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傷つけたくないけど、傷つきたくもない
私は日頃から政治や社会に対して色々と意見を言っているけれど、ジェンダーとセクシュアリティにかかわる諸問題、特に性被害に関係する問題については、コメントを避けてきた。この問題は誰もがポジショントークになって客観的な意見をするのが難しいし、同じ内容の意見でも、誰が発言するかによって意味や受け取られ方が大きく変わってしまうからだ。
コメントするにも、たくさんの注釈やことわりを入れることになるし、最大限気
日本に救世主なんていない
私は政治学徒だった。中学生のころから国政選挙の動向に興味があり、大学の卒業論文も政治学で執筆した。人一倍、政治に興味のある人間だったはずだ。
でも、テレビの向こうで行われている政治は、どこかで自分とは遠いところで行われているものだと思っていた。
衆院選や参院選といった国政選挙は、ニュースを見ていれば大きな政党の動向はわかるので、結果の想像もつくし、政党を見て投票すればいいので、まだわかりやすい
ロマンティック・ラブ・イデオロギーがつらい人
レンタルなんもしない人が好きで、ツイートをよく見ている。人間性を超越した「レンタルなんもしない人」というサービスと、ツイートに垣間見える人間性のギャップ、そして知性を感じるのが好きだ。そのレンタルさんの依頼報告ツイートのなかに、ロマンティック・ラブ・イデオロギーについてのものがあった。
大学生のときにその言葉を聞いた覚えがあったのだが、そのときは内容がぴんとこなかったのだろう、中身は覚えていなか
縦割り110番がなぜだめなのか
河野太郎行政改革担当大臣が早速フルスロットルで活躍している。就任直後に自身のwebページに創設した「縦割り110番」が大きな反響を呼んでいる。さすがのスピード感だが、これは内閣の一員としてやってはいけない禁じ手であることを、示しておこうと思う。
これがだめな理由は、行政活動に私金を投入してはいけないからである。法的には問題ないのだろうが、これは倫理的に問題がある。
私金投入がなぜいけないのかこ
私は安倍首相に辞めてほしくなかったのかもしれない
とつぜんの安倍首相の辞任表明に、たいそう驚いた。
私は安倍政権が発足してから、ずっと政権に批判的な主張をしてきた。1つひとつの政策に目を向けてみれば、評価できるものとそうでないものと両方ある。しかし、質問に答えず議論を成立させない、憲法をないがしろにする、仲間とばかりつるんで自分に批判的な相手に目を向けようとしない、といったやり方は、総理大臣にふさわしくないと考え、批判してきたつもりだ。
7年
素敵じゃない選Taxi
RTで流れてきたこのツイートを読んだ。
この中で大学1年生から見る若者像として選択したくないという言葉を使っており、とても驚いた。干支が1周もしないあいだに、こんなにも感覚が変わったのかと思った。
少なくとも、今のアラサー世代が自分たちのことを選択したくないと評することはないだろう。少なくとも私には、私たちは選択したい世代のように思えた。学生の頃には100色以上から選ぶ携帯電話が流行ったし(も
最近読んだ本のまとめ #1
去年の秋頃から通勤の電車で読書をしています。気づいたら半年以上続いているので、読んだ本の感想などを少しずつ書いていこうと思います(基本的にKindleで読んでいます)。ジャンルは雑多です。
十二国記(小野不由美)今回の読書再開の大きなきっかけは、十二国記の新刊が出ることでした。新刊のために全部読み直した…。あと、前編2巻を読み終わってから後編2巻が発売されるまでの数週間が死ぬほど辛かった。
最
メンズ服で「減点されない」ポイントをまとめてみた
男性のファッションは難しい(女性のファッションのことはわからないけど)。
付き合っていた人に「私服がダサい」と言われてから苦節10年、今ではおしゃれと言われるようになり、服を着るのも選ぶのも好きになりました。
ただ、世の中には、服に興味がない、もしくは興味があってもどうすればよいのかわかっていない男性がたくさんおられると思います。
ファッション誌を読んでも載っているのは高くて個性的な服ばかり
誰かのせいにするのは、もうやめよう
4月1日付でマネージャー職が全員入替になった。3月25日夜の都知事会見以降、すぐに対応しなければならなかったことを先延ばしにし続けた前のマネージャーは、何もしないまま他部署に異動していった。後任が敏腕な人であったので2日半でことは片付いたが、普通の人なら卒倒していたのではないか。かのマネージャーがぐずぐずしていたのは、責任を取りたくなかったからだと思う。この1年の行動原理はずっとそうだった。責任を
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