2024年6月の記事一覧
なんと、樋口一葉の兄、絵師虎之助(奇山)の作品が横山美術館で展示‼️
名古屋の横山美術館の企画展「海外で愛された薩摩様式のやきもの サツマの輝き」展(8月25日まで開催)展に行ってまいりました。
会場には、マルコ・ポーロの「黄金伝説」になぞられて、金彩の輝く薩摩焼が、上絵金彩の白薩摩の本薩摩に始まり、みやびな京薩摩、さらには加賀、大阪、神戸、名古屋、横浜、東京、長崎など各地の薩摩様式の作品が一堂にならべられ、その違いが丁寧な説明がついていてとても分かりやすく展
映画「ちゃわんやのはなしー四百年の旅人ー」
この映画は薩摩焼の歴史とともに400年を生きてきた沈壽官家の話である。
豊臣秀吉が明を征服するために30万の大軍で朝鮮出兵したという、文禄・慶長の役(1591年〜1598年)は、当時の東アジアにおける大戦争であり、最大の激戦地となった全羅北道・南原では多くの死者が出たという。
織田信長以来の御茶湯御政道で茶入ひとつが一国一城に匹敵する時代に、高麗物といわれた朝鮮の焼物を作るほどの技術を持
パレスホテルビルで錦光山作品を見つけました!
たまたまパレスホテルビルの地下に入ってみましたら、朝日堂さんの支店がありました。
京都の清水寺の近くにある朝日堂さんの本店には何回か行っているので、入ってみますと、抹茶茶碗などが並べられていたのですが、奥の棚を見て見ると偶然にも私の祖父、七代錦光山宗兵衞の作品が展示されていました。
「瑠璃雲錦詰人物図」、錦光山窯の天才的絵師・素山絵付けの「花蝶人物風俗図」、「絵皿祭行列図」、「小花瓶一対
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやび」拝観記
皇居三の丸尚蔵館の第4期、「皇室のみやびー受け継ぐ美」展に行ってきました。
最初に展示されていたのは文字と絵で物語をつづる絵巻の「春日権現験記絵」でした。
この絵巻には職人の働く姿とともに春日明神による夢でのお告、夢告の場面があり、竹林に座す貴女、明神と夢告をうける人の寝顔が描かれていて、いとおかし、という気分になります。
次いで圧巻的なのは、伊藤若冲の「動植綵絵」です。順番に、老松孔雀
伊藤潤二の”富江”的世界
世田谷文学館の「伊藤潤二」展に行ってきました。
伊藤潤二さんのことは詳しくは知りませんが、解説によると、
歯科技工士をしていたころ、ホラー漫画誌「月刊ハロウィン」に投稿して、『富江』での「楳図賞」を受賞してデビューしたそうです。
『富江』というのは、圧倒的な美貌と傲慢な性格で男たちをとりこにし、彼らに殺してでも自分のものしたいという欲望を抱かせるが、なんど殺されても生き返るらしいです。