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日々のエッセイ

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日常で感じたこと・気づきなど。読んだ後に、ちょっとほこりするような文章を目指しています。
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#アラサーOL

そんなに頑張らなくていいんじゃない?

そんなに頑張らなくていいんじゃない?

これは、私が夫と付き合うときに言った言葉。

うちの夫と初めて出会った時、私の彼に対する印象はあまり良くなかったのです。笑

なんだか、すごーく肩肘張って、気張っている感じがして。
服装も、仕事帰りでワイシャツとスラックスだったこともあってか、”ギラギラなオーラ”が出てたんですよね。

後で聞いたら、実際その時は気合入れていたんだそうです・・・。笑

で、後日、付き合うタイミングで私が彼に言ったの

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自分の感受性ぐらい、自分で守れ

自分の感受性ぐらい、自分で守れ

高校の時、国語の授業で先生が読んでくれた詩を、今でもふと思い出します。

茨木のり子さんの『自分の感受性ぐらい』という、とても有名な詩。

この詩を思い出すたびに、時代や人のせいにせず、「自分の感覚」を守り抜かねば、と背筋がシャンとする感じがするのです。

ぜひ、忙しい日々に流されるままになりがちな人たちに、読んでほしい詩です。

作者の茨木のり子さんは、戦争を経験されている方。

子供ながらに、

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サボり魔の目標設定は「ふんわり」でいい

サボり魔の目標設定は「ふんわり」でいい

2月4日・春分は、二十四気では「一年の始まり」だそうです。

正月に「今年こそは!」って意気込んでも結局続かなかった・・・という人も、「あ、なんだ本当はこれからスタートなのか」って思ったら、ちょっと楽になりますね。

少なくとも、私はそうですw

私、実はとっても「サボり魔」なんです。

おトクなことに、ビジュアルが真面目に見えるのであんまり気づかれてない「隠れサボり魔」なんですが。
夫にはバレて

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元キャリアコンサルタントの私が、週3日勤務をする理由

元キャリアコンサルタントの私が、週3日勤務をする理由

今、私は、「週3日だけ会社勤務+週2日は有給消化」という働き方をしています。

有給があと40日近くあるので、これをとりあえず数ヶ月は続けることになりました。

退職時にまとめて有給消化するのはよくありますけど、なかなか斬新な形態ですよね。私自身もびっくりしてます。

では、なぜこうなったか。
時系列に沿って記していきたいと思います。

「天職」への違和感私は9年間、新卒エージェントのキャリアコン

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弱い犬ほどよく吠える

弱い犬ほどよく吠える

ウチの飼い犬は、旦那に対してだけ、異常によく吠える。

旦那はその姿を「悪魔を見ているよう」と称するが、なかなか的確だ。

全身の毛を逆立てて、足と背筋をぴーんと伸ばし、わんわんわわわわわん!!!と、この世の終わりみたいな声で吠える。

これぞ、「恐れ慄いている」という感じ。

それを見ていると、思うのだ。
自分を必死に守ろうとしている時というのは、こんなに力んでいるものなんだなぁと。

私は、長

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自分の心がコタエを知っている。

私は、昨年3月、夫とマンションを購入して引越しをした。

その決断をする前に、我々夫婦の間で沸き起こったのが、「賃貸か持ち家か、どちらが損しないのか」かという論議。

特に、うちの夫は、知らない状態で何かを決断することができない性分。
家探しをしている時期はひたすらyoutubeで「賃貸vs持ち家」の動画を見まくっていた。

私も、普段「考えるよりまず行動」で無鉄砲さがウリなのだが、家を買うともな

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休日の朝。小さな幸せに気付いて泣けてきた。

休日の朝。小さな幸せに気付いて泣けてきた。

今朝は火曜日だが、祝日なので仕事は休み。

一日働いただけでもう休日なんて、最高の気分だ。一日働いて、休んで、なんてサイクルで日常が回っていけばいいのに。

祝日だというのに、7時に起きた。
数ヶ月前に犬を飼い始めてから、私はやたら早起きになった。
リビングでゲージに入ってクンクン鳴いているであろう愛犬を思うと、居ても立っても居られなくなるからだ。

リビングに行き、ゲージから出た愛犬が室内を走り

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ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった私③

ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった私③

そらと暮らし始めてから、1か月半ほど過ぎた頃、ある日ぽつりと夫が言った。

「そらを見てると、生きてるだけでいいんだよなぁって思う」と。

私も、おんなじことを思っていた。

そらの毎日は、寝て、起きて、食べて、歩いて、寝て・・・の繰り返しだ。
とても単調で、特別なことは起きない。

それでも、確かにそこに「生」を感じる。
生きているのだな、と思う。

何もしてなくても、ただそこに在るだけでいい。

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ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった話②

ペット初心者の私が、保護犬と暮らすことになった話②

ちゃんと犬を飼ったこともない私が、あるきっかけから「保護犬を飼おう!」と急に決めて行動し始めた話。前回までの内容はこちらです。

私よりもペットと縁遠かった夫の取り込みに成功したものの、保護団体の「若い共働き夫婦」への風当たりに辟易していた私。

そんな中、ついに我々にも譲渡してくれるという団体を見つけ、「ここしかない!」とすぐに見学を予約。
ここを最後にするつもりで、数日後にさっそく赴いた。

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私たちは、ただ自分の人生を生きるしかない。〜『ひそやかな花園』感想〜

私たちは、ただ自分の人生を生きるしかない。〜『ひそやかな花園』感想〜

何のために生きていくんだろうー。

真剣度のレベルに差はあれど、こんな問いを考えたことがある人は、実は多いんじゃないかと思います。

そんな、人類にとっての「永遠の問い」の答えの端っこを、チラリと見せてくれるような本に出会いました。

時間潰しで読み始めたら、気付けば一気読みそれは、GWもあと2日に差し掛かった日の夕方。

夫と遠出し、帰りの飛行機まで時間があり、立ち寄った本屋でのこと。
出発時間

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