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日々と世界を思う文章とか2016.1~

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日々の思いと発見を綴った文章とかです。
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記事一覧

【短歌+】スイートテンありがとう

【短歌+】スイートテンありがとう

 ぼくたちの憲法一条定めます「死ぬときまでは死んではいけない」(但し)6日だけ先に逝くのでそのぶんのお菓子とアイスためこんでおく■

本日付けで、結婚10年目に突入した我々。スイートテンダイヤモンドは贈れませんが、スイートテンありがとうを贈りたいところです、ありがとう。

妻とは同い年で誕生日が6日違いなので、6日早く死ねたらいいなあと思っています。でも、6日じゃ葬式の段取りとかいろいろあって、の

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【短歌+】埼玉ぽさ

【短歌+】埼玉ぽさ

 海だった場所に建ってるビルたちの隙間を泳ぐ都会の魚 傷付いたレンズが映す街並に架かった虹は嘘でも綺麗 各々の歴史があるからどうしてもログインできぬ街並みがある ビル街を選んで咲いたたんぽぽが俯く人に笑顔を向ける■

やたらとオシャレに見える街並みってあります。埼玉から見ると、東京(の一部)とか横浜とか。そんで、埼玉もがんばって、そういうオシャレな街並みにチャレンジしてみて、それなりにそういう雰囲

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【短歌+】足るを知る

【短歌+】足るを知る

 どうやって出逢えばいいのと嘆いてる若者たちとすれ違う日々 自由形だからクロールじゃなくていい息するための泳ぎ方なら 

若いときから「出逢いがない」と嘆いている人をよく見かけましたが、出逢いがないんじゃなくて、「理想とする出逢いがない」ってことなんだろうって思ってました。だってね、人はたくさんいるんだし、生きていれば、何かのきっかけで誰かと話すことはあるわけですし。まあ、なにも発展することはない

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【短歌+】君のいる夏

【短歌+】君のいる夏

 どこまでが葉っぱでどこからサラダかを確かめている吾子の指先 おもちゃ箱ひっくり返して部屋中が君の笑顔で埋まっている朝 手を伸ばし抱っこをせがむ君の背に光る汗ごと抱きしめる夏

以前、納豆ご飯さんと椎名ピザさんのラジオにおいてご相談しました、うちの子のテレビ倒す問題が、しれっと解決しようとしている夏です。ゲートをも乗り越えていくバイタリティを持った我が子でしたが、すっかり乗り越えなくなりました(テ

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【短歌+】イージーモード

【短歌+】イージーモード

イージーなモードで始めた人生の電気を消して見上げた星星

小さいときは気付かなかったけれど、普通に愛されて育ったことを、今は感じられます。

でも、それが「普通」のことであるがゆえ、「普通でない」ということと比較しないと、その普通が「特別」であることがわからないものです。

なのでね、思春期以降に、いかに自分が「足りない」かの証明をしちゃってたんです。周りと比べて、あれが足りない、これが足りないと

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【短歌+】正しさトーナメント

【短歌+】正しさトーナメント

正しさのナイフで脅し合っている人を包めるフェイクファーの白

正しさが厄介なのって、「正しさ」が一つではないから、と思います。

たとえば宿題をすぐにやって、あとはダラダラしたいのと、今すぐダラダラしてから、ギリギリでやるのも、どちらもそれが「正しい」と思ってるはず。

それぞれ「正しさ」を持っているのだけのことなのに、それは「正しくない」と言い始めると争いになる。

わかっていつつ、喧嘩になるの

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【エッセイ】4%の世界 #創作大賞2024

【エッセイ】4%の世界 #創作大賞2024

法務省によると、選択的夫婦別姓の審議が始まったのが平成3年(1991年)だそう。つまり、30年以上審議し続け、未だになにも決まっていない、ということです。変えるつもりはないんだな、と思うばかりです。

そうは言っても、もっとおかしいんじゃないかと思うことがあります。ぼくは結婚する際、妻の姓を選んだわけなんですけども、同じように、夫が妻の姓になった割合がおかしすぎます。何%かご存知ですか?

答え、

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分岐点の3冊 #愛読書で自己紹介

分岐点の3冊 #愛読書で自己紹介

山根あきらさんの募集企画  #愛読書で自己紹介  
に参加させて頂こうと思います。

愛読書、ということで人生の中で繰り返し読んでいる本に焦点を当てて紹介します。

一冊目
サン=テグジュペリ「星の王子さま」
お馴染みの世界的ベストセラーですので、子どものころから家にありました。が、少年時代、本など読まない野球少年だったもので、目もくれず。

初めての読んだのは22歳のころです。きっかけは、恋人と別

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【お報せ】カラフル写真コンテスト2023写真展

【お報せ】カラフル写真コンテスト2023写真展

息子がモデル登録させてもらっている、㈱華ひらく、の「カラフル写真コンテスト2023」の撮影が9月にありました。

華ひらくは、代表の方の息子さんに障害があり、障害がある世界と、ない世界の見えない壁をなくし、障害のある人も堂々と生きられる社会を作りたいと始めた事業です。

その想いに共鳴し、ダウン症の息子もモデルとして登録させてもらいました。ぼく自身、障害のある方との接点は息子が生まれるまでなかった

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【私小説風】だいじょうぶ米俵

【私小説風】だいじょうぶ米俵

毎日毎日、バレないように息子は大きくなっている。本当に少しずつ、少しずつ。

彼にはダウン症があるがゆえ、一般的な成長よりも緩やかだ。三歳が近づいているが、まだ歩かないし、意味のある発語も少ない。それでも、昨日まで着ていた服が着られなくなっていたりする。

「この服、もう着れないね」

ぼくの言葉に妻は頷きながら、少し懐かしそうな想いを吐露する。

「そうだね。この服、手術したときに着たね」

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【バトンリレー】普通の人生が大丈夫になること。

【バトンリレー】普通の人生が大丈夫になること。

フォロワーの193さんより、バトンがまわってきました。

お題企画などで、何作も書ける193さんのアイデア力には感服します。冗談ではなく、引き出しが無限にあるんじゃないかと思うほどです。

そんな193さんからのバトン、せっかくですので受け取り、書かせて頂きますね。

スタートはこちらの企画。

・人に喜んでもらったこと
・してもらって嬉しかったこと

を書いて、バトンを渡してくださいとのこと。ど

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我が子の未来 #ひとつだけ記事を残すなら

我が子の未来 #ひとつだけ記事を残すなら

ひとつだけ記事を残すなら。

振り返ったら、noteにはいろんなかたちの表現を書いていました。小説、詩、短歌、エッセイ、コラム、写真、歌、つぶやき、等々。

そのときどきで、したい表現をしているなあと客観的に思います。

おそらくこれからもそんなふうに書き続けると思うのですが、ひとつだけ残すとするなら、創作ではなく、迷わずこれです。

この記事から半年ほど経って、もう少し付け加えたいことがあります

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【作文】かみさまはいる。 #バカじゃないの自分

【作文】かみさまはいる。 #バカじゃないの自分

むかし働いていた職場は、車で現場に向かい作業をする仕事だったのですが。

何日か前に雪が降って、その日も雪が降ってきそうだなという天気。一応チェーンを車に積んでお客さんのところへ向かったんです。ナビに従って走っていると、どんどんと人気のない道に入っていきました。

残った雪と降り出したで積もるくらいになって、轍もない道。

ノーマルタイヤで行ける?

って、自問自答すると、

いけるところまで行っ

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【名言】偉いやつははじめからワルにならない。

今はどういう感じかわからないですが、ぼくの子どものころの少年誌といえば、圧倒的に「ジャンプ」が一大勢力でありました。

マガジン派だったぼくは、ジャンプをほとんど読んでいない少年だったのですが、「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」だけは読んでいて、今でも何度も読み返してしまうほどです。

「こち亀」の主人公、両さん(両津勘吉)のセリフで、最近グッとくるものがありまして、それについて、ちょっと

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