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今の歩き方や動作の不自然さに気づかず身体に負担をかけ続けると不調の元に!

今回の記事はカラダのことについて書いてみようと思います。

昔の人、とりわけ江戸時代の人々が、いったいどのような歩き方をしていたのか、今となっては動画はもちろん文献もほとんど無いので想像するしかないのですが、当たり前すぎる事って案外と記録に残らないものですよね。

そこで想像力を発揮して考えるわけですが、どうしても現在をベースにして想像しがちです。

時代劇などで二本差しの武士が歩くときに、ひょこひょこと頭が上下動するような歩き方や、のっしのっしと肩を怒らせて身体を交互に捻りながら歩く姿を、いかにも武士の偉そうな態度を表現するために再現しています。

でも、あれって不自然極まりないのですよね。

なぜかといえば、腰に刀を指しているので上下動するような歩き方では腰も擦れて痛くなるだろうし、帯に差した刀が動きすぎて帯が着崩れてしまい始末に負えません。

そういう観点から考察すると、なるべく身体は上下動させずに水平に重心移動する歩き方が楽であり、なにより斬り合う時でも敵との間合いを掴まれにくくなるので、武士の嗜みとしては覚られにくい歩き方だったと思います。

武士がどのような歩き方をしていたかを想像で論ずることより、ここで大事なのは、武士がなぜそういう歩き方をしていたのかという点ですよね。

なぜそうする必要があったのかを突き詰めていけば、そこに理由が見えてくると思うのですよ。

当然ですが、当時も武士に限らず就いている職業などによって、とるべき言動や身体の使い方が変わっていて当然だと思うし、それぞれの職業的特徴に合わせた歩き方や身体操法があったはずですもんね。


現代の私たちが、疑問もなく自然に行なっている歩き方や走り方といった基本の身体動作は、明治維新後に欧米の影響を受けて、軍隊や集団活動に都合が良いように無理やり覚え込まされた身体の動き、身体動作なんですね。

軍事に欠かせない集団行動を円滑に行なうために、行進をスムーズに行なわせられるようにと作られた音楽が、文部省唱歌であり、行進にマッチするテンポの曲の数々でした。

それを子どもの頃から体育されて、自然な動きに感じられるように叩き込まれてきたわけです。

全員が並んで行儀良く行進する姿は、某国の軍事行進をみればよくわかるように、歩くこと自体が鍛錬になっているほど、ムリな動きを強いられているのが一目瞭然ですよね。😅

あの極端な歩き方は、足を伸ばしたまま前に蹴り上げるようにして、全員が歩調を合わせて一糸乱れぬ行進をする姿が、本来の歩き方として自然な姿であるはずがないのです。🤣

某国の場合は極端にしても、あれと似たような思惑と状況が、明治維新後の日本に存在したということですね。

あんなに疲れやすく、身体に無理を強いた歩き方が不自然なのはご理解いただけると思うけど、両手を振って上体と下半身を交互に捻りながら歩く姿もどちらかというと不自然な動きになるわけです。

昔の武士の動きにもそれが表われており、多くの日本人が両肩を動かさずに一時ブームのように取り沙汰された「ナンバ歩き」に近い歩き方だったのではないでしょうか。

江戸時代の人たちは、教えられて歩いたのではなく、楽な歩き方、自然な歩き方をしていた結果、両腕を交互に振るようなことはしなかったと考えられます。

まぁね、こうやって論じることは大事かもしれませんが、論ありきで論を事実や実態に無理やり当てはめようとすれば、それこそ誤りの元になるかも知れません。

ただ、合理的で疲れにくい身体の動作や操法が、職業に合わせて何種類か存在しただろうと考えるほうが、理に適っているような気がします。

今の私たちが考えなければならないのは、現在の常識として正しいと思い込まされている身体動作は、実は不合理な動きが多く、疲れやすい身体動作であることを知っておいたほうがいいということですね。(^_^)b

身体の不調を感じている人は、こちらのマガジンの記事も合わせてお読み下さいね。(^_^)b


ってことで、今回は
今の歩き方や動作の不自然さに気づかず身体に負担をかけ続けると不調の元に!」という不自然な歩き方や動作に気をつけようという話でした。😄
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

元気よく  いつも笑顔で  のほほんと


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