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70歳の現役プログラマーはNYのホステルに泊まる。#WORKINGFOREVER 01

出会いはNew York Brooklynのホステルラウンジ

今回は70歳を超しても現役プログラマーとして、Macを片手にアメリカ中を飛び回っている女性、Lucy のお話。彼女との出会いは私が19歳の頃でした。当時交換留学生だった私は、留学生活を送るなかで壁にぶち当たり、突発的に週末にひとりでNew York City に足を踏み入れました。その時偶然宿泊することになったホステルにLucy も宿泊していたのです。

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「Good morning, I am from Japan. Can I join you? I would like to speak English.」(おはようございます、私、日本人です。英語しゃべりたいの。ご一緒してもいいですか?)

今思うとかなり無謀な挨拶ですが、宿泊先のホステルのラウンジで朝のコーヒーを飲んでいたLucyに対し、電子辞書を片手に体当たりしに行きました。

「…Sure!」

彼女は「なんかよくわかんないアジア人来た!」といわんばかりに大きく目を開き私を見つめた後で、隣に座ることを快諾してくれました。私とLucyはそこから30分ほど、お話をしました。

彼女の家はマサチューセッツ州のBostonにあり、仕事の息抜きと新しい刺激を求めてNew Yorkにプチトリップに来ていたところだったそう。

「All I need for my job are Mac, smartphone, internet and the eager for learning. I can go wherever I want.」(仕事で必要なのはMacとスマホとネット。あと、何かを学び続けたいっていうハングリー精神ね。それさえあればどこにでも行くことができる。)
とLucy。もともとはずっと企業でお勤めされていたそうですが、定年を意識したタイミングからプログラミングを独学で学び始め、退社と同時にフリーランスとしてのキャリアをスタートさせたとのこと。

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Lucyとはすっかり意気投合して、3か月後には彼女の家のクリスマスパーティーにお邪魔したり、卒業旅行で再会するまでの仲になりました。その時の話はまた別の回で。

ラウンジで仕事をしているLucyは老眼鏡を上げ下げして、

「あーもう歳ね。文字がみえない!」

とかなんとか言いながらPCとにらめっこ。本人にとっては不便で仕方無いんだろうけれど、傍から見てて彼女の姿は少し微笑ましくもありました。また、コーヒー片手に仕事をする姿は何ともたくましく、美しくもありました。

突発的にNew York Cityに飛び出して、偶然見つけたホステルにはWORKING FOREVERをすでに体現している女性との出会いがありました。

【必要最低限の道具と環境、そして学び続けたいという情熱があれば仕事はどこでもできる。】彼女のWorking Foreverライフの一部が30分という限られた時間の中での会話から垣間見れた気がします。

▼第2話はこちらから▼
70歳の現役プログラマーはNYのホステルに泊まる。|WORKING FOREVER
https://note.mu/working_forever/n/n180ef528d21e

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