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こだわりランチ漫遊記

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夜の飲食はお仕事絡みもあり、必ずしも自分が本当に食べたい物とは限らない。だからお昼は誰にも気兼ねせずに、好きな物を食べていたい。基本は新しいお店、新しいメニューに挑戦。職場の目黒… もっと読む
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2021年9月の記事一覧

ラーメン王・大崎裕史さん、よくぞ町屋の奥深くまで‼️

ラーメン王・大崎裕史さん、よくぞ町屋の奥深くまで‼️

荒川区町屋4丁目にある町中華「春華亭」。ここはラーメン王・大崎裕史氏の紹介。町屋駅から徒歩10分の住宅街。よくぞこんなところまで探し出して来るものだと感心。食べログだって3.07と目を惹く数字ではない。僕はいわゆるラーメン専門店のラーメンはあまり好きではなく、どちらかと言えば町中華のラーメンの方が好き。前者はテクニックに囚われている気がして、後者は野菜炒めやレバニラなどの惣菜もまるっとひっくるめた

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名物「鶏めし」が味わえる「冬将軍」

名物「鶏めし」が味わえる「冬将軍」

荒川区宮ノ前「冬将軍」(いい名前だと思うが夏には戸惑うネーミング)は、連れ合いが見つけ出してきたお店。住宅街の真っ只中にあるが、中に入るとアンチーク喫茶のような凝った内装。ここの名物は「鶏めし」。ランチは田舎汁とのセット@800。もう一品は「汐ラーメン」と書いてあったが、サッサとメニューを引き揚げられたので詳細はわからず。どうして飲食店ってガラガラでもメニューを置いておいてくれないのかな。自分はゆ

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三島由紀夫も愛した「かつ吉」

三島由紀夫も愛した「かつ吉」

水道橋「かつ吉」。文豪・三島由紀夫も足繁く通ったという低温揚げのとんかつ店。食べログとんかつ百名店にも入っている。隣のハンバーグとステーキ「菩提樹」の姉妹店である。だからお店の民藝調の雰囲気もそっくり。3種類のランチメニューがあったが、せっかくだからトンカツを含むメニューである「3種盛り合わせ」を選択。3種とは、岩中豚ロースかつ、海老かつ、蟹クリームコロッケの構成である。ロースかつは衣が繊細にして

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麻布十番の癒し系エアポケット「洋食屋大越」

麻布十番の癒し系エアポケット「洋食屋大越」

麻布十番「洋食屋大越」は麻布十番駅6番出口から歩いて1分。女将さんがアニメ声で店内を仕切る。『何これ、本当にこの値段⁈』とメニューを見て安さにビックリ。オーダーは「ポークソテーつきスパゲッティ」@780。スパゲッティは塩味で、+100円すればケチャップ味にできる。とても柔らかくソフト麺タイプ。スパゲッティの側面に薄切りにカットされたポークソテーが並んでいる。傑出した料理というわけではないんだが、な

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たいめいけん、お目当ての海老ピラフ🍤がない❗️

たいめいけん、お目当ての海老ピラフ🍤がない❗️

「たいめいけん本店の『海老ピラフ』が美味しい」と聞いてきたものの、メニューにあったのは「海老チャーハン」@1680。最も類似したと考えられる料理でオーダー。必須アイテムの「ボルシチ」@50と「コールスロー」@50は欠かせない。出てきた「海老チャーハン」は大したものだった。プリプリの海老がドッサリ。食紅塗った断面の叉焼も入っている。全体的にどっしりと、それでいてふんわりと優しいハーモニーでまとめられ

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名古屋「きしめん」起死回生策「きしころ」は東京でもひっそりデビュー

名古屋「きしめん」起死回生策「きしころ」は東京でもひっそりデビュー

昨日の「秘密のケンミンSHOW」で紹介されていた「きしころ」。番組を観た人にはわかるが、名古屋では「味噌煮込みうどん」「台湾ラーメン」など味の濃い麺類が幅を利かせていて、最も歴史の長い「きしめん」の人気が凋落しつつあった。その起死回生策として打ち出されたのが「きしころ」である。「きしころ」とは、要は「冷やしぶっかけきしめん」である。
 昨晩この放送を観て、飯田橋「神田尾張屋きしめん店」で「きしころ

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緑のパスタ

緑のパスタ

快晴かつ30℃超の戻り夏の休日。「DONAビーンズ赤羽店」で生パスタランチ。オーダーは「えびとアボカドのジェノベーゼ」@1180。ちょっと西麻布「キャンティ」のバジルスパゲッティみたいなパスタ。バジルたっぷり、アボカド🥑でコッテリ。パスタだけでなく、口の中も緑になった。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13036709/

下北沢、話題のミートサンドイッチ

下北沢、話題のミートサンドイッチ

下北沢で話題の「STABLER」。メニューはサンドイッチだけだが、ミートサンドイッチが肉ぎっしりで注目を集めている。オーダーはダブルかシングルを選べるが、シングルは150g、ダブルは300g。オーダーはヴェジタブル、ミートのシングルを連れ合いと半分ずつシェア。シングルと言ってもけっこうなボリュームのサンドイッチが二切れ。ヴェジタブルはケチャップ味のタコス風でメキシカンなテイスト。ミートはぎっしりと

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五反田に学食オープン「大衆食堂スタンドそのだ」

五反田に学食オープン「大衆食堂スタンドそのだ」

五反田に新たにオープンした「大衆食堂スタンドそのだ」。目黒にあった「ニューあかり」が閉店してしまったので、周辺では久々の学生食堂風の大衆食堂。自分がこれまで最も支持した大衆食堂は恵比寿「こづち」だが、それよりちょっと小洒落た雰囲気。運営は「ファミリー・エキゾチック・レストラン」という大阪の会社で、この業態は3軒目。
 人気No.1の定食は「チャーシューエッグ」だそうだが、自分は敢えて「肉豆腐」@5

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火水木はトンカツの頼めないトンカツ屋「とん金」は定食百名店

火水木はトンカツの頼めないトンカツ屋「とん金」は定食百名店

五反田というより大崎広小路の城南村用金庫本店裏にあるトンカツ「とん金」を初訪問。開店前から待ち行列。お店の若女将さんに「何にしますか?」と問われるも「とんかつはヒレもロースもできない」。結局出せるのは「日替わり定食」のみということで『これでトンカツ屋?、訊く意味ないじゃん!』とは思ったが、若女将の愛想の良い笑顔で不思議と腹は立たない。しかし「食べログ定食百名店」にも入っているお店なので、まあいいか

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台風一過、冷やしたぬきうどん

台風一過、冷やしたぬきうどん

もう9月も下旬だが、台風一過で結構暑い。ということで、梶原「北むらそば店」で「冷やしたぬきうどん」。ちょっとツユの酸味が夏向きで、薬味の紅生姜がピリリと効いている。どうして揚げ玉って、うどんにからむとこんなに美味しいのだろう。安くて腕のいい助演俳優。
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13074085/

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ポークシチューを揚げた⁈とんかつ

ポークシチューを揚げた⁈とんかつ

このところ「孤独のグルメ」「人生最高レストラン」とテレビに出まくっている荒川区宮ノ前「どん平」。おかげでいつもお昼時には品切れソールドアウト。「孤独のグルメ」では西尾久特集で、「人生最高レストラン」では女優の松本まりかが友人の女優・安藤玉恵のご実家(兄が経営)として紹介していた。どちらも、「とんかつ定食」@1100で登場。そのようなマスコミ露出がなくても、地元ではテレビ頻出店として有名だった。どち

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八月の夜は今米久にもうもうと煮え立つ

八月の夜は今米久にもうもうと煮え立つ

取材を兼ねて浅草「米久」で牛鍋ランチ。いくつも提灯が下がった赴きあるお店の玄関を潜ると、番頭さんが大太鼓をドンと叩いて来客を知らせる。赤い絨毯が敷かれた店内は、椅子席と座敷を選べる。席に着くと、お店の方が角切りにした牛脂を乗せて鉄鍋に割下を注ぐ。煮立てた割下に豆腐、白滝、葱を投入。春菊だけは直ぐに煮立つので、他の具材を食べる寸前に入れる。サシが細かく入った牛肉は薄切り幅広カットでピンク色。牛肉なの

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レトロ洋食の最高峰「カジキマグロバター焼き」

レトロ洋食の最高峰「カジキマグロバター焼き」

かつて仕事で「辻村ジュサブロー館」(閉館)へ仕事でよく来ていた時に見つけた人形町「小春軒」。ここの「カジキマグロバター焼き」は、小生が初めて食べた時に日本のレトロ洋食で最も美味しいと思った料理。実はこの料理は「特製盛り合わせ」というフライ盛り合わせの中に唯一の焼物として供されていることで知った。かねてからの念願で「カジキマグロバター焼き」一本でのオーダーを実現。こんがり焼けた特大のカジキマグロ。表

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