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tomado
2017年5月2日 17:40
ある日地球に悪の化身が降ってきた冷酷で無慈悲で鋭い牙と鋭利な爪を持ち邪悪な目をしたその者の体長は約0.1ミリ蟻たちには相手にされなかったがミジンコとはいい勝負だった
2017年5月2日 04:27
あー今日は散々な一日だった鏡の中の俺ひどい顔をしている髪はボサボサで無精ひげは伸びて頬はこけ目の下にはくま「髪切れよ」誰かが言ったあーうるさい「ひげも剃れ」また別の誰か「飯を食え」「ちゃんと寝ろ」うるさい、うるさい、うるさい「お前らちょっと黙ってろ!」この鏡、叩き割ってやろうか背後霊の映る鏡なんて買わなきゃ良かった
2017年5月1日 05:04
すごいソーラーパネルを作った1メートル四方の大きさで物凄い集光能力を発揮するどれくらいってこの大きさで地球に当たる太陽光をすべて集めてしまうお陰で地球は真っ暗なんと氷河期になっちゃったみんな寒いだろうけど僕のお金儲けの為に我慢してねそれからあんまり暗くて寒いと可愛そうだからお正月とゴールデンウィークとお盆はそれぞれ三日間だけソーラーパネルを
2017年4月29日 04:41
まったく新しい歯みがきの登場です一度磨けばそれだけでOKどんなに黄ばんだ歯でもたちどころに真っ白になりますしかも歯を削ったりする事なくとても安心です白い歯はみんなの願いさあ、あなたも今日から白い歯生活始めましょう主成分は白ペンキというとてもシンプルな歯みがきですあなたもぜひ一度お試し下さい
2017年4月28日 04:58
お食事会に招待された招待状にはごく軽装でお越し下さいと書いてある軽装と言われても悩んでしまうやはりスーツが無難かでもこの招待状差出人は?名前を書き忘れたのかそれともサプライズのつもりか会場は森の小道を進んだ先その森へは入った事がないので少しだけ不安だがどうせ友人の悪ふざけだろうヒマだから乗ってやろう私はスーツに着替えその森へと分け入った
2017年4月27日 04:58
一丁目のカフェにはたくさんの猫がいる俺は一人隅のテーブルで友人を待っている中央のテーブルには三人組三丁目のマドンナのハートを射止めるのは誰かと騒いでいるその向こうには髭の似合う物静かな紳士まん丸な目をしたウエイトレスがまたたび酒を運んできたここは猫カフェ俺たち猫が集まる憩いの場所
2017年4月26日 04:55
私は魔法使い魔法を使って色んな事をした人助け環境保護他にも色々人々は私を讃えた魔法使いの学校を開いた生徒がどんどんやって来て魔法をマスターしてどんどん卒業していったそして世界中が魔法使いだらけになった私よりすごい魔法を使う者が増えて私は水準以下の魔法使いになったあーあ教えなきゃよかった
2017年4月25日 05:35
その事件は避暑地のある別荘で起こった殺されたのはその別荘のオーナー巨大企業の会長、毒蝮権蔵凶器は別荘に飾られていたブロンズ像犯人はブロンズ像で被害者の後頭部を一撃別荘にいたのは次期会長と目される被害者の長男と怠け者で嘘つきの次男被害者から多額の借金をしていた被害者の弟そして被害者の愛人毒蝮権蔵は出来のいい長男よりも出来損ないの次男に目をか
2017年4月24日 07:11
西暦2900年犯罪の爆発的な増加を危惧した地球国政府は軽犯罪の厳罰化を決議しその執行をロボットに委ねたそれから100年西暦3000年を迎える記念すべき日に私は処刑されるそしてこの地球から人類は消滅するそう、私は地球で最後の人間その罪名は私の他にもう一人だけ生き残っていた人間の死刑執行を阻止しようとした罪そしてロボットから司法権を取
2017年4月23日 06:13
透明人間になる薬を作ったソッコーで私はそれを飲んだだがその薬は体が透明になるのはもちろんだが私の声は誰にも聞こえなくなるし壁でも何でもすり抜けちゃうつまり空気と一緒私の期待以上に薬は効いたのだ元に戻る薬は机の上に置いてあるけど触る事も出来ない「誰か、助けて!」って、もう100年以上も呼び続けているんだけれど私の地下研究所を知る者はいないこの薬
2017年4月22日 11:00
色んな動物がいるアンドロメダ象カシオペアうさぎここは宇宙の動物園惑星今日は家族でやって来た子供たちが目を輝かせ動物たちを見ている「お父さんこの動物、なんて名前?」「これはキリンだよ」「へー、首が長いんだね。どこの星の動物なの?」「これは地球の動物さ」「地球って?」「昔、火星の向こうにあった星だよ」「ふーん」
2017年4月22日 06:34
コールドスリープの最長設定は100年私はこれを70回以上続けて宇宙を旅した宇宙船は私の開発した加速型エンジンを搭載この船は停止させない限り無限に加速を続けてゆく速度は光の70兆倍以上重力反発装置のおかげでどんなものにも衝突することはないだが新しい発見は何もなかった私はコールドスリープ装置に入ることを止め年老いて死ぬことを選択したそして40年安らか
2017年4月20日 05:04
一つの恋が終わるたびに僕は記念樹を植える思い出を思い出としてとっておくためにそしてその記念樹も今植えたもので20本を数える海を見下ろす小高い丘の上に並ぶ記念樹は僕の青春のモニュメントそしてその記念樹の根元に眠っているのは僕の大切な思い出たち彼女の持ち物をすべて海へと流す儀式を終え僕はまた新しい恋をさがす
2017年4月19日 05:05
僕たちはこの国で生まれたそして少しずつこの国の事を知ったそして色々な疑問を持ったこのままではいけないと思った大人たちはこの国を良くするためにいったい何をしたのかそこで僕たちは立ち上がった子供たちの子供たちによる子供たちのための政治そう僕たちは政治家になった被選挙権?25歳?関係ないよこの国には25歳の人間なんていないからそれどころ