亀仙人という生き方
筆者はドラゴンボールが好きである(サムネは自分で描いた)
小さな頃からドラゴンボールのイラストを描いていて、ゆくゆくは鳥山先生のアシスタントになろうとしていたのだが連載が終わってしまったので少し考えている状態です
さて、みなさんはドラゴンボールに出てくる亀仙人というキャラクターをご存知だろうか?
ドラゴンボール初期に出てきたキャラクターで、主人公である孫悟空の師匠である
なんで今回亀仙人について書こうと思ったかというと、「大人になった今だから気がついた亀仙人の凄さに気がついてしまった」からである
まぁ、武術の神様と言われている人だしすごいのはすごいでしょう
でもね、亀仙人の凄さとはそんな単純なお話ではないのですよ
今回はそんな亀仙人について記憶をたどりながら書いていこうと思いますので、最後まで心して刮目しつつぜってぇみてくれよな!!
亀仙人とは
亀仙人とは、ドラゴンボールの中で「別名武天老師(むてんろうし)」と呼ばれる武術の神様的存在です
年齢は300歳を超えていて、免許証にはいつも誕生日というわけのわからないことが書いてありました
世帯を持っている感じもなく、海に浮かぶ孤島でウミガメと暮らしています
ちなみにカメハウスはポイポイカプセルになっていて持ち運び可能です
仙人という名前とは違い、現世と全く交わりを絶っているのかというとそうでもなくテレビなどで現代の科学技術もしっかりと享受しているようです(笑)
亀仙人は若い頃に「武泰斗様(むたいとさま)」の弟子として鶴仙人と一緒に修行していました
亀仙人自身も弟子を持っていて、過去に悟空のじいちゃんである「孫悟飯(そんごはん)」やチチの父である「牛魔王(ぎゅうまおう)」を育てた過去を持つ
現在の弟子は「悟空」「クリリン」「ヤムチャ」である(天津飯やチャオズも半分弟子みたいなもん)
亀仙人についての知識はこれくらいにして次は亀仙人の凄さについて書いていこうと思います
亀仙人の凄さ
さて、ここからは個人的に亀仙人のすごいと感じたところをいくつか紹介していきたいと思います
ドラゴンボール初期ならまだ威厳がありました
後半から単なるお笑いキャラになってしまった亀仙人ですが、いやいやそうでもないのですよ
弟子たちがどんどん自分の力を超えていってしまってもしっかりとその存在感を示していたのが亀仙人なのです
前置きはそれくらいにして早速いってみましょう
偉そうにしない
人間の本性をみるには大金や権力を与えてみるといいといいます
口ではそんな大金持ってても使わないといってもいざ大金を手にすると湯水の如く使ってしまう人が私の身近にもいます
そして権力
普段全然おとなしい人が、ふと分不相応な役職を与えられ自分よりも明らかに格下の人物に会うと途端に態度を変えて強く当たってくるなんて人も昔の職場にいたなぁ・・・
でもこれって誰にでも起こりうることなんですよ??
亀仙人は登場した当初世界一の武術家として名を馳せてしました
世界一になると人間は偉そうにしてしまって、「俺は世界一なんだ!!」といって富、名声、この世の全てを手に入れようとするでしょう?
なんならその後自分の威光がなくなっても「昔俺はすごかった」といって過去の栄光を語るでしょう(過去の武勇伝を自分語りする人は嫌われます)
でも、亀仙人はそれをしないどころか全くその素振りを見せません
アロハシャツに短パン、ビーサン、亀の甲らを背負ってサングラス・・・
どうみても世界一の武術の達人には見えません
逆に世界一を誇示していたのがこちら「ミスターサタン」(クリリンと同い年)
普通の人なら世間にチヤホヤされるこちら側になりたいでしょう
普通なら、女好きの亀仙人ならこちら側に堕ちそうですよね
でも亀仙人は偉そうにしないのです
あえてしないのか、できない理由があるのか、その辺はわかりませんが、自らをきちんと律して闇堕ちしないという亀仙人に筆者はシビれるあこがれるぅうううのである
ポイントでサラッとちゃんと真面目
そんなふざけてばかりの亀仙人ですが、ちゃんと真面目な部分もあるのです
しかもきちんとしたポイントで真面目です
亀仙流の教えを説くシーン(なぜ修行をするのか?)
悟空たちが基礎トレーニングばかりさせられて
なんか技を教えてくれと愚痴るシーンでの一言
「武道は勝つために励むものではない!」
「己に負けぬためじゃ!」
悟空はこの時の教えを後半になってもしっかりと守っている
「基本を生かし、自分で考えて、自分で拳法を学べ」
対照的なのはベジータである
おでこに血管が出るほどストイックすぎるほどに鍛え上げているが悟空を超えることがなかなかできない・・・
おのれに負けぬためじゃなく、カカロットに負けぬためにやってるから勝てないのだよ・・・
さらに「天下一武道会は勝つことが目的ではない、どうせ勝てはせん。おのれの技量を試し、さらに修行を積むための会」であると説く
このシーンも亀仙人が大岩を動かせるようになったら拳法を教えてやるといって、悟空たちが自分よりも大きな岩を動かせるようになった際の言い訳のように聞こえるが、結構真理をついていると思います
基本が大事で、大舞台は勝つことが目的でなく修行を積むためのきっかけに過ぎないというところは見習うべきところです
基本の大切さはゴリもいってきていますね^^
その後天下一武道会で悟空に勝った後この一言をいう
弟子たちを調子に乗らせて闇堕ちさせないために自分が変装して武道会に出場して弟子をボコボコにする心遣い・・・素敵です
ドラゴンボールなんて作らなきゃよかった・・・と
神様が後悔してるシーンでフォロする一言
知識も豊富、実力もある、人間的にしっかりしている・・・
無敵やん・・・
サラッと優しい
このシーンは、天下一武道会でどうしても優勝して賞金で自分の村に水を買って帰り村人を救わないといけないナムに、それをサラッと解決してあげるシーン
ちゃんと色々考えているのですよねぇ・・・
そしてそれを解決してあげる
しかも簡単でなお最適な方法で
頭も良い
手放す力
天下一武道会が終わった後に弟子たちにサラッと一言
手取り足取り教えるのではなく、自分で考えさせる指導法
一般的に自信のない師匠は弟子を囲いたがる傾向にあります
それを手放して世界を見てさらに成長してこいと言って送り出す力
亀仙人の器の大きさを表すシーンであるといえますね
そんな師匠である亀仙人をきちんと弟子たちが尊敬して慕っています
その証拠にとっくに亀仙人の実力は超えてしまっているのにも関わらず、リスペクトの気持を忘れずきちんと亀仙流の道着を着ています(赤い道着ってめちゃくちゃ恥ずかしいですからね^^;)
亀仙人の生き方
さて、ここまで亀仙人の凄さを語ってきました
凄くて憧れるのは言動だけではなくその暮らしぶりです
暮らしぶり?
どういうことだ?
そう思うでしょ?
亀仙人は徹底したミニマリスト(本当に好きなものだけに限定した生活をする人)なんじゃないかなぁと思うのです
まずこれを見てみましょうか
孤島なので隣人などがいません
会いたい人にだけ会う
余計な人間関係を絶っているように感じます
しかしそれは修行のようなストイックなものではなく、あくまで自然体であり「自分の気に入っているものだけ」周りに置いているように感じます
テーブルとソファくらいで床に余計なものは置いていない
本当に家には余計なものは一切ない
あるのは甲羅のコレクションかコレクションの本かな?
これらは亀仙人が本当に好きなものだけである
亀ハウスの地下にはきちんとトレーニングをするところもあって、ポイポイカプセルで持ち運びもできて・・・まさに夢の家
収入はどうしているのか?
その辺も見かけによらず常識人である亀仙人はしっかりとしていると思います
実際、悟空たちの修行をする際にきっちりとバイトをさせてお金を稼がせて食費などを賄っていました
以上のようにマネーリテラシーが高いと思われる亀仙人はおそらく「FIRE(ファイアーの民)」ではないだろうかと推測できます
ちなみに「FIRE」とは・・・「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を略したもので、「経済的自立と早期退職」を意味します。 経済的に自立することで早期退職の実現を目指し、退職後は資産運用などで生計を立てていくライフプランのことです。
弟子をとっているときは、配当所得だけではとてつもない食欲を賄うことができないので、弟子たちに普通の人の数倍の働きをさせることにより食費を賄いつつ自分の資産を上乗せしていると思われます
そんな亀仙人の暮らしぶりに憧れている筆者なのです
まとめ
亀仙人は結構頼りになるいい人であることがわかっていただけたでしょうか?
強さや厳しさだけでなく、時にはユーモアも交えつつわかりやすく人に教える力を持つ
決して偉そうにせずに、人に生き方を強要するでもなくあくまで自然体で人に接することができる人物
そういう人に私はなりたい・・・(宮沢賢治風・・・)
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
参考文献