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好きなこと④京都奈良/修学旅行・初めての京都・断然京都派・奈良に導かれ・私は奈良派・愛おしい街に

今日は好きなことシリーズに戻ります!第4弾は、「京都奈良」です。出会って以来、大好きな地域です。写真も織り混ぜながら話していきます!

出会いは修学旅行

小学校6年生の修学旅行。私の地元では、目的地が京都奈良でした。既に、歴史好きだった私にとって、こんな幸せな2泊3日はありません。
 歴史好きについては下の記事を。。



1日目は法隆寺東大寺奈良公園を全員で回りました。私の母校は、1学年200人前後。全校生徒1000人超のマンモス校でした。大行列で観光どころではないし、案内してくださってる方の解説の声すら聴こえない、、みたいな状況でした。パンフレットを読んで楽しみました笑

奈良での思い出は、
溢れかえる鹿への恐怖心が終始拭えなかったことと、木刀を買って振り回す男子が先生にこっぴどく叱られていたのと、
人混みの隙間から見た大仏様と、
大仏殿内ではぐれた班のメンバーと大仏様の後ろで再会したら、他の方が香炉に立てた線香を1人が握り締めていて焦ったこと(彼は勘違いしてたらしい。慌てて戻しに行きました。)
くらいです。


この修学旅行を通しハマったのは、「京都奈良」ではなく、「京都」でした。

初めての京都 押し通したEコース

京都は、1日目の夜から2日目まででした。

1日目の夜。建仁寺両足院座禅体験をしました。入ったのは、夕方だったかもしれません。帰りが暗かった記憶はあります。普段は騒がしい小学生が200人集まっているのに静まりかえる堂内。不思議でした。時折、竹刀の音が鳴り響いていましたが。
横にも前にも後ろにも、知ってる友達がいるのですから、1人が笑えば連鎖が止まらないんです。。私は耐え抜きました。笑うことより、竹刀が恐かった笑

京都市内のホテルに宿泊しました。「金波楼」さんだった記憶があります。「金波樓」さんでした。京都らしい和室で、夕食が美味しいけれど、次の日の朝は食べたくないほど、お腹いっぱいになった記憶があります。

2日目はコース別行動でした。
このコース決め、難航したんです。コースは5種類あり、班単位で希望を出すものでした。
私は、Eコースの二条城、三十三間堂が良かったんです。ただマイナーな2つなので、他のメンバーが「え?」となってしまいまして。
どうにかこうにか説得して、1人以外は味方にしたのですが、あと1人が手強かったです。その子は、どうしても金閣寺に行きたいらしく、、よく行くようなのですが、だからこそお気に入りの場所で、修学旅行でも行きたいと言うのです。そもそも、Eコースはつまらないんじゃないかとも。。
結果、多数決でEコースということになりました。
今思えば、他のメンバーを思えば、金閣寺にしておくべきだったのかなとも思います。ただ当時の私は、初めて巡ってきた京都に行くチャンスで、自分が行きたいところにどうしても行きたかったのです。他のメンバーより、強い想いがあると信じ込んで、それなら付いてきて!という思いでした。
「E(イー)コースは、良いコースだ」と言ってくれたメンバー達に救われました。

この時に訪れた二条城は、今でも京都で1番のお気に入りスポットです。『江』で観ていた世界が目の前にあるようで感激しきりでした。。他のメンバーも楽しそうで嬉しかったのを覚えています。
三十三間堂は、大河ドラマの影響でバスに乗り遅れそうになりましたが。。自分に似た顔は見つけられませんでした。

バス乗り遅れ未遂事件について詳しくは、こちらの記事をお読みいただけたら。。

清水寺は観光客でごった返していました。感動してる暇なんてないです。班別行動だったのですが、気を抜いたらメンバーとはぐれてしまうので。
音羽の滝も行列で、小指の第一間接まで入れる方で、お願いしました笑
清水寺を拝観したら、集合時間までは清水坂でお土産を買う時間でした。とにかく人が多く、身動きが取りにくいため、7人で行動しながら、全員が目当てのお土産を買うのは厳しかったです。そこで、臨機応変に分かれたりしながら、清水坂を散策しました。先生を見かけると、バレないように合流したり、「奥で会計してる」とか誤魔化しながら、、。唯一7人が団結した瞬間でした笑

観光客でごった返す中を、友達とはぐれないようにという細心の注意を払いながらの観光だったため、今持っている「京都奈良」の良さは、ほとんど感じませんでした。ただ、Eコースで、ゆっくりと観光できた時間があったこと。これが、私の京都好きの始まりだったように思います。

当時のパンフレットなど。どうしても反射してしまう。。


断然京都派

近鉄のポスターに、「私は奈良派」というキャッチコピーがありますが、当時の私は、断然京都派です。修学旅行で京都に魅了され、母と、次は父と、京都日帰り旅をしました。

は、若い頃、何度も京都を訪れていたようでした。ただ、歴史好きというわけではありません。どちらかと言えば、理数系の人らしい。私は専ら文系人間だと思います。観光地を訪れ、さらーっと見物し、お抹茶でひと息ついて、湯豆腐が食べられれば良いという母と、寺院に行けば、解説パネルを熟読し始め、目前の空間にトコトン浸り、食べることすら忘れる私では、観光のリズムが合わず、「もうあんたとは観光行きたくない!」と言われてしまいました笑

 母との京都旅。龍安寺のパンフレットから挟まっていた紅葉が出てきた。挟んだことすら忘れてた笑 お抹茶は金閣寺だったような。日帰りにしては、かなり巡った。


父とは、リズムがぴったり合うのです。なんなら私よりスローだったりします。ご飯はしっかり食べますが。趣味は父譲りのものが多かったり、好きなものや好きなとこを考えると、父と似てるなと後から気付くことも度々あります。

父との京都旅。京都御苑も散策しました。蛤御門を拝んだ。下鴨神社も結構好き。夜も良い。真っ暗闇の中に、神々しくそびえ立つ朱のインパクト。


高1のGW、修学旅行以来初めて、1泊2日の京都観光をしました。京都の友達の家に泊めさせてもらって、2日目は一緒に観光しました。
父と母と、市バス観光していたお陰で、京都市内の位置関係やバスのことが、頭に入っていたので、私主導で計画を立て、案内しました。ちょうど春の特別公開の時期で、行きたい場所は山ほどありました。しかし、当時はもう高校生です。ちゃんと、相手ファーストで、計画を立てました笑
京都が誰しもが楽しめる観光地であること、友達を案内して喜んでもらえることの嬉しさを、学び得た旅行でした。

3度目の二条城。1日目は、1人で二条城に入り浸り。
ふらっと1人で立ち寄った。『青天を衝け』の紀行で出てきて驚いた笑
2日目、上賀茂神社。人が多く、写りこんでない写真がほとんどない。
駕籠に感動。
平安神宮。都。当時はそこまで興味なかった。
京都タワー。ついカメラに収めてしまいます。


奈良に導かれ

高校時代は部活に明け暮れ、高1に1度行ったきり、京都へ行くことはありませんでした。

部活も代替わりをし、後輩達に任せられるようになった頃、進路の決断を迫られる時期になりました。私の母校は商業高校で、半数が就職するような高校でした。私はすぐに働く気はなく、幼い頃からの夢であった保育士になるため、指定校推薦で保育の短大に進むつもりでした。

(恐らく)春休みの部活終わり、顧問の先生に、「3年生、就職するの?進学するの?」と訊かれました。私たちにとって、進路の話をする時に、まず始めに訊く決まり文句です笑「進学」だと答えると、「良いんじゃない。どこ行くの?」と訊かれ、「保育の短大に」と答えると、「短大!?」と。。ここで「四大」を勧められたのですが、私には不可能な道であり、選択肢に入ってもいませんでした。経済的理由、学力的理由から。私の中で、これ以上商業について学ぶ気は一切なく、かといって他のことを学ぶには、遅れを取りすぎているし、独学で追い付ける気もせず、塾に通う余裕もないと思っていました。
「四大に行ってみたら?」という先生の言葉が私の未来を切り拓いてくれました。心のどこかで、学んでみたい!という気持ちはあり、四大に憧れを抱いていた自分に気付かされたのです。

両親とも話し、「自力で通うなら」と許しをもらいました。もともと自由で、あれやれこれやれも言われなければ、あれするなこれするなも言われてこない家系でした。勉強に至っては本当に無関心で、たぶん、成績表もほとんど見ていないと思います笑

そこから、大学について調べ始め、学部とか学科とか、ちんぷんかんぷんだったのを、部活の先生に教えてもらいながら、受験校を考えていきました。県内には、大金を叩いてまでも学びたいと思えるような大学を見つけられず、最終的には、先生に紹介されたうちの1つにあった県外の大学に決めました。

「この大学を受験する!落ちたら就職する!」と決めたのです。

晴れて今、私は奈良で大学生をしています。

私は奈良派 京都派からの転向

私は大学選びの際、どうせ県外に行くのなら、京都に行きたいと考えていました。しかし、惹かれた大学は、奈良にあったのです。とは言え隣の県です。これで、京都に行きたい放題だと歓喜しました。

もちろん、京都にも行きました。今も行きます。これからも好きな場所です。
でも、今の私は奈良派なのです。
1回生の頃、春、桜と薬師寺の朱の美しさに見惚れ、「あ、私、古都・京都奈良に住んでるんだ」と浸り、何気なく横切った平城宮跡に魅了され、夏、ならまちの温もりを知り、冬の二月堂でとどめを刺されました。
気付いたら、紛れもなく、奈良派の私がそこにいたのです。

薬師寺。無知な私は、ただ古都を感じた。和尚さんの「無茶しない程度の無理をする」という言葉。大学生活大事にした。途中で違いが分からなくなったりもしたけれど。
突如現れた壮麗な大極殿。驚いたな。異様な空間。でも大好きな場所の1つ。平城宮跡。
夏、ならまち。餅飯殿商店街のほうせき箱のかき氷。運命の出会い。すっかりリピーター。
ならまち。奈良町からくりおもちゃ館。
 可愛いおもちゃがたくさん。優しい館の方が、丁寧に教えて下さります。温かい場所。大人も童心に帰って。
奈良町資料館。庚申様にもご挨拶を。吊るされた赤い人形は身代わり申。奥の資料展示はコロナで休止中のよう。復帰を楽しみに待つ。
奈良町にぎわいの家。
この丸枠がサツキとメイの家を彷彿とさせる。私だけ?笑
 1回生の夏には行けなかったのですが、奈良町格子の家も素敵です。
これも、格子の家。上の方が好き。ゆったり、のんびり、1人でぼーっとしたり、友達と話したり。
初めての東大寺二月堂。
この景色に、空間に魅了されたのです。


歴史の京都奈良から、愛おしい街に

もともとは、歴史の詰まった観光地で、タイムスリップできる非日常の場所として、京都奈良を見ていました。
寺社仏閣や歴史の面影が残る場所が好きです。ただ、京都奈良の魅力はそこだけではないと気付かされたのです。そこだけではないことくらいは、分かっていましたが、自分が好きなのはあくまでも、「歴史」「伝統」でしかないと思っていたのです。
しかし、何度も京都や奈良を訪れる中で、他の魅力にも惹かれていく自分に出会いました。コロナもあり、ひとり旅が圧倒的に多いのですが、友達や家族と観光したり、授業の一環で訪れたりする中で、新しい見方、感じ方をするようになりました。
大学に入り、伯父から譲ってもらったカメラで写真を撮るようになったことも、大きいかもしれません。
かつての人々の想いを暮らしを、感じられる空間でもありますが、今を生きる京都、奈良の人たちがとても魅力的に見えるのです。伝統を繋ぐ人、観光客を温かく迎えてくれる人、自分の好きを届けてくれる人。また、訪れている他の観光客の皆さんにも、それぞれの多種多様な普段の姿があり、でも、その瞬間、同じ空間で同じものに惹かれている。それを味わうのも楽しみになっていきました。
今の私にとって、京都奈良は、なかなか訪れることのできない夢の場所、憧れの観光地、ではありません。ふらっと立ち寄ることのできる、力をくれる、多くの人に知ってもらいたい伝えたいと思う、愛おしい街です。


以上です。
オススメスポットランキングや、オススメコースなどをまとめてみても面白いのかなと、今回打ちながら考えていました。好きなことシリーズが終わったら、挑戦してみる予定です。

読んでいただきありがとうございます🙇

写真は、1番のお気に入りスポット、二月堂。

スマホ打ちがしんどくなってきたので、パソコンに変えるか迷っています。機能が変わってしまうのかな?。。

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