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挑戦
出版が決まった絵本『こぐまおのMorning』を、制作段階から完成まで創り上げていく過程を共有し、プロジェクトにご支援いただく方と一緒に、多くの方に愛される物語にしていきたいと考え、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。
簡単ではありませんが、強い想いを持ってやり切ります!
少しでも共感をいただけましたら、是非、プロジェクトにご支援、ご参加いただけますと幸いです!
『ガルと思い出の魔法』#2
季節の変わり目を感じると、ガル は半年後の季節のことを考えることが習慣になった。
ポップなもの、カラフルなもので溢れるデザインスタジオだが、今の時期は少しばかりピリピリした空気が建物内に溢れている。
新しいコレクション発表前のシーズンだ。
次の春夏は、どんなコレクションで世界をワクワクさせようか。
ジャクー はこれを長い期間、独りで向き合ってきたのだから頭が上がらないと、 ガル はコレクシ
『ガルと思い出の魔法』#1
親子の幸せに形があるとすれば、どんな形をしているのだろう?
お日様のような、温かいまんまるの形。
お互いに支え合うような、優しいさんかくの形。
子どもの ガル を、お腹の袋に包み込んで育てている母親の ルーラ の場合は、きっと包み込むような、穏やかなしかくの形。
毛が生えそろってきたばかりの ガル は、ルーラ母さん の袋から出たり入ったり。
外の世界に興味を持っては遊びに出かけ、おなかが減っ
『ライとシーナの雷の約束』#2
いつも呪文だけが響いていた シーナ の作業場は、ライ が遊びに来るようになってからとても賑やかになっていた。
言葉というのは、本当に不思議な力を持っている。
相手と語り合うことは、こんなに楽しいことなんだ。
ライ は、ボルティナのみんなともしっかり話したいなと感じていた。
そんなある日、サンドラに大きな衝撃が走った。
カラクリにて、天気を操る技術、雲をかき消す装置が発明されたのだ。
砂の国
『ライとシーナの雷の約束』#1
空に浮かぶ大きな大きな入道雲。その中には、大きな町があり、その中心には大きなお城がそびえたっている。
天空の城、ボルティナ城だ。
雷獣の王族、ボルティナ家が治めてきたこのボルティナ国では、
下界の悪さを目の当たりにすると、強い雨風と共に、雷を落として懲らしめていた。
昔、下界のあまりの明るさに怒った一族は、
しばらくの間、悪天候でお日様を隠して懲らしめたこともある。
そんなボルティナ国の、
『ピョンキチの好奇心』#2
朝が来なくなってからどのくらい経っただろうか。
こぐまの心配をした 心優しい くまと話をしていて、すっかり朝が来なくなった日常に慣れていたことに ピョンキチ は気がついた。
次の日、気分転換に外の空気を吸おうと、ピョンキチ は家を出て海辺に向かった。
海辺に着くと、ひっくり返ってジタバタとしているロボットが目に入った。
ピョンキチ「おやおや、見ない顔だな 流されてきたのか? 大丈夫かい?」
『ピョンキチの好奇心』#1
波の音が遠くで聞こえる。今宵はとっても静かで時がゆっくりと流れている。
まんまるの星からの明かりがいつもよりも長く島を照らしている。
まんまるの星 ルーナ だ。
朝が来なくなったら、先程のこぐまのように混乱するのが普通だろう。
でも、博識の ピョンキチ には少し嬉しい気持ちがあったのだ。
ピョンキチ は塔にある天体望遠鏡から ルーナ を覗き込み、昔のことを思い出していた。
薄い紫のような神秘
『くまおの宝物』#2
サーフボードの制作には、思ったよりも時間が掛かった。
制作中の日々も、くまお は こぐまおに会いにいき、こぐまおに気づかれないように、ケンケンパなどで遊びながら こぐまお のサイズを測った。
2人は時間を重なる度に、お互いにとって掛け替えのない存在になっていった。
そうして、遂に、サーフボードが完成した。
くまお は次の日の朝一番に、こぐまお に届けに向かった。
こぐまお 「これは サー
『くまおの宝物』#1
いつもとびっきりの笑顔で、不機嫌を知らないお日様の下、毎日、毎日、寄せては返す波の音が心地よく響く南の島、アウバリ島。
みんなの笑顔がとっても良く映えるこの島の南の町に、今日も、明日も、明後日もおやつのパンケーキをとっても楽しみにしている1匹のくまがいた。
くまお 「これからパンケーキ♪ 明日もパンケーキ♪」
毎日おやつのパンケーキを楽しみにしている くまお は、お気に入りの懐中時計をもって
『コテツの魂』テーマ曲 『夜明け』
作詞作曲:takashi shindo
コード進行/編集:Masahiko Watanabe
▼楽譜
Aメロ
夜空に 染み込んでいく 色とりどりの気持ちは
明日の世界創り上げてく
言葉じゃ 表せない色 いくつも折り重なり
朝の幕明け 待ち望んだ
Bメロ
消えた 音を再び照らそう
しまいこんだ声にまた
耳を向けて
夜を裂いて
迎える 鮮やかな光を
サビ
朝日が照らしてく しまい込んだ心のキ
『ブラツキの友達』テーマ曲 『夢物語』
作詞作曲:takashi shindo
Aメロ
見ようとしていないんだ 誰も
可能性は君を傷つけるのかい?
B メロ
この日々を夢中にして
あり得ないこと 信じること
それが当たり前になる
「これから」創るんだ
Aメロ
見ようとしていないんだ 僕も
可能性も僕を傷つけるのかい?
Bメロ
多くの人 夢中にさせて
あり得ないこと 信じること
それが当たり前になる
「これから」創るんだ
サビ
『はじまりの物語』#16
潮風の香りと、暖かい日差しに包まれて目が覚めた。
すぐ隣では、ヒロアキが座ったまま眠っている。
ウェジー「ひろ!!!」
ウェジー の声で ヒロアキ も目が覚めたようだ。
ヒロアキ「ひろ 俺のこと分かるか!?」
ひろ は笑顔で頷いた。
どうやら丸2日も寝ていたらしい。
ウェズ が ヒロアキ のDearingから出てきた。
ウェズ「ひろ! 本当に良かった!!」
ひろ「みんな、心配してく
『はじまりの物語』#15
光を抜けて、気がつくと
歴史の資料でみたような町並みが広がっていた。
よく見ると、あちこちにはアトラクションのような建築物が沢山ある。
あれはジェットコースター? あっちに見えるのは観覧車だろうか?
この町では、多くの人が夢中になって日常を楽しんでいるのが伝わってくる。
ひろ は周りを見ながら歩いていると、突然、男性とぶつかった。
ひろ「ごめんなさい!」
男性「こちらこそ 怪我はないです
『はじまりの物語』#14
海上の上でも、多くの人が忙しなく動き回っていた。
海底地震が発生したのだ。
ウェズは、ひろ達は引き返して来ているのか??
ヒロアキ は気が気ではなかった。
いち早く異変に気が付いた ウェジー は、すぐさま ウェズ に戻るように伝えた。
ウェジー「急いで! すぐに浮上しないと潜水艇が巻き込まれるわ!!
この距離を保たないと、あなたと通信が出来なくなってしまう!」
ウェズ は研究室を