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人生とお金について

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人生とお金について考えていきます。将来が不安な方に、少しでもお役に立てればと思います。
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人生とお金(19)生活費とは別に、余剰資金を確保するためには

人生とお金(19)生活費とは別に、余剰資金を確保するためには

引退後、生活費を下げたとしても、その生活費だけでは充実した人生を送ることが出来ると限りません。ある程度の余剰資金を確保して余裕を持つとか、毎年旅行に行ったり自分が好きなことができたりする位の資金を毎年確保するなどのことが、充実人生に必要でしょう。

例えば、毎月の必要生活費が、夫婦2人の場合で25万円だったとします。その場合、年金+配当などの不労所得、または仕事をすることによる収入は、毎年300万

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人生とお金(18)生活費を下げることが最強の味方になる

人生とお金(18)生活費を下げることが最強の味方になる

引退後の生活費を計算しましょう、という話をしました。先ほどの例では、生活費は300万円かかる、という前提でお話をしましたが、この引退後の生活費が減れば減るほど、楽になっていき、必要なお金も減っていきます。引退後に必要なお金が減ると、貯めたり投資をしたりして増やしていくべき金額も少なくなるので、現役時代も楽になるということです。

これまで例として挙げているように、もらえる年金が200万円で、必要な

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人生とお金(17)年金+キャッシュフローで生きていこう

人生とお金(17)年金+キャッシュフローで生きていこう

年金は崩壊しない、だから年金保険料を払い続け、もらえる権利はしっかりもらっていこうという話ですが、自分の年金はどうなるのか気になる人も多いかと思います。それは、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などで確認しましょう。ねんきん定期便は、毎年誕生月に送られてくるもので、これまでの年金加入実績や、今の状態で将来年金がいくらもらえるか試算されたものが載っています。その年金額が保証されているわけではあり

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人生とお金(16)年金は崩壊しない。あてにしていい。

人生とお金(16)年金は崩壊しない。あてにしていい。

将来のキャッシュフローという意味では、高配当株と同じように、「年金」が代表的なものとして挙げられます。

数十年前から、「年金制度は崩壊するのではないか」と言われてきました。確かに、構造から考えると、年金制度は崩壊してもおかしくはありません。あくまでもイメージですが、昭和は1人の高齢者を5人の若者や働き盛りの人たちで支えるイメージから、これからは1人の高齢者を1人が支える、あるいは2人の高齢者を1

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人生とお金(15)高配当株などでキャッシュフローを得る

人生とお金(15)高配当株などでキャッシュフローを得る

インデックスファンドに投資をして増やし、それを取り崩して生きていく、ということ以外にも、いい投資のやり方があります。

「高配当株に投資する」という考え方があります。高配当株とは、その名の通り株式で、毎年出した利益に対する配当を株主に還元する会社の株式です。有名な例では、JT(日本たばこ産業)の株式などがあり、JTでは、年6%(2022年11月現在の見込み)程度が配当として還元されます。例えばJT

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14 インデックス投資を取り崩す

14 インデックス投資を取り崩す

前項で述べた、「インデックス投資を取り崩していけば元本が減らない」ということについてもう少し詳しく述べてみます。インデックス投資で積み上げていったものを少しずつ取り崩していけば、老後も安心?というお話です。

「老後2000万円問題」という話題が世間に広く知られることとなりました。年金をもらえるとしても、仕事引退時にそれ以外のお金2,000万円が不足する、という試算です。平均寿命や生活費の実態調査

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人生とお金(13)インデックス投資で資産を積み上げる

人生とお金(13)インデックス投資で資産を積み上げる

色々な形のFIREを達成するための、資産の積み上げ方について学んでいきましょう。資産にもいろいろありますが、基本的に「資産」というのは、本書では「定期的に利益を生み出してくれるもの」を差します。その資産としてまずは、「インデックス投資」について考えてみます。

「インデックス投資」とは、世界の株式の価格指数(インデックス)などに連動する(同じ値動きをする)投資信託などに投資をしていく方法です。投資

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人生とお金(12)「FIRE」を達成する方法

人生とお金(12)「FIRE」を達成する方法

最近、巷で「FIRE」という言葉が流行しています。「FIRE」とは、Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったもので、直訳すると、「経済的に自立して、早く引退する」という意味になります。

私個人的には、早く引退することはそれほどいいかと言われるとそうではないと思いますが、経済的に自立(会社などに頼らず生きられるようになる)して、好きなことをして過ごす

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人生とお金(11)“マイナスサム”のギャンブルを排除する

人生とお金(11)“マイナスサム”のギャンブルを排除する

資産を積み上げ、不労所得を得て、将来がある程度安心な状態になるためには、ギャンブルを遠ざけた方がいいという話をします。私もギャンブルが好きで、そのせいで自分が理想とするほどの資産を築けておらず、まだまだ道半ばであります。ギャンブルが好きで、日常にギャンブルが入り込んでしまっている人の多くは、将来苦労することになるでしょう。今すぐギャンブルをなるべくやめていくことが大切と言えます。

ギャンブルの定

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人生とお金(10)不労所得を永続的に得る方法

人生とお金(10)不労所得を永続的に得る方法

「不労所得」は、永続的に生み出されるからこそいいのです。なぜかと言うと、一時的にしか得られない所得であれば、仕事をやめた後のお金の保全になるかどうかの確実性がありません。年金も不労所得の一部ですが、年金のように毎年、決まった額が入るからこそ、仕事をやめた後に安心して生きていけるのです。そのための不労所得について、もう少し考えてみましょう。

今書いたのですが、年金も不労所得です。20歳になってから

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人生とお金(9)「不労所得」を得る必要がある(不労所得入門)

人生とお金(9)「不労所得」を得る必要がある(不労所得入門)

引退までにある程度のお金を貯め、引退後は年金と蓄えの取り崩しによって生きていく、その概算を設計しよう、というお話をしましたが、ここで少し話を変えてみます。単純に貯金をして、それを取り崩していくという概念を取り払うことが出来るものがあります。それが「投資」や「不労所得」ということになります。

前項で、「老後2,400万円のお金が必要」ということを書いたのですが、「投資」や「不労所得」について学び、

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人生とお金(8)引退までのお金を設計する

人生とお金(8)引退までのお金を設計する

「自分は死ぬまで働かない」と決めた場合、引退までと引退後のお金の設計をする必要があります。引退後に困ったり路頭に迷ったりしないように、引退までにいくらのお金を作るか、引退後にどのようにお金が入ってくる仕組みを作るか、ということが大切になります。

わかりやすく例を出してみましょう。今の年齢が50歳、死ぬ年齢(自分で勝手に決めたもの)が90歳、そして仕事は70歳くらいで辞めるかな。と決めたとします。

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人生とお金(7)いつ引退できるのかを考える

人生とお金(7)いつ引退できるのかを考える

さて、引退時に必要なお金を計算したら、次に「投資をすることでその金額を確保する」ということを考えたいのですが、その前に、「いつ引退することが出来るのか、または、引退しないのか」などということを考えてみましょう。

初めに結論を言いますと、「これからは、あえて引退しなくてもいいのでは」というのが、私の考えです。たとえ、今勤めている会社を65歳で辞めなければならないにしても、その後も自分で仕事を見つけ

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人生とお金(6)引退時にどのような状態にするのかを決める

人生とお金(6)引退時にどのような状態にするのかを決める

引退後の生活費、収入などを計算したら、「引退時にどれくらいのお金を持っていればいいか」ということがある程度決まるでしょう。それが決まれば、その状態を作るために、これから何をどうしていけばよいか、ということもある程度決めることが可能になるはずです。

例えば、自分は現在50歳であり、70歳まで仕事をしたい、また、自分の健康状態などから見て、90歳まで生きると考えたとします。「何歳まで生きるか」という

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