CFOのキャリア：経済活動に目を向けて景気への体感をもっておくことも資金調達を成功させる上で大事な要素

CFOに求められるのは、
エクイティストリー、事業計画、資本政策の策定や作成をしていくだけ
ではなく、経済という市況環境にも目を向けておくことが大事です。


なぜ市況環境にも目を向けておくということなのか⁉︎
それは、投資家≒VCも、LPと呼ばれる投資家から資金を調達しているわけで
どれだけ効率的にリターンをリスク低く得られるかを検討をしているのが
VCです。


特に今年は経済にインパクトを与えるような出来事がコロナ禍に加えて
起こっています。
この時にどのように投資家全体が考えているのかを想定しながら
コミュニケーションをとっていかないと、
目の前に起きていることを受け止めて、将来像を考えられていないという
印象になってしまい、投資家側も投資したくてもできない状況になって
しまいます。


例えば、市況環境が上がり調子でならば、
事業計画で営業利益で赤を掘ってもトップラインを攻めていくような
計画の方が投資家には魅力的に移ります。

市況が上がり調子なのに、
成長率が低いというのは、魅力的にはとても映りません。
市況環境の影響を受けて、
もっと成長できる銘柄を選択するのが投資家です。


対して現状の市況環境なら、
手堅く成長銘柄を狙っていきたいところです。
市況環境が悪化や不安定でも投資をしなくてはいけないのも
投資家です。

どれだけ早くリターンが確実に得られるかをスタートアップは
提案していかないと投資の俎上には上がっていきません。