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とある農協の渉外

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#訪問営業

定期積金をとる方法

定期積金は

クレームになっても、途中解約になっても、お客さんには元本が保証されている。

定期積金は

毎月自動での振り替えだから、いくつ契約をとっても、契約と満期のとき以外は仕事は増えない。

定期積金は

いくらからでも始められる。月々いくらでもいい。

定期積金は

何歳の人にだって勧められる。病気に関係なく勧められる。

定期積金は

仕事が有っても無くても、たとえ借金のある人にも勧めら

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夫と話してみる」「どの辺を話します?

悪者に、自ら積極的になろうとする人は少ない。

できれば、良い人でいたい。そう思われたいと思っている人が大半だ。

訪問先で商品をオススメしたとき、きっぱりと断れないお客さんは、断り役を、他の身内を代打に起用する。

・「父と相談してみます」

・「妻に確認してから決めます」

・「息子にも聞いてみないと」

後日、あらためてオススメすると、

・「父が今のままで良いって」

・「妻が納得してくれ

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書道教室の先生、子供に靴を並べる指導

四津川造園の奥さんは、自宅の離れの建物を使って、地域の子供たちに書道や硬筆を教えている。

造園業をやっているだけあって、敷地も広いし、自宅建物も和風建築の立派な建物だ。

70代後半のご主人はまだまだ現役で、トラックを運転したり、ユンボ(ショベルカーの小さいサイズ)を乗りこなしたり、3メートルくらいのハシゴに上って作業をしていたりする。

奥さんは、造園業の方は携わっていない様子だ。

昔は携わ

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時間の確認は、スマホより腕時計で

今は年配のお客さんでも、ケータイ電話やスマートフォンを持っている。

それでも、

①電話に出る

②電話をかける

③写真を撮る

④ショートメッセージを見る

の範囲くらいの機能活用に留まる人が多く、その範囲レベルでも、使いこなす練度は人によってそれぞれ。

だから、僕の日常の感覚で

スマホを

時計として

カレンダーとして

手帳・スケジューラーとして

メモ帳として

辞書・辞典として

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髪は染めるべき

小学生の頃から白髪混じりだった。

髪型もだいだい短髪で、スポーツ刈りだった。

集金先の金井ダイカストで働いている砂原広さんは、30歳独身の方で、本人曰く、「合コンのプロ」だそうだ。

金井さんは支店の地区外にお住まいだけど、仕事場の「金井ダイカスト」が僕の担当地区内にあるため、いつもこちらでの集金。

職場で積み立て貯金をしてくれているお客さんも多い。

自動車整備工場とか幼稚園とか出張所とか

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手帳と財布をカバンの中に縦に入れたい

スーツのポケットに収納できると、いつでも取り出せるから便利。

手帳や財布は、形は体の表面と合わない。

平らな長方形だ。

スーツの生地の方が薄くなって穴が開いたり、手帳や財布の方の形が変形してしまったりと、身だしなみや見た目の印象が、徐々に悪化していくデメリットがある。

最近は、その2つをカバンのサイドポケットに立てて入れている。

ちょうど、形状的に出し入れしやすい。

でも、いつの間にか

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ズボンのポッケにサイフはマズイ

「江藤さんって、サイフっていつも、ケツのポケットに入れてるんですか?」

運転しながら、オンアード桜の町田さんが言った。

もともとはスーツのメーカーだったオンアード桜という会社は、農協と提携している。

初期に比べ、宝石の取扱いが多くなり、現在は指輪やネックレス、ピアスなどのジュエリーのブランドが有名になっている。

宝石の営業マン、町田さんと、今日は2人で訪問営業をしている。

町田さんの営業

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小学生に負けてる。ハンカチ携帯の習慣化

「農協さんは信金さんと違って、バイクじゃなくて車だから、エアコンが効いてるから良かったなぁ?」

白髪のスポーツ刈りで、濃い緑色のTシャツにステテコっぽいズボンを履いた金渕喜三郎さんは、玄関にあぐらをかいて座り、僕の集金の作業が終わるのを見ながら言った。

「それが、支店から近い所を回ってますんで、エアコンが効いてくる前に、すぐ止まっちゃうんですよ。だから、営業車に乗ると中はサウナ状態です(苦笑)

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更地より、建物ある方が税金安いんです

本多昭さんは、昔、単協(単体の農協)だった頃に理事をされていた本多重雄さんの息子さんで、ほうれん草の栽培、出荷をしている。

うちの多呂精支店は、30年以上前に合併が進んで、今は1つの支店の規模になってしまったけれど、その前は市単位、更にその前は1つの支店の建物で、1つの農協として存在し、組合長や副組合長、専務や理事が大勢いた。

昭さんは40代後半で専業農家。

管内では数少ない若手だ。

お父

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オクラ、なってるの見た事ねえのか(笑)

緑区団地は戸建て住宅が等間隔に立ち並ぶ地域だけど、それぞれの家に庭や駐車スペースとか、個性的・特徴的な違いがある。

団地の地区の一番南で、日当たりの良い立地に家がある山石光一さんの家では、車1台の駐車スペース以外は、全て畑にして家庭菜園を楽しんでいる。

前に建物更生共済の請求手続きを行った。

ようやく共済金の振り込みまで全て終了し、そのことの報告に立ち寄った。

光一さんは畑にいた。

大分

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番犬ならぬ番蛙

「家の光」は、農協の渉外担当者が毎月お届けしている農協の家庭向け月刊雑誌。年間購読で約9,000円。

この雑誌を、1か月の間に購読契約者のお客さんにお届けしているけれど、月末になって、まだお届けできていない何冊かが。。。

今月の月末は土日が重なっているお陰で、集金も多くなってしまった。

こうなったら、時間を割いてでも、段取りをしっかり組まないといけない。

支店を出掛ける前に、机の上で返すも

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急ぐと碌なことが無い。契約は早い方が

やった、契約をもらえる!

そうなったら、最初の頃は1日でも早く契約を入れたいと、急いで準備をして、窓口の職員にも無理に当日の契約処理をしてもらっていた。

そして、大抵の契約で不備が出て、あとでアポを取り直して再訪問したり、1から契約手続きをやり直したり。。。

共済は保障なんだし、今日や明日でどんな事故や急病があるか分からないから

と、実績を早く上げたいことへの言い訳をして、いつもいつも不完

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歩きで交通事故も、自分の車の保険から

地元で食堂を経営している中原辰郎さんが、散歩のときに交差点で曲がろうとした自動車にぶつかり、転倒した。

幸い、命に別状はなかったそうだけど、転倒した際に右足を骨折してしまったそうだ。

相手はケガも損害も無いらしい。

「歩行中の交通事故」

ふと、その言葉が引っかかった。

共済の保障範囲で、そんな言葉を目にした記憶がある。

「なんだっけ・・・」



思い出した!自動車共済の人身傷害保障

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家の光が配り終わらない。。。

毎月お届けする農協の月刊雑誌「家の光(いえのひかり)」は、担当地域だけでも50冊はある。

1センチ近く厚みがあり、月によって別冊付録がある月はその1.5~2倍の厚みになる。

1年ごとの年間購読契約をしてもらっているから、1年間はお届け先は毎月同じ家。

1か月の間で、伺う用事は家の光だけっていうお客さんは数件しかない。

毎月の集金とか、代理店巡回とか、相続相談対応とか、年金共済の受け取り手続

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