yoron blue.

海のない県に暮らしつつ海を想う日々。台風情報はついつい島を気にしてしまいます。

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    2025 yoron blue. calendar LETTERS FROM YORON(通常版)

    お待たせしました。2025 yoron blue. calendar です。2025年度版の撮影は、2年間の長きにわたり与論島でワーケーション生活を送ったごごてー(gogote14_travel)さん。忘れられない日々を記録したきらめくような写真たちを厳選しました。ごごてーさんは修学旅行で初めて与論を訪れ、海と星空の美しさに感銘を受けて以来、ずっと心の奥底に島の記憶をとどめていたそうです。ワーケーション先に与論を選ぶと、仕事の傍ら精力的に島の風景を撮影し続けました。なかでも晴れ渡った凪のときにあらわれる、ゼリーのようにぷるぷるした海面が大好物。もちろんカレンダーにも収録しています。付録の封筒を開けると、大金久海岸のアイドル・ゆずりんのポストカードが顔を出します。その可愛さに打ち震えよ! 全6種からランダムで封入、そのうち1枚は1/50のレアカードです。印刷方式も進化しました。最新のデジタル印刷機を採用し、これまで難しかった鮮やかな海や空の青さを再現しています。新次元の美しさをご堪能ください。本体を保護する半透明のカバーには消印風のハンコを手押し。カスレやにじみなど一枚一枚違った表情で、あなただけへの手紙を演出します。カレンダー本体は綴じられておらず、ワイヤークリップで留めた形でお届けします。そのまま壁掛けにするもよし、1枚ずつ貼るのもよし、あるいは全部を一気に巨大カレンダーとして飾るのもアリ。クリアファイルなどに挟んで携帯もできます。自分なりのスタイルで1年間お付き合いください。仕様:A4サイズ カラー13ページ   ホワイトコート紙   ワイヤークリップ留め   ポストカード付属
    ¥1,320
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    YBG003 手染めギョサン yurigahama

    「ギョサン」をご存知ですか? マリンスポーツや海釣りを楽しむ人々が絶大な信頼を寄せる、頑丈ですべらないビーチサンダルです。与論島の人気スポットくじらカフェ&商店さんプロデュース、yoron blue.デザイン、ギョサンのことなら何でもござれ「ぎょさんネット」さん制作というコラボで、与論の海を再現したオリジナルの美しいギョサン『yurigahama』。2020年の夏に販売を開始するや、入荷するたび即完売という大人気商品となりました。ベースは品質にはお墨付きの Pearl 印透明タイプ。一足一足「ぎょさんネット」さんによる超絶技巧の手染めで、深いブルーからリーフ内のアクアブルー、そして眩しく輝くクリアへとグラデーションするカラーリングは、与論の海そのもの! 足を通すたび、百合ヶ浜へ上陸するかのように気分が高まります。砂浜でも岩場でも大丈夫、もちろん街中でもすっきり似合う、yoron blue. オリジナルの手染めギョサン『yurigahama』を、ぜひお手元に!※セット割対象商品/マスコット手染めギョサン chibigahama や kinchaku bag とセットでお求めになると、それぞれ230円引きで2点合計460(ヨロン)円引きとなります。【サイズ】(単位・cm)メンズ  L :24.5〜26(長さ25.5/幅 9.7) LL:25.5〜27(長さ26.5/幅 9.8) 3L:26.5〜28(長さ28.0/幅 9.9)レディース  M :22〜23.5(長さ23.5/幅 8.5)  L :23〜24.5(長さ24.5/幅 8.7) LL:24〜25.5(長さ25.5/幅 9.5)
    ¥3,980
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    YBG004 マスコット手染めギョサン chibigahama

    yoron blue. のヒット商品である手染めギョサン『yurigahama』。それをそのままギュッと小さくしたマスコット『chibigahama』です。こちらもギョサンと同じく歴とした Pearl ブランドで、ひとつひとつ手染めが施された本格派。ギョサンだけに「すべらない」と、受験のお守りとしても人気だとか?用途に応じて3つのスタイルをご用意。①ストラップ、②ボールチェーン、③ナスカンのうちからお好きなものをお選びください。※セット割対象商品/手染めギョサン yurigahama とセットでお求めになると、それぞれ230円引きの2点合計460(ヨロン)円引きとなります。
    ¥570
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記事一覧

めがね(だいたい)全ロケ地探索

2007年公開、全編が与論島で撮影された荻上直子監督の映画『めがね』。 舞台が与論であることも、離島であることさえ語られていないのだけれど、スクリーンにはまごうかた…

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5か月前
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Jacky’s FAVORITE BEACHES in YORON

ヨロンと言えばビーチ! 2023年の yoron blue. calendar は、『ジャッキーのとっておきビーチ』と題して、SNS などで与論島の観光情報を精力的に発信し続けているジャッキ…

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11か月前
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“yurigahama”

百合ヶ浜って? 百合ヶ浜をご存知でしょうか? それは鹿児島県奄美群島の最南端、与論島にある大金久海岸の沖合いにぽっかりと浮かぶ砂浜。常に見られるわけではなく、春…

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3年前
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清野土半さんのこと 〜楽園のイメージを確立した男〜

 かつて与論島が日本の最南端だった頃、多くの若者がここを目指し、その中の幾人かは島に移り住んで新しい島の文化を作り上げていきました。  2020年に亡くなった清野土…

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3年前
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夜は、星の海

 こちらをご覧のみなさんは与論の海の美しさについて既にご承知のことと思います。隆起珊瑚礁のリーフに囲まれた浅い内海があること、小さく平坦な地形で川がないことなど…

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4年前
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与論島の山さん

 与論島で『与論島薬草一覧』という小冊子を見つけました。島内に自生する100種以上の薬草と、その効能が記された十数ページの冊子です。著者は山 悦子さん。調べてみ…

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5年前
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AERIAL IMAGES of YORON

 今年も yoron blue. calendar を制作しました。2020年度版は全編ドローンによる空撮で構成。名付けて『AERIAL IMAGES of YORON』。いままでは与論在住者の撮影という縛り…

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5年前
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島での弔いのかたち

「本当は恐ろしい映画『めがね』の話」 で、与論島の死生観についてちらりと書きました。今回はその話。  与論島に火葬場ができたのはなんと平成15年、ということは2003…

yoron blue.
5年前
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3つの与論島

ヨロン島「よろんとう」だと思っていたけど本当は「よろんじま」なの?  最近、与論島がテレビで紹介されるとき、よくSNSなどでよく目にします。「よろんとう」はなんと…

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5年前

「とーとぅがなし」から始めよう

 チャリティーTシャツの制作から始まった yoron blue. では、当初から Tシャツに限らず、それ以外の商品も企画していこうと考えていました。コンセプトは「青」、そして与…

yoron blue.
6年前
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本当は恐ろしい映画『めがね』の話

 2007年に公開された荻上直子監督の映画『めがね』は、全編与論島でロケが行われました。携帯電話も通じない、とある海辺の地に訪れた旅人と、そこに暮らす人たち(地元民…

yoron blue.
6年前
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与論唄暦

 yoron blue. では2014年から、与論に住む人が撮影した写真にこだわったカレンダーを制作してきました。与論でとびきりなものと言えば何をさておき海なのですが、それだけ…

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6年前
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与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった

きっかけはたまたまだった  与論島を初めて訪れたのは2010年のこと。戦後、沖縄復帰までは日本の最南端だった鹿児島県の離島です。そこを選んだことに大した理由はありま…

yoron blue.
6年前
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めがね(だいたい)全ロケ地探索

めがね(だいたい)全ロケ地探索

2007年公開、全編が与論島で撮影された荻上直子監督の映画『めがね』。
舞台が与論であることも、離島であることさえ語られていないのだけれど、スクリーンにはまごうかたなき与論の風景が記録されていました。
こんな辺境の島でさえ、その姿は刻々と変化していきます。2023年春、土地の記憶が消えてしまう前に、映画の進行に沿ってロケ地を巡ってみました。
1枚目が映画のスクリーンショット、2枚目以降が現在の姿、

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Jacky’s FAVORITE BEACHES in YORON

Jacky’s FAVORITE BEACHES in YORON

ヨロンと言えばビーチ! 2023年の yoron blue. calendar は、『ジャッキーのとっておきビーチ』と題して、SNS などで与論島の観光情報を精力的に発信し続けているジャッキーさんオススメ、お気に入りビーチの数々を取り上げました。

 周囲 23km あまりの小さな与論島ですが、60ヶ所に及ぶ美しいビーチがあるとか。誰もが知っている有名どころから、なかなか辿り着けない超レアなスポッ

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“yurigahama”

“yurigahama”

百合ヶ浜って? 百合ヶ浜をご存知でしょうか? それは鹿児島県奄美群島の最南端、与論島にある大金久海岸の沖合いにぽっかりと浮かぶ砂浜。常に見られるわけではなく、春から秋にかけて大潮前後の干潮時のみ、海原から忽然と姿をあらわすのです。天国の海(←登録商標だそうです!)として知られるハワイ・オアフ島カネオヘ湾のサンドバーが有名ですが、日本にもそれに負けない天国のような砂浜があるのでした。
「死ぬまでに行

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清野土半さんのこと 〜楽園のイメージを確立した男〜

清野土半さんのこと 〜楽園のイメージを確立した男〜

 かつて与論島が日本の最南端だった頃、多くの若者がここを目指し、その中の幾人かは島に移り住んで新しい島の文化を作り上げていきました。

 2020年に亡くなった清野土半さんもそのひとり。福島に生まれ、与論に流れ着いてから50年余り、島の看板屋として生計を立ててきました。しかしその仕事は看板屋と一括りにすることができないほど多岐にわたっています。

 たとえば与論空港を出て最初に目にするシャコ貝をい

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夜は、星の海

夜は、星の海

 こちらをご覧のみなさんは与論の海の美しさについて既にご承知のことと思います。隆起珊瑚礁のリーフに囲まれた浅い内海があること、小さく平坦な地形で川がないことなどの条件が重なり、あのえも言われぬヨロンブルーの海を作り出しています。自分もはじめて島を訪れた時から、与論の海のとりこになりました。
 しかしご存知でしょうか。この島には青く輝く海のほかにもうひとつ、美しさを極めた海があることを。

 与論で

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与論島の山さん

与論島の山さん

 与論島で『与論島薬草一覧』という小冊子を見つけました。島内に自生する100種以上の薬草と、その効能が記された十数ページの冊子です。著者は山 悦子さん。調べてみると島の薬草仙人とも称される、なかなかすごい方でした。

 山さんは昭和16年、与論島生まれ。ということはことし令和元年で御年78歳になります。
 まだ幼い頃、道端に生えているなんの変哲も無い植物が人の病を癒すものだと母親から教えられました

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AERIAL IMAGES of YORON

AERIAL IMAGES of YORON

 今年も yoron blue. calendar を制作しました。2020年度版は全編ドローンによる空撮で構成。名付けて『AERIAL IMAGES of YORON』。いままでは与論在住者の撮影という縛りを設けてきましたが、今回は奄美大島に住む田中良洋さんにご協力を願いました。

 田中さんは兵庫県の出身ですが、与論島で開催された「島おこしインターンシップ 島キャン」に参加したことがきっかけで

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島での弔いのかたち

島での弔いのかたち

「本当は恐ろしい映画『めがね』の話」 で、与論島の死生観についてちらりと書きました。今回はその話。

 与論島に火葬場ができたのはなんと平成15年、ということは2003年。そう、21世紀に入って、初めて火葬という文化がもたらされたのです。それ以前は、ごく一部の希望者が隣の沖永良部島、あるいは沖縄まで運ばれて火葬された他は、かつて全国で広く行われていたように土葬で死者を弔っていました。
 ただ、ちょ

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3つの与論島

3つの与論島

ヨロン島「よろんとう」だと思っていたけど本当は「よろんじま」なの?

 最近、与論島がテレビで紹介されるとき、よくSNSなどでよく目にします。「よろんとう」はなんとなく聞いたことがあるし語呂が良くて、これが正しい呼び方かと思ってしまいますよね。「『よろんじま』なんて言っちゃって、アナウンサー間違えてるじゃん!」みたいな。
 でもこれは、かつて島が観光ブームに沸いたときに作られたブランド名のようなも

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「とーとぅがなし」から始めよう

「とーとぅがなし」から始めよう

 チャリティーTシャツの制作から始まった yoron blue. では、当初から Tシャツに限らず、それ以外の商品も企画していこうと考えていました。コンセプトは「青」、そして与論ならではのエッセンスを感じられることです(その顛末は 与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった で)。

 与論らしさでわかりやすいのは、その言葉。いや、わかりにくいと言うべきでしょうか。
 与論を訪れた際、島の人

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本当は恐ろしい映画『めがね』の話

本当は恐ろしい映画『めがね』の話

 2007年に公開された荻上直子監督の映画『めがね』は、全編与論島でロケが行われました。携帯電話も通じない、とある海辺の地に訪れた旅人と、そこに暮らす人たち(地元民でないのがミソ)や謎の女性との関わりを描く、なんとも捉えどころのない、ゆる〜い映画です。衝撃的な出来事や手に汗握る展開などとは無縁ですが、フィルムに記録されたその海はひたすらに美しく、観る者を魅了します。

 いわゆるご当地映画とは違い

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与論唄暦

与論唄暦

 yoron blue. では2014年から、与論に住む人が撮影した写真にこだわったカレンダーを制作してきました。与論でとびきりなものと言えば何をさておき海なのですが、それだけにとどまらない風景を幅広く紹介したかったからです。そのためには実際この場所で暮らす人の視点は欠かせません。
 しかしながら、やはり観光の島。フォトジェニックな、いわゆる「映え」な風景をチョイスしていた面は否めないところ。とに

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与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった

与論島へ旅したらオンラインストアを始めてしまった

きっかけはたまたまだった

 与論島を初めて訪れたのは2010年のこと。戦後、沖縄復帰までは日本の最南端だった鹿児島県の離島です。そこを選んだことに大した理由はありませんでした。観光客が少なそうな、簡単にはたどり着けない場所へ行きたいなと思い、与論島と小笠原が候補に上がったのです。しかし、行き帰りで1週間以上の行程となってしまう小笠原は、さすがに各方面に支障が出てしまうという理由で却下。旅の目的地

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