見出し画像

『黄金の法』第5章9節「谷口雅春の生命の実相哲学」 {taniguchi-masaharu,seimei,jissou-tetsugaku}【朗読】

どうも、こんばんにちはようす。丸々です!ヽ(*´ω`*)ノ((ヾ(*ゝω・*)ノ(*´ω`)ノ≡・。゚・。・⊃

今回は、【 『黄金の法』感想ブログ 】の続きに入りましょう!
前回の概要はこちらになります。

今回は、第5章の9節(※p306-p312)の前回の続きから述べます🌤
それでは、参りましょう!!キタ ━━━ヽ(´ω`)ノ ━━━!!





🔽 🔽
谷口雅春{Taniguchi-Masaharu}が生まれたのは、明治26年(1893年)11月22日でした。生誕地{seitanchi}は、神戸は烏原村{karasu-hara village}です。そして、昭和60年(1985年)6月、90余歳の長寿を全う{matto-}して亡く{na-}なりました。

谷口雅春は、青春時代、大本教{oomoto-kyou}出口王仁三郎{Deguchioni-Saburou}の弟子{deshi}として活躍していた時期があります。しかし、大本教では、やがて最後の審判{shinpan}の日がきて、神が人類を処罰{shobatsu}されるのだという異常な信仰で持ち切りになったので、それに疑問を持ち、大本教を去ったのです。後年に、出口王仁三郎の予言どおり、確かに日本には火の雨が降って{fu-}、第二次大戦は敗戦となったのですが、若き日の谷口雅春には、神が人間を罰する{bat-}という考えがどうにも納得がいかなかったのです。彼が信じていた神は、愛の神です。ですから、その大いなる父が、どうして子を処罰するものかと考えたのでした。

病気、あるいは、災難というものは、もちろん、個人あるいは集団の発する、仏法真理{Buppō-shinri}に反する想念{sōnen}への反作用{hansayō}として起こるのであり、神が罰するわけではありません。しかし、まだ彼は、この頃、こうした原理に気づいていなかったのです。彼は、さまざまな試行錯誤{shikō-sakugo}の後、ついにある日、高級霊からの啓示{keiji}を受けて、悟り{sato-}を開き{hira-}ます。彼の悟りとは、次のようなものです。

1 仏教に言う「色即是空{shiki-sokuze-kuu}・空即是色{kuu-sokuze-shiki}」のほんとうの意味は、あの世とこの世、あるいは、魂と肉体とを二元的{nigen-teki}に捉える{tora-}のではなく、本来、実相{jissō}のみありと一元的{ichigen-teki}に捉えるべきである。

2 したがって、この世の事象{jishou}は、実相の影にしかすぎず、実相は、神と同一のものであり、光明{kōmyō}そのものであるから、本来、肉体もなければ、病{yamai}もないのである。

3 したがって、地上の人間の心すべきことは、本来の生命の実相たる光一元{hikari-ichigen}の光明の心を持って生きてゆくべきであり、神の子としての神性{shinsei}を顕現{kengen}してゆく道こそ、ほんとうの人間の生き方なのである。

大まかにいうとだいたい右のようなことが、谷口雅春の悟りの中心でした。谷口雅春は、その思想の根本{konpon}を、光一元{hikari-ichigen}の光明思想{kōmyō-shisō}におき、万教帰一{bankyō-kiitsu}を唱えて{tona-}、キリスト教、仏教、神道も、唯一{yuiitsu}の神から出た、説明の仕方が異なる{koto-}教えであるとし、すべてを併せ{awa-}呑む{no-}寛容{kan'yō}な態度をとることとなったのです。こうして、55
年の長きにわたって、谷口雅春は、生長の家{Seichō-no-ie}という宗教団体を率いて{hiki-}きたのです。

彼の特徴のまず第一は、アメリカで流行った{hayat-}ニューソートという光明思想をいちはやく日本に取り入れ、それを独自の思想のなかに消化してしまったことにあります。そして、その教えは、非常に啓蒙的{keimō-teki}な色彩を帯びるに至ったのです。特徴の第二は、心理学的な手法を多用した点にあり、この点に、従来の宗教にはない斬新{zanshin}なものがあったと言えます。そして、特徴の第三は、書物の出版による布教ということに大々的に取り組んだことです。

しかし、万教帰一の大前提とは別に、晩年に至るまでの彼の教えを見てみると、それが、日本神道系{Nihon-Shintou-kei}の復興運動{fukkou-}であり、外国の宗教や思想を取り入れての、日本神道の一大革新運動であることが分かります。すなわち、黒住教{Kurozumi-kyō}や金光教{Kinkō-kyō}、天理教{Tenri-kyō}、大本教{Omoto-kyo}と続いてきた日本神道系の復興運動が、谷口雅春の生長の家によって、一大発展、完成を迎えた{muka-}のだと言えます。

谷口雅春は、生前、自らを指導していた霊がだれなのかが分からず、生長の家の大神{Ōkami}と称して{shou-}、それを住吉{sumiyoshi}の大神{Ōkami}であるとか、あるいは、観世音菩薩{Kanzeon-Bosatsu}であるとか説明していましたが、彼を指導していたのは、実は、日本神道の主宰神{Shusaishin}・天御中主神(命){Amenomi-Nakanushino-Kami (Mikoto)}だったのです。谷口雅春の思想を代表する『生命の実相』{seimei,jissou}全40巻は、天御中主命を中心とする霊人{reijin}が谷口雅春に入って{hai-}、自動書記{jidou-shoki}のような形で書き上げた思想なのです。

日本神道系の教えの核心は、言うまでもなく、光一元の思想にあります。それは、この世を光{hikari}と闇{yami}の対立とするのではなくて、すなわち、光の当たっているところと当たっていないところがあるにすぎず、本来闇なし、光を燈せば{tomo-}闇は消えるという思想なのです。この思想の背後には、地上を光明化しようとする深い愛の思想が流れております。しかし、そこまで考えの至らない者にとっては、善悪の差別心{sabetsu-shin}に対して、目をふさぐ面もあり、功罪{kouzai}の両面があると言えるかもしれません。

天御中主神{amenomi-nakanushi-no-kami}の光一元の思想が、天上界の教えの総意であるとか、すべての人を救いえたとは言えないでしょう。つまり、善悪二元を知ることが智慧{chie}のはじまりであるという真実に対して、取り組みが甘いのです。また、救済{kyūsai}の原点である地獄{jigoku}からの脱却{dakkyaku}という思想や、悪霊現象{akurei-genshō}に対して、説得的解説を欠く点、一考{ikkou}を要すると言えます。谷口雅春は、過去世で、伊邪那岐命{izanagi-no-mikoto}と言われた方でしたが、プロティノスという名で、ヨーロッパに哲学者として出たこともあったため、その教えにも哲学的色彩{-shikisai}が強いのだと言えます。
🔼 🔼





これが第5章9節の内容です。

まとめに入ります。

プロティノスは、「もともとは一つなるもの」とおっしゃっておりますので、谷口雅春の思想と似ていることが分かるかと思います。

これは、過去世で言っていることと、生まれ変わって今世で言っていることが、魂が同じなので、同一人物であることを意味しているからです。

さて、

谷口雅春は、思想的に誤りが一部あったことから、天国裏側の仙人界にいると聞いたことがあります。

その原因は、この内容にも書かれておりますように「光一元の思想」に誤りがあるからです。

というのも、「光一元」とは、「本来、闇なし、光のみあり。」ということになるのでありまして、
そうなると、闇がないから、悪を見ないことになり、返って悪事が起きるからです。

なので、臭い物に蓋をするのではなく、「善悪二元論」で考えていくのが大切なのだと思います。

なので、「光明思想」だけでなく、「勤勉さ」こそ大切な掟であると考えられます。


ただ、私たちの信じる神は、キリスト教もイスラム教も仏教も導いた「愛の神」であり、私たちは神の子であるので、神様の一部の神性が個性として宿っているのだということは真実であります。

次回もお楽しみに✨





█▓█▓█▓次回予告▓█▓█▓█

✅ ブログでは、今回の参考経典『黄金の法』を、第5章から最後第6章まで、節分ごとに解説していく。
✅ 経典(kyouten)では、『黄金の法』第5章【愛の押し寄せる時】10節「高橋信次の正法神理」{takahashi-shinji,shouhou-shinri}(※p312-p317)から始める(๑•̀ •́)و✧


・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚
=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔお楽しみに=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ
・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚


fっということで、いかがでしたでしょうか、??( ,,>ω•́ )۶
ご精読ありがとうございます!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
「イイね👍 ,フォロー👭 ,コメント📩 」をよろこすヾ(・ω・*)ノシ*+:。.。:+*゚マタネー♪*+:。.。:+*

なお、「『黄金の法』myブログ感想講義」の今回の内容につきましては、以下を参考文献としてマス。 (o'∀')ノ。+。゚☆゚。+。ヽ('∀'o)


【 参考文献 】


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?