熱いまぶたに浮かぶ“World Peace”

2024年1月19日 21:54

数々の困難や苦境に直面した時、そんな時ほど僕は思い起こした。
人生で一番の目標について。
けれど現実の世界は、あまりにも痛ましい。
人としての『命の尊厳』に、どれほどの違いがあるのだろう？
世界中の何十億もの人々が今もなお、貧困と絶望の只中にいる。
終わらない戦争に泣き暮れる人々もいる。

一方で、たまたま豊かな国の恩恵を受けた一部の富裕層、一部のセレブは
見て見ぬふりを決めこみ、派手な無駄遣いや豪遊ぶりを誇示している。
まかり間違えても僕は、豪遊生活を自慢げに楽しむ気持ちにはなれない。
幾世紀にも渡り、奴隷貿易・奴隷制度・植民地支配・天然資源の略奪
軍事侵略・不平等貿易・為替操作などで先進各国は、弱小国から執拗に
暴利をむさぼってきた。その結果として何を招いたのか？

憎悪が憎悪を呼ぶ、禍根の土壌を生み続けた現実の世界は
悲しいかな地獄絵巻のようだ。
人種差別。異教徒迫害。移民排斥。自国第一主義。自爆テロ。戦争…。
そして地球規模の餓死者と難民。
極端な利己主義と財貨の世界的寡占の裏側で、この瞬間にも
尊い生命が無慈悲に失われていく。
南北格差も貧困格差も戦争もまた、多くは意図的に仕組まれた。
“人の道”として、立ち返るべき問題を解決できない限り
いずれ人類は破滅するかも知れない。
『恒久平和』の崇高な理念は、はるか遠い夢となる。

この世になぜ、戦争があるのか？　
いつの時代になれば、戦争をやめさせられるのか？
第一次世界大戦3000万人、第二次世界大戦5000万人
大戦後も、1億人以上の尊い命が犠牲となった。
美しい自然や、人々の幸せを奪うだけの残虐非道な罪深い戦争。
人類の歴史は戦争に血塗られている。
52年続いたペルシャ戦争。116年続いた英仏間の百年戦争。
347年に及んだチリのアラウコ戦争。

戦争が、不可避の手段であってはならない。　
わずかでも戦争が、人類社会の進展に貢献できたと錯覚してはならない。
貢献どころか戦争は、人類社会最大の罪悪に過ぎない。
今や世界の年間軍事費は300兆円以上に膨らんだ。
原水爆・中性子爆弾・劣化ウラン弾・真空爆弾・毒ガス・生物兵器までも
この世に出現させてしまった。

人類破滅へ仕向ける為の莫大な予算があるのに
なぜに瀕死の貧しい人々は置き去りなのか？
助けられたはずの幼い命でさえも…。
罪の無い子供達が6秒に1人ずつ栄養失調や飢餓で帰らぬ人に。

豊富な資源と自然環境に恵まれたこの地球が
何のために存在するのか、僕はいつも考えた。
生きとし生けるものが、仲良く幸せに共存できるよう
この“奇跡の星”が創造されたのだと信じたい。
この星に生まれ、この星を愛するなら
もうこれ以上、この星を悲しませないこと。

暴力ではなく、不屈の正義と人類愛のみが世界を変える。
一日も早く、世界平和を実現させたい。
泣き暮れる人々、希望を失った人々、見捨てられた人々を救いたい。
僕自身もまた、その一人だった。
背負いきれない現実に、無力の僕は何度も何度も打ちのめさせられた。
それでも絶対に、あきらめられない。
絶望の底から見上げた太陽のように
未来への希望だけは、今でも心の奥深く燃え続けている。

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≪世界平和を連想させる感動的メロディ≫
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♬BGM１曲目『カノン』／パッヘルベル作曲
♬BGM２曲目『トレビの泉』／ミレイユ・マチュー
♬BGM３曲目『When A Child Is Born』／Sarah Brightman
♬BGM４曲目『夕凪』／テレサ・テン
♬BGM５曲目『花たちの日々』／かおりくみこ
♬BGM６曲目『忘れたいのに』／パリス・シスターズ
♬BGM７曲目『アンチェインドメロディ』／リアン・ライムス