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うそまみれの本音

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上から読んでも下から読んでもニキビキニ

上から読んでも下から読んでもニキビキニ

寝る前、鏡を見るたびになんだか顔面のニキビと赤みがみるみるうちに酷くなっていってる気がして、今日初めて使ってみた韓国のシカクリーム ( 鹿のエキスのクリームでは無い。よくわからん草の成分 ) のせいではないかこれはもしや!?!?!と思って慌てて洗顔で洗い流して、この子はお肌に優しいはずだと信じたいハトムギジェルを塗りたくったのだけど、よくよく考えてみたら昨日、朝ご飯の代わりにチョコレートケーキを食

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きもちもにゅうか

きもちもにゅうか

買ってきたばかりのクレンジングオイルを手のひらに伸ばしてべとべとの両手で顔を覆ったら、どこかで嗅いだことのある香りで、べとべとで顔を覆ったまま記憶の中を泳いで泳いで、その匂いがもう会わなくなったセフレの車の芳香剤の香りだ、ってぴんときて、なんでこんな匂い覚えてんだろうなんでクレンジングと車の芳香剤の香りが一緒なんだよおかしいだろ全然ちがう2つなのにおんなじ匂いでまさかべとべとなんかに思い出させられ

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ラブホテルから1人で出て来られるくらいには、強くなったよ

ラブホテルから1人で出て来られるくらいには、強くなったよ

まだ薄い灰色の空気が漂う朝方、ラブホテルから出て行く時の、あの何ともいえない惨めさ。

ああ、して、きたんだね。

すれ違うひとすれ違うひと全員にそういう目で見られているようで、いけないことなんてひとつもしていないのに、恥ずかしさと気まずさで自然と早足になった。

寝起きが悪い彼はチェックアウトの時間ギリギリまで寝ていたがって、いつも私を困らせた。

先に出ていいよ、と冷たく彼はいうけど、ただでさ

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贅沢を食べてるんだよ。

贅沢を食べてるんだよ。

「 女の子って一粒800円のチョコレートを自分のご褒美に、とか言って平気で買うじゃん。100円の板チョコ1枚の方が美味しいしいっぱい食べられていいのに。」

「 分かってないなぁ。
あれは贅沢を食べてるんだよ 」

イエベ秋の呪い

イエベ秋の呪い

最近、巷でよく聞くようになった言葉

「 ブルベ 」 と 「 イエベ 」

私はある日、念願叶って
プロに診断して貰えることになった。

会計で、躊躇いもなく24000円を支払う私。

(興味ない人は驚愕する金額だと思うけど、2020年やりたいことリスト100選に入れていたほどやりたいことだったのでこの金額はお安い御用だった)

診断してもらった結果、私は典型的な
イエベ秋だということが判明した

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西野亮廣の子どもを産んであげたいという感情が降ってきたあの日

西野亮廣の子どもを産んであげたいという感情が降ってきたあの日

突然、何を言ってるんだこの女は。
という感じですが、割と大真面目な話です。

何年か前、Abemaの『 エゴサーチTV 』
という番組の中で、キングコングの西野亮廣が

「 Instagramや Twitterでセフレを募集してる 」

という内容の話をし始めた。

その瞬間、わたしの頭の中に

この人と、会わなきゃいけない!

この人に、子どもを、産んであげたい!

という、摩訶不思議なお告げの

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亭主関白の父を持つわたしは、友だちのお父さんを見て号泣した。

亭主関白の父を持つわたしは、友だちのお父さんを見て号泣した。

私の父は、「 亭主関白 」という言葉を食べて育ったのかと思うくらい、もしくは、名刺に " 亭主関白代表取締役 " の肩書きを書き込んであげたいと思うくらい、ザ・亭主関白な人間だった。

私の中の「 亭主関白 」という概念は イコール 父 になっているので、父の姿こそが亭主関白だ!という認識で、これまで生きてきた。

でも、はて。亭主関白とはどういう男性のことを言うのか。私の認識は正しいのか。不安に

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日記アプリ muute が今世紀の最高傑作だった話。

日記アプリ muute が今世紀の最高傑作だった話。

日記アプリ muute に出会ってからというものの、
自分の感情を裸ん坊にする毎日が楽しい。

muute は、ふつうに日記を書いたり、簡単な質問に答えたりするだけで、書き手の思考や感情を読み取って勝手にフィードバックをしてくれたり、感情の移り変わりをお洒落なグラフにして可視化してくれたりする、優秀な AI 日記。

( 色のセンスがあったかくて、いいよね。)

何も書くことがない日には、muut

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だから、書きたいんだった。

だから、書きたいんだった。


自分がどれだけのことを日々忘れながら生きているのかを思い知る。

とっくのとうに忘れていた思い出たちが、日記をめくった瞬間に、あの日のあの時の温度のまま蘇ってくる感覚。

言葉を、感情を、記憶を、文字と一緒に、紙にしまっておいて、ふとした時に引っ張り出せば、そこには嬉しいも楽しいも悲しいも切ないも懐かしいも苦しいも愛しいも虚しいも、全部ある。

あの日、確かに感じた感情も、

ずっと覚えておきた

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私の中は処女まみれ。

私の中は処女まみれ。

私には、処女がたくさん残ってる。

今まで付き合ってきた人はそれなりにいるのだけど、恋人としたことがないことがたくさんある。

泣きながら喧嘩したことがない。
彼の実家に泊まったことがない。
実家に彼を呼んだことがない。
浮気されたことがない。(気付いたことない)
指輪を貰ったことがない。
恋人と2人きりで旅行へ行ったことがない。
ディズニーランドでデートしたことがない。
夜景の綺

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お湯に しょっぱい を溶かしただけのスープ

お湯に しょっぱい を溶かしただけのスープ

いつから泣いていないんだろう。

大学生の頃までは大笑いするたびに号泣、と呼べるレベルで涙を流していたし、友人の失恋話を聞けばまるで自分が恋を失った当事者かのように涙を流していて、またこいつ涙の安売り大セールしてるよ、と言われていたほど。

それなのに北海道へ来てからめっきり泣く回数は減ってしまった。減った、と思っていたけどそう書きながら職場では何度も泣いていることを思い出した。

失敗した自分が

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可愛げなくなんかない

可愛げなくなんかない

私は日本地図の中で、バカリズムのネタでいう一番持ちやすそう、かつ、投げやすそうな都道府県に住んでいて、街から少し離れたミドリミドリした所に職場があるのだけどそこではよく、ヘビが出る。

ある夏、会社の玄関先でヘビがニョロついているのを発見してしまった私は小さな悲鳴をあげつつすぐさま男性職員にヘルプミーコールをした。

こいつマムシドリンクでも飲んだのかな?ってくらい反り立って激しく動き回るヘビ。(

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剥きたがり症候群

剥きたがり症候群

触れたら最後、剥きたくて仕方なくなる。
剥き出したら最後、皮を剥く手が止まらない。

皮は剥いたらダメ、ゼッタイ。
そこはとってもデリケートだから。

刺激をとにかく与えないこと、
じゃないと、余計硬くなっちゃう。
っていうのも最近知った。

とにかく触ったらだめ。
皮を剥いたらだめ。
刺激を与えたら、だめ。
硬くしちゃ、だめ。

ガサガサにヒビ割れた私の、かかと。
これ以上、剥きたく

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字は武器になる

字は武器になる

字が、好きだ。

丸くて女の子らしい字

育ちが良さそうな美しい字

子どもが書く記号みたいな字

男の子が書く、ちょっと汚い字

一文字一文字ぴったり同じ大きさの字

一目見ただけで「あ、これあの人の。」
と分かってしまう個性的な字

どれも好き。
字って、見ていて飽きない。

たまにふとした場面で
自分好みの字に出会えた日には
ドキドキする。

小学生

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