円分を受注すること。けして実現不可能な研修ではない。営業部隊なら、きっとどの会社でもある。
「足り