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アメリカ文化を知る

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英語の理解のうえで、バックグラウンドになる文化理解は大切です。アメリカ文化を理解するのに役立った記事を集めます。
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記事一覧

差別の世紀がはじまる。

差別の世紀がはじまる。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ハーバードがアジア人差別で訴えられた件。アジア人差別が拡大する傾向を憂える。

中国、強さの秘密ゼロコロナ政策が失敗し、コロナが再び蔓延、中国の「新しい資本主義」のほころびが顕著に見える中国。

しかし、問題は山積しているけれど、世界第二の経済大国で今や、アメリが最も恐れている国になったことは明らかなことです。

これは拙著「ナウエコノミー -新・

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アメリカでアジア人のアメリカンジョークに笑う

アメリカでアジア人のアメリカンジョークに笑う

人種差別(レイシズム)はアメリカでは深刻な問題であり、それを元に事件が起きたり、ニュースになったりしている。誰にでも身近な問題であるとともに、誰もがどう解決するべきなのかに頭を悩ませ、結局出口は見えないまま毎日を過ごしている。(*アメリカの東で教師をしています)

そんなレイシズムや人種に関するステレオタイプは、コメディの世界では笑いのネタになり、差別されている本人も思わず吹き出したりする。身近で

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笑える英語学習★reddit で見つけた変な画像【和訳あり】

笑える英語学習★reddit で見つけた変な画像【和訳あり】

アメリカの巨大掲示板 reddit で見つけた変な画像や、おもしろい投稿を和訳して紹介する note です。

中学〜高校初級程度の英語力で読めるので、英語勉強中の方は、まず英文を読んで、内容把握にチャレンジしてみてください!
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(1) ミススペル

今日FOXが綴りを間違えてた

『アラバンバ 対 テキサス』

💬
正直、こっちの方が響きが良い気がする

(2)

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ウィル・スミスはなぜ許されないのか?

ウィル・スミスはなぜ許されないのか?

アメリカでスタンドアップコメディアンは、「聖域」を守るという役割を担っている。その聖域とは「言論の自由」だ。

アメリカにももちろん、言っていいことと悪いことという価値観はある。特に、社会的責任が重い人の言動には、大きな責任が伴う。従って、彼らの舌禍は大きな炎上へとつながり、少なからず責任を取らされることになるだろう。

しかし、スタンドアップコメディアンはその例外なのである。スタンドアップコメデ

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ウィル・スミス平手打ち事件で見える日米文化の違い

ウィル・スミス平手打ち事件で見える日米文化の違い

 今年度のアカデミー賞授賞式で、俳優のウィル・スミスが、1540万人の視聴者の前で、コメディアンのクリス・ロックを平手打ちしFワードを連発した事件から見えてくる、いくつかの日米の文化的違いについて書いてみたいと思います。この事件への反応の違いを知ると、日本と北米の暴力や女性の地位、そして権力に対する考え方の違いが理解できるかもしれません。

暴力は家族のためなら許されるのか
 妻ジェイダの剃り上げ

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後ろ手で手を組んで殴られる:スタンドアップコメディと言う抵抗

後ろ手で手を組んで殴られる:スタンドアップコメディと言う抵抗

クリス・ロックさんの持ちネタで、「黒人 vs ニガー(1996年)」というものが有る(初めて知った)。何と字幕付きでアップされていたのでびっくりした。
こりゃ、ウイル・スミスに嫌われるわけである。
そして、ひっぱたかれている時に手を後ろに組んでいる。修羅場くぐっているのがわかる。

彼らは、笑い飛ばすことで、社会がおかしな方向に行っているという。観客は共感して笑う。

今の社会、「一人の成功者」は

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