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腰痛

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2022年6月の記事一覧

脳卒中後、多裂筋に介入する場面って多いけど本当に必要なの?

脳卒中後、多裂筋に介入する場面って多いけど本当に必要なの?

皆さん、こんにちは。理学療法士のきんたろーです。

本日も、臨床に活きる神経系の知見をシェアしていきたいと思います。

本題に入る前にお知らせです。

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僕は現在、自費リハビリ施設の経営とリハビリテーション養成校の非常勤講師をしており、近年は主にInstagramとブログを中心にリハビリテーションに役立つ知識(痛み系・神経系・思考系)の発信を行っております。

明日

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椎間板性腰痛で疼痛が出る理由

椎間板性腰痛で疼痛が出る理由

リハ塾の松井です!

圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、腰部疾患は高齢者でも多く、臨床でも多く経験する疾患だと思います。

主症状の1つは腰痛ですが、腰痛以外にも臀部や大腿などの下肢痛や痺れの訴えがあることもあり、決して簡単な病態ではありません。

そこで、今日は数ある腰痛の原因の中でも、椎間板性の腰痛に関して一旦基本に立ち返り、椎間板性腰痛の機序についてまとめてみました。

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呼吸を見直すと体幹・下肢機能を高めることができる

呼吸を見直すと体幹・下肢機能を高めることができる

リハ塾の松井です!

普段、呼吸をどのようにしているか意識することはありますか?
多くの方はあまり意識していないと思います。

臨床においても、呼吸器に問題がない場合は特に意識して呼吸に着目しないかもしれません。

ですが、呼吸を変えるだけでも体幹の筋肉が働きやすくなったり、腰痛が和らいだりする効果が期待できます。
呼吸は誰でも毎日するものなので、呼吸を見直すことは重要なのです。

では、具体的に

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抗重力位で肩関節挙上が難しいのは体幹・下肢機能のせいかも

抗重力位で肩関節挙上が難しいのは体幹・下肢機能のせいかも

リハ塾の松井です!

今日は肩関節運動における体幹、下肢活動の評価をご紹介します。

臥位だと肩関節を挙上できるけど、座位や立位では上手く挙上できないという症例は多いかと思いますが、その要因の1つには体幹や下肢の筋活動が関与しています。

臥位と座位や立位との違いを考えると、体幹や下肢の筋活動の違いは当然ありますからね。

今回はそれをふまえて、肩関節と体幹や下肢との関連性を解説していきます!

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「多裂筋」は運動療法でシンプルに鍛えれば良いわけじゃない話!

「多裂筋」は運動療法でシンプルに鍛えれば良いわけじゃない話!

多裂筋は重要なんだけど…

多裂筋の運動療法や徒手療法ばかりしていても良くならないですよって話を機能解剖学的にお伝えするコラムにしていきます。

脊柱をコントロールする筋肉としては代表的な筋肉として「多裂筋」があります。この多裂筋に対して運動療法や徒手療法としてアプローチすることもあると思います。

そんな多裂筋のアプローチとして、多裂筋だけ考えていてはNGな理由についてもお伝えしていきます(^^

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