マガジンのカバー画像

読書の記録

54
2021年の目標に「本を100冊読む」というのを掲げてます。今まで目標なんか掲げたことなかったのに 急に2021年は掲げてみました。 ってことで。
運営しているクリエイター

#本

50/100『つつがない生活』INA

50/100『つつがない生活』INA

20代・新婚・自営業・パンクスの著者が
描く暮らしの記録。

「つつがない」とは平穏無事であること。

「平穏無事」とは
変わったこともなく穏やかなさま。

「つつがない」のはとても退屈だ。
でもそんな退屈な日々が
とても尊いものだと何か起こるたびに
気付かされる。

この退屈で当たり前のような生活は
当たり前ではないのだと。

気付いてまた忘れて
「つまらない」とか「しにたい」
とか思ってしまっ

もっとみる
46/100『甘いお酒でうがい』川嶋佳子(シソンヌじろう)

46/100『甘いお酒でうがい』川嶋佳子(シソンヌじろう)



Sayomiさんのnoteで知り
https://note.com/gwc627/n/n49ded2ffe380

気になって購入したこちらの本。

Amazonで売り切れていて
メルカリでは若干高く売られていたけど
普通に買えないなら仕方ないかと思い
購入したら そのあとすぐ普通に
Amazonで定価で売られてて
「やられた!」と思った。

それはさておき(うん 置いておこう。
そして忘れよ

もっとみる
45/100 『ズボラ投資』吊ら男

45/100 『ズボラ投資』吊ら男

楽してお金が欲しい。

そう思いながらも特になにをするわけでもなく たまに ビンゴ5やら
スクラッチ宝くじなんか買ったりする日々。
以前は ジャンボ宝くじが発売するたびに買ってました。
もうそのへん総額したら結構な額になると思います。

楽してお金が欲しいと願いながら
夢見がち過ぎました。

会社員時代に もっと真剣にお金を増やすことについて考えていれば…
宝くじではなく 投資とかしていれば…

もっとみる
43/100『ときどき意味もなくずんずん歩く』宮田珠己

43/100『ときどき意味もなくずんずん歩く』宮田珠己

旅と日常を綴った宮田珠己さんのエッセイ。

お初の宮田珠己さん。
こちらもまたインスタで知り
タイトルに惹かれてポチり。

私は以前
毎日歩いていたことがあった。
2016年に仕事を辞めてニートだった頃
暇と不安を持て余し歩いていた。

当時近所だった 
都庁や新宿中央公園の周辺を
グルっとまわって 
西新宿駅のタリーズに行くのが日課だった。

今の家に越してきて4年。
あまり歩かなくなった。

もっとみる
40/100『この世にたやすい仕事はない』津村記久子

40/100『この世にたやすい仕事はない』津村記久子

読みはじめて数ページで
テンションがあがったのは
『NCIS』の話が出てきたからだ。
私が大好きな海外ドラマ。
しかも今ちょうど Amazonプライムに
早くシーズン18が入らないかなぁ。
などとワクワクしながら
シーズン17を見返していたところだった。
こういう偶然にテンションがあがるのは
私だけだろうか?

まぁそれはさておき
(「それはさておき」以外に
いい話の切り替え台詞があったら
誰か教

もっとみる
38/100 『最強の神様100』八木龍平

38/100 『最強の神様100』八木龍平

あなたは神を信じますか? 
この本を読めば
信じないと思っている方でも
 えっ?それも神様?あれも神様?
神って結構身近な存在なんだ
と感じるんじゃないかなと思います。

私の場合は
清正の井戸を待ち受けにしたり
おじさんの妖精が出る神社に行ったりと持って生まれたミーハー精神の隣に
神が存在しているといった感じでした。

そんな私が神社に足繁く通うように
なったのは 2016年に適応障害で
仕事を

もっとみる
36/100『鞠子はすてきな役立たず』山崎ナオコーラ

36/100『鞠子はすてきな役立たず』山崎ナオコーラ

「働かないものも、どんどん食べろ」
という帯に惹かれて購入。

鞠子が自分と重なったし
鞠子と結婚した小太郎は大変だなぁと思い そして
あぁ… 我がパートナーも大変だなぁと思った。

一緒に暮らして9月で8年になる。
私が2016年に適応障害で仕事を辞め 
3年間引きこもりニートでいられたのも
今 週3だけ働くという働き方を選択
できているのも
 すべてパートナーのおかげだ。
本当にありがたいと思

もっとみる
35/100 『これはただの夏』燃え殼

35/100 『これはただの夏』燃え殼

これは Instagramで おひなさんが
紹介していて気になって購入した本なんだけど おひなさんが3冊本を
持っていたその写真には
『これはただの夏 燃え殼』
『ボクたちは
みんな大人になれなかった 燃え殻』
『夢に迷って
タクシーを呼んだ 燃え殻』

とあり この本は 燃え殻シリーズ的なやつなんだろうかと思っていた。
そしたら これは燃え殻シリーズではなく(燃え殻シリーズとは?)
燃え殻という

もっとみる
34/100 『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子

34/100 『君は永遠にそいつらより若い』津村記久子

西加奈子さんの『まにまに』というエッセイで西さんが大ファンだと言っていた津村記久子さんの作品。
『まにまに』で紹介されていたのは
『これからお祈りにいきます』という当時の津村記久子さんの新作だったけど
こちらのタイトルに惹かれてポチった。

大学生の主人公の日常が描かれていて
読みながら
専門学校時代のことを思い出した。
私が一番楽しかったと思う時代。
(束縛男と付き合う前まで)
小学校とかも遊ん

もっとみる
32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

西加奈子さんの『まにまに』で
紹介されていて気になってポチった本。

表紙が印象的で とても惹かれた。

山崎ナオコーラさんの
『人のセックスを笑うな』の映画は拝見したんですが(松山ケンイチがメチャメチャ可愛かった♡)
小説を読むのは初めて。

このナオコーラという名前
コーラが好きだから付けたペンネームだそう。
レゲエパンチというお酒が好きだったからTwitter名をレゲパンにしていた私は
一気

もっとみる
31/100 『まにまに』 西加奈子

31/100 『まにまに』 西加奈子

西さんのエッセイ集。
これまで10冊ほど西さんの作品を読んだけど
エッセイは初めて。

初っ端の「かなこです」という話から
心を持っていかれた。
「わかる〜!!!」って
共感ボタンがあれば100連打くらい押したい。

その後 小林製薬のネーミングセンスの話やバトルロワイヤル譬えの話も
共感ボタン連打。

そして何より感動するのは
文章の秀逸さ。
同じことを感じていても私には西さんのような文章は書け

もっとみる
30/100 『オンリー・ミー 私だけを』 三谷幸喜

30/100 『オンリー・ミー 私だけを』 三谷幸喜

こちらは三谷幸喜さんの初のエッセイ本。

まず驚いたのは
初版が平成9年で平成28年に58版が
発行されているということ。
いや 私も毎回 何版目のものかなんて いちいちチェックしているワケじゃないから あれなんですが
19年にわたり 58回も重版されてる本ってすごくないですか?
なんか謎に1人で興奮してしまいました。

三谷さんの映画作品は観終わったあと
幸せな気分になれるからすごく好きなんです

もっとみる
29/100 『味な店』 平野紗季子

29/100 『味な店』 平野紗季子

『POPEYE』の人気連載が1冊の本になったものらしい。
私は『POPEYE』という雑誌を本屋さんで目にしたことはあっても
手にとったことはほとんどない。

でも『味な店』というタイトルが目に飛び込んできて私の心を掴んだ。

そして 「はじめに」の
「いつもは いつまでもじゃない」
という言葉が胸に刺さった。

数年前 夢中になっている人がいて
よくその人のイベントに足を運んでいた。
その当時私は

もっとみる
28/100 『きれいなシワの作り方』 村田沙耶香

28/100 『きれいなシワの作り方』 村田沙耶香

『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した
村田沙耶香さんの
「大人の思春期病」をテーマに書かれたエッセイ。

メチャメチャ共感する部分と
気にしすぎでは?と思う部分両方あって
その「気にしすぎでは?」と思ってしまった理由に「あとがき」で
ハッとした。
このエッセイはアラサー時代に書かれたもので あとがきの書かれた39歳(いわゆるアラフォー)の村田さん自身も
「もがいていたなぁ」と驚いていた。
そうだ 帯

もっとみる