人生の旅路という表現が意味するように、時に人生は旅に例えられる。映画は、さまざまな人生の縮図。旅をするように楽しむ。日常の、または非日常の暮らしにもっと映画のエッセンスが注がれた…
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2024年2月の記事一覧
映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』
近ごろの日本では「一粒万倍日」を縁起のよい日としてとらえて
開運のためにと 開運行動に勤しむ人も多い
種籾ひと粒から何倍ものお米が収穫できるというところから由来しているらしい
この映画に登場する牧師は
幼くして亡くした息子の命の代わりに
今までに1000人の脱北者の命を救ってきた
福音にある「一粒の麦」のようだと語る牧師
私には 一粒万倍日と似て非なることに思える
一人の命に代わりがいな
映画『こわれゆく女』『フェイシズ』『ラブ・ストリームス』
『こわれゆく女』
体験したことがなければ
とても表現できるものではないはず
しかし、類稀なる群を抜いた演技力と演出力で
見事に世に放った
なぜここまで言い切れるか
それは、私自身があの子どもたちと同じ境遇にあったから
間違いなく、天才の監督と俳優がいた
『フェイシズ』
ヴェンダースは外側の変化から
内側を観る
カサヴェテスは内側の変化から
外側を観る
私は、このように受け容れた
映画『都会のアリス』『まわり道』『さすらい』
ヴィム・ヴェンダース監督最新作『PERFECT DAYS』を観て以来
この監督の映画思想が気になった
『都会のアリス』
『まわり道』
『さすらい』
ヴェンダース監督ロードムービー三部作
人生🟰旅🟰映画🟰芸術
こんな哲学方程式が
どの作品からも、ちらつく
“変化は必然だよ
また会おう ローベルト“
(『さすらい』より)
半世紀ほど前のヴェンダース監督は言葉に頼っていた
しかし最新