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季節の変わり目を感じると、ガル は半年後の季節のことを考えることが習慣になった。 ポップ…
親子の幸せに形があるとすれば、どんな形をしているのだろう? お日様のような、温かいまんま…
いつも呪文だけが響いていた シーナ の作業場は、ライ が遊びに来るようになってからとても賑…
空に浮かぶ大きな大きな入道雲。その中には、大きな町があり、その中心には大きなお城がそびえ…
朝が来なくなってからどのくらい経っただろうか。 こぐまの心配をした 心優しい くまと話をし…
波の音が遠くで聞こえる。今宵はとっても静かで時がゆっくりと流れている。 まんまるの星から…
サーフボードの制作には、思ったよりも時間が掛かった。 制作中の日々も、くまお は こぐまおに会いにいき、こぐまおに気づかれないように、ケンケンパなどで遊びながら こぐまお のサイズを測った。 2人は時間を重なる度に、お互いにとって掛け替えのない存在になっていった。 そうして、遂に、サーフボードが完成した。 くまお は次の日の朝一番に、こぐまお に届けに向かった。 こぐまお 「これは サーフボード!?」 こぐまお の想像以上の最高の笑顔を見て、くまお は口元が大きく
いつもとびっきりの笑顔で、不機嫌を知らないお日様の下、毎日、毎日、寄せては返す波の音が心…
無機質に連なる無数の工場。 その横にもまた、無機質に連なる団地があった。 案内によると、…
今日も、朝早くから朝ごはんの支度の音が、小さな国に響き渡る。 ここは、機械仕掛けの国カラ…
星空がどこまでも広がっていて綺麗な夜だった。 丘の上の図書館についた二人は、図書館の脇の…
見えないんじゃない。見ようとしていないんだ。 誰も。 今日も、誰とも話さずに1日が終わって…
こぐまお は、くまお に貰った手書きの地図を片手に、 頭にライトをつけたヘルメットを被って…
朝は来なかった。 時計の針は、朝の8時を指している。 天気が悪いわけでもなく、時計が壊れたわけでもない。 朝が来なかったのだ。 こぐまお は、急いで隣で寝ている くまお を起こした。 こぐまお「大変だよ!お日様が来ていないんだ!」 くまお は、また こぐまお のイタズラだと思い、相手にせず、眠りを満喫している。 こぐまお は、お日様を探しに出かけた。 暗い中を歩き進めると、フクロー がバテているのを見つけた。 フクロー「朝がいつまでも来なくて、仕事が終わらないん