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【バトンリレー】普通の人生が大丈夫になること。

フォロワーの193さんより、バトンがまわってきました。

お題企画などで、何作も書ける193さんのアイデア力には感服します。冗談ではなく、引き出しが無限にあるんじゃないかと思うほどです。

そんな193さんからのバトン、せっかくですので受け取り、書かせて頂きますね。

スタートはこちらの企画。

人に喜んでもらったこと
してもらって嬉しかったこと

を書いて、バトンを渡してくださいとのこと。どちらでもよさそうなので、「してもらって嬉しかったこと」を。


「人に」してもらって嬉しかったことではないのですが、本当に嬉しかったなあと思ったことを書こうかなと思います。

今のぼくは「落ち込む」ってことがほとんどありません。なんでかって言うと、人生って大丈夫だっていうことを、これまで生きてきてもうわかっているからなんですけど。

ですが、思春期から30くらいまでは、落ち込んでばっかりでしたね。小学生くらいまでは人生絶好調で、やることなすこと、うまくいくことばかりだったと思います。仮にうまくいかなくても好きなこと(このときは主に野球)やっているから全然平気、みたいな感じで生きてました。

それが思春期に入ったら、それまでうまくできていたことのレベルが上がっていって、それについていけなくなる感覚になりました。

たとえば勉強とか、スポーツとか、まわりにはうまくできる人がうじゃうじゃいるわけです。恋人ができる友だちもいるし、好きなことに没頭して楽しそうだったり、夢に向かってキラキラしてたり、評価される人たちも出てきます。

好きな子ができて告白しても振られます。別に暗いわけじゃなく、それなりにうまくやっているのですが、たぶん自分の求める理想が高すぎたんでしょうね、思春期前は絶好調だっただけに。

追いつけないその理想がどんどん遠のいて、本来の自分がもうどこかへ行ってしまいました。

こういうのは別に変ではなく、思春期以降にはありがちなことで、こじらせなければ大丈夫なやつだと今はわかります。でも最中はわからないんですよね、そりゃだっていちいちそういうことが初めてなんだもん、仕方ないです。

その罠に見事にハマっていたので、いちいち落ち込んでいたものです。新しいことや何かを始めてみては、別に本当にやりたいことではなく「すごいと思われたい」という下心が隠れているので、楽しめるわけがありません。

それでも「うまくできてる自分」を演じてるので、心は疲弊していきます。

ああ、もうダメだな。
俺の人生、たぶん、ダメだな。
やりすごしていくことはできるけど、
なにもない人になるんだろうな。

そう思いながら、別に好きじゃないビールを飲んで、真夜中に家の軒先で泣きました。

そうしていると、「彼」が近付いてきます。彼はぼくの横にピタッとくっつき、体をこちらに寄せてきます。そして、前足をぼくの太ももに乗せて、なんどもトントンと叩いてきます。

「コロ」という名の飼い犬は、普段はあまり愛想がいいわけではありません。ごはんと散歩のときは全力でしっぽを振りますが、機嫌が悪いと噛み付いてきたりもします。

そのコロが、ピタッとくっついて離れません。太ももをトントンとさせるたび、ぼくの涙は止まらなくなってきました。コロは、ぼくの顔をペロペロと舐めました。涙を拭ってくれてるかのようなそれが、ぼくの心をほぐしてくれます。

ぼくはコロをギュッとしました。何もないときなら、やめろというように「ゔぅー」と威嚇することあります。でも、そのきとは何も言わずに、舌を出して「ハァハァ」とただ息が聞こえてくるだけでした。

ぼくはそれに何度救われたかわかりません。そうしてくれることが、本当に嬉しくて、ぼくはぼくでいてもいいのかもしれないと思うことができました。

と、こうして書きながら、今はもういない彼を思い出して、心がギュッとなります。もしかしたら彼がぼくを今も抱きしめてくれているのかもしれません。

ぼくの人生が大丈夫なのは、それがあったからとも言えます。

あのときは、ありがとう。
そう伝えたい気持ちでいっぱいです。


そんなわけで、人ではなかったのですが、よかったでしょうか?

次のバトン、どなたに渡そうかなと考えまして、こちらのお二人に託そうかなと思って思っております。

椎名ピザさん

納豆ごはんさん

椎名ピザさんと納豆ごはんさんは、ご夫婦です。ご夫婦それぞれどんなことを書かれるのかのか気になります。

バトンはお返しもできますので、ご負担になりませんように。




以下、チェーンナーさんの記事から抜粋させて頂きました。

【バトンリレーのお返し】について


もちろん、バトンリレーに積極的でない方もいらっしゃいます
これは過去にぼくがやってみて、強く感じたことです
なので、強制ではありません
そのための「バトンリレーのお返し制度」があります

1.バトンをもらったけど、「人生は人喜ばせ合戦」を書きたくない、という方は、バトンをぼくにお返しください!

方法はこちらの2点です

①チェーンナーに返します、というnoteを書いて、今回のnoteをシェアしてもらえば、ぼくが引き取って、ぼくの「人に喜んでもらったこと」「してもらって嬉しかったこと」を書きます!
遠慮なくぼくにバトンを返してください!

②また、noteを書かないで、このぼくのnoteのコメントで、バトンを返します、とお書きいただいてもOKです

ご負担ない形でお願いします!

2.バトンをもらってnoteを書いたけど、バトンを誰かに渡したくない、という方は、ぼくにバトンをお返しください!

大切なnoterさんからもらったバトンなので、参加はする、バトンをお渡しするのは、他のnoterさんの負担になるので、回したくない…
そういったご判断もあります

その際、noteに、チェーンナーに返します、と書いていただければ、ぼくが引き取って、ぼくが、また、「人生は人喜ばせ合戦」を書きます!
遠慮なくぼくにバトンを返してください!

3.アンカー宣言

「人生は人喜ばせ合戦」にご参加されて、バトンをお渡しするのがそのnoterさんの負担になるので、回したくない

そういった方のもう一つの方法として、アンカー宣言があります
「人生は人喜ばせ合戦」をお書きになった後、「アンカー宣言」をしてそのままゴールを切ってください!
バトンをぼくが受け取って回すことなく、終了となります!
ぼくに回すのも申し訳ない、といった方のための方法です!

このような感じです
どうか、みなさん、ご負担ないよう、お楽しみください!

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