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日本一小さな百貨店

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京都府北部、京丹後市にある【日本一小さな百貨店】つねよし百貨店の日々
運営しているクリエイター

#百貨店

わたしたちの百貨店

わたしたちの百貨店

#日本一小さな百貨店

「わたしたちのきょうたんご」

息子が学校から持ち帰った、小学校3・4年生で使う社会科副読本。

自分たちの暮らす地元、丹後を知る「丹後学」のテキストとして配られたらしい。

人、仕事、食、自然、伝統とよくできている。何気なくページをめくっていると、地域の農産物を置く施設の中に、つねよし百貨店を発見!

そう、丹後で百貨店といえば、つねよし百貨店なのです。

小さくても百貨

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「米つきに来たんやけどなんやどんくそうて・・・」

「米つきに来たんやけどなんやどんくそうて・・・」

#日本一小さな百貨店の物語

つねよし百貨店の横に地域のみんなが利用する精米小屋があります。
持ってきた玄米を精米機にあけ、袋をセットし、100円玉を入れてセルフで精米します。
男の人にはなんてことない作業でも、独り暮らしのお年寄りさんにはけっこう大変な作業。お米は重いし、一人ではなかなか手間がかかる。

ある日、精米小屋に米つきに来ていたYおばあちゃん。お金入れたはずなのに動けへんかったらしい。

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たらの芽の天ぷら

たらの芽の天ぷら

#日本一小さな百貨店の物語

PM1:00買い物に来たおっちゃんからの目撃情報。

「じいさんが山でたらの芽を採ってたで。あそこのじいさん、そんな元気やったっけなあ。」

PM3:00おじいちゃんが百貨店にきて、天ぷら粉と油を買って行きました。

PM5:00おばあちゃんがやってきて、「これ食べて」って、たらの芽の天ぷらを持って来てくれました。

PM7:00美味しくたらの芽の天ぷら頂きました!

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畑の野菜が大火事で車で逃げたら川に落っこちたお話

畑の野菜が大火事で車で逃げたら川に落っこちたお話

#日本一小さな百貨店の物語

おじいちゃんの畑に行ったら、
畑が燃えてて、おじいちゃんの野菜がボンボン爆発してるの!
大慌てでおうちに帰ったら、おばあちゃんしかいなくて、
「早く逃げなきゃ!」
っておばあちゃんと2人で車に飛び乗ったわ。
お父さんもお母さんもお仕事だから、まずお父さんに電話して、消防団に出動してってお願いしたの。
急いで逃げなきゃいけないのに、おばあちゃんたら、
「私、ゴールド免許

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「最近いい人ができたらしいんだけど・・・」

「最近いい人ができたらしいんだけど・・・」

#日本一小さな百貨店の物語

うちの奥さんが二人暮らしの家に配達に行ったときのこと、いつもはダンナさんがいるはずなのに、その日に限って奥さんがいた。

玄関を開けて入るなり、

「最近うちのにいい人ができたらしいけどあんたかいな?」

(´・ω・`)?

「たぶん、、、そうな気がする、、、」

(; ̄Д ̄)!

たしかにここのところ毎週のように配達で来ていて、ダンナさんとよくおしゃべりしていた

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